誰もが経験する「子どもに怒ってしまった後の自己嫌悪」。
実は、その怒りは「我慢」の積み重ねから生まれた大切なサイン。あなたの心が発している「もう限界だよ」というSOSなのかもしれません。子育てと感情の関係について、心理学の視点から見ていきましょう。
怒ってはいけない?その思い込みが関係を歪める
のんちゃん先生、子どもに怒ってしまった後、自己嫌悪に陥ってしまいます。どうしたらいいですか?という質問が来てます。


本当にたくさん聞くんですよ。本当にたくさん聞くし、なんならその、お母さんとお子さんのやりとりを私が目の前で見ていて、私として思うこととしたら『お母さん、怒ったらいいのに』って思うところで。

私が見ている限りでは、お母さんは優しく対応して、その後に『こういう場面で私いつも怒っちゃうんですよ。もっと私が受け止められたらいいのに』と。受け止められちゃってっていう相談を受けること多いんですよ。『いや、怒りましょうよ!今のはだってわがままでしょうよ』みたいな時にも。

やっぱりなんかこう、今『怒っちゃいけない』っていう風潮って強いなと思ってて。で、怒るっていう、怒りっていうエネルギーって何で起こってくるかっていうと、その前に悲しみとか悔しさとかあるんですよね。
感情の氷山:見える怒りの下にあるもの

その2次感情って言うんですけど、怒りっていう。『どうしてわかってほしいのにわかってくれない』『私が大切にしているものをないがしろにしてきた』『こんなにやってるのに何なのそれ』っていうの、悲しみを表す生きるための感情として出てくるのが怒りなんですよね。

でこの怒りが湧き起こった時に、『こんなこと思うのがいけない』って絶対に押し込めない方が良くて。それすると、どんどんどんどん自己犠牲になってくるんですよ。『これ言われても言っちゃいけない』『これ言われてももっと自分が頑張んなきゃ』ってなると、もうね、こんな苦しいことはないっていうくらいに。

子どもたちの理不尽なわがままとか、自分勝手な行動みたいなのに、お母さんたちが振り回されてる。なんかもう、子どもたちが王様で子どもたちがお姫様で、お母さんが奴隷みたいな感じになってってるっていう姿を本当によく見るから。お母さん、怒っていいよって、すごい思います。

怒るということの、なんでそんな『怒るっていうことが悪い』って言われてるかというのには理由があると思っていて。怒ることの弊害は相手の反逆心を生むんですよ。怒られた、上からここなんかガーッと怒られた、怒られると『ちっくしょう、こっちだ!』ってなるか、『怖い怖い怖い、黙ってよ』ってなるかっていうことを生みやすいのが怒りっていう感情だなと思うんです。
バランスのとれた感情表現を目指して

だから理想としては、怒りを感じたその自分の『一体何が踏みにじられたの?何が悲しかったの?何が悔しかったの?』っていうところを分かった上で、それを子どもが理解しやすいように伝えるっていう努力をすることとか練習をすることっていうのは、子育てとかパートナーシップにおいてはすごい大事なことだと思うんですよね。

これが日本って、割と『怒っちゃいけない』『感情をあらわにするのは恥ずかしい』みたいな文化があって。それ自体には悪いことだとは思わないんですけど、あまりに優しい人が抑え込みすぎる。
過度な我慢がもたらす教育の落とし穴

子どもって、そうなってくると、どこまでも『これも許してくれるんだ』『あれも許してくれるんだ』『これも大丈夫なんだ』って言うと、どこまでも自分勝手になってくるんですよ。

で、『これも耐えなきゃ』『あれも耐えなきゃ』『これも耐えなきゃ』ってなっていくと、だって、ご飯作ってるのお母さん、洗濯掃除してるのお母さん、朝起こしてあげてるのも、送り迎えしてるのもお母さん。なんならパートも頑張ってるのに、『この牛乳、甘さが足りない』とかっていう子どもの『分かったよ、じゃあハチミツもうちょっと足すね』みたいな、何様だよって思うんですよね。
適切な境界線を設ける勇気

怒っていいですよね。怒っていい。『その言い方は何なの?』って。『私、これもして、これもして、これもしていて、あなた今何もしていない。その言い方は嫌です』っていうのは伝えた方がいい。

とかあとは、例えば忘れ物をして持ってってあげた。子どもが忘れ物をしてね、保育園とか小学校とかに届けてあげた。届けてあげた。『それいらないし、それじゃないし』って言ったとしますよ。『何様だよ』と。

で、『それじゃない』と思ったことはいいよ。『言い方があるよね』って。『そんなことされたら、二度と持ってくるものか』と人は思うんだよ、っていうのは伝えた方がいい。
現代の子育てに必要なコミュニケーション法

それを『何、その言い方は生意気なんだよ!バシー』みたいなの。昭和の時代の世界で、それをやっても通用しないというのもその通りだと思います。でも『今のことを言われて悲しかったし悔しかったよ。私は、そんなあなたにも今日はご飯を作る気持ちにもなれないんだけど、どうしたらいいと思う?』って言って、『ごめんね』っていうのが子どもから出て、

『わかったよ、次はどうしたらいいのかな、私たち』っていう話し合いをした方がいい。共に心地よく生活していくための学びを一緒にしてるんですよね、子どもとお母さん。
健全な関係の基礎:互いの尊重

そう、パートナーシップも本当に同じだなと思うんですけど。我慢すればするだけ、相手は『これもしていい』『あれもしていい』『それもしていい』っていう風になるのが人間関係なんですよ。

我慢するんじゃなくて、このモヤモヤとかイラってきた感情が本当に悲鳴を上げてるわけですよね。『辛かったよ、今』っていうのをちゃんと表さないと。あなたの心が『辛いよ』っていう悲鳴を上げているものを押さえ込むのは本当に良くないと思う。
感情との向き合い方:自己理解のステップ

からそれが生まれた時に、『何が辛かったかな、今?』『何にイラッとしたかな?言い方かな?態度かな?その前から積み重ねたこれかな?』みたいなところを自分で。

一旦我慢するのは別に悪いことじゃないと思いますよ。アンガーマネジメントで『7秒我慢しろ』とかって言うじゃないですか。それで一旦、回のその一時的な感情の高ぶりっていうのを一旦沈めた後で、それを『我慢しなきゃ』『こういうのでイライラしてる私が小さい』とかってなっちゃいがちなんですよね。

私もその性質すごい持ってるんですけど。その後に『でもイライラしたよね』と。『伝えたいことは何だろう』っていうことに気づくっていうのがすごい大事。
自分の感情を大切にする練習

それをどうやって伝えたら、もっと明日、明後日が、この一緒に生きていくためにより良い未来になるだろうと思った時に、やっぱり伝えた方がいいなと思うことは伝えた方がいい。

だって、1日2日で終わる関係性じゃないから。横断歩道で肩が当たったから怒ってる親父に対して、たまにいるじゃないですか。『あ、当たったんだよ』とかって言ってる人。で、そういう人に対して『ちゃんと建設的に伝えなければ、これは悪いことだ』みたいな、それ必要なわけですよね。もう二度と会わないかもしれない、なんか変な突風みたいなのに吹かれてしまった、『ふー』みたいな、落ち着けるみたいなのが必要だと思うけど。
長期的な関係づくりのための感情表現

お子さんとか一緒に住んでる家族って、来年も再来年も一緒にいるわけじゃないですか。でその人に対してイライラとかモヤモヤっていうのを感じたら、ちゃんと『何にモヤモヤしたの?』っていう部分を『どう伝えよう』っていうのがすごい大事なところで。

それを怒り散らしても、怒り散らしてもしょうがないっていうのもその通りだと思う。でも『怒っちゃいけない』は違うと思うんですよね。
感情表現が子どもに教えること

で、普段怒らないお母さんがそれだけ怒ったんだとしたら、結構大変なことをしたんだって子どもはわかるし。その後に『ごめんね、ちょっと突然すごい怒ってびっくりしたかもしれないけど、お母さんが怒ったのはこういう理由だよ。分かってくれたら嬉しいよ』って言った時に。

お母さんのこととかお父さんのことが大好きなんですよ、子どもは。大好きな人を怒らせたっていうのは、その辺にいるおばちゃん、おじいちゃん、先生とかと怒るのとわけが違う。『あー、まずかったんだ』って。『じゃあどうしたらいいんだろう』って考えることっていうのが。
感情表現が育む子どもの社会性

その子の未来、いろんな人と付き合っていく、将来いずれ自分も家族を築いていくってことに時に、『こんなに人をないがしろにしちゃいけないんだ』とか、『やってもらって横柄な態度を取っちゃいけないんだ』っていう学びはした方がいいんですよね、生きていくために。

怒って自己嫌悪しなくていいと思います。大事なのはそれがお子さんに伝わったかどうか。なんでこんなに自分はイライラしたのかっていうところを、ぜひ大事にしてほしいなと。
一人で抱え込まないための支援

それが何だったのか分かんないんだけど、毎日イライラするんですっていう場合は、ぜひ相談会に来ていただいて一緒に話しましょう。自分一人だとなかなか何でだったかっていうのにたどり着けないことってあるし。

そのくらい日々日々自分のやりたいこととかってのをぎゅっと抑え込みながら頑張ってたりすると、この突然『ばっ』ていう感情が沸き起こって、自分でも『何でだったんだろう?あんな言い方をしたかったわけじゃないのに』ってことは起こるのが、人と共に生きていくという過程だと思うので。ぜひぜひ一人で抱えないでくださいって思います。
まとめ:あなたの感情を大切にする子育て

怒ることへの自己嫌悪はしなくていいと思います。もし『あんな言い方したくなかったのに』って思うんだったら、そのままお子さんにそう思った時に伝えればいい。『あんな言い方したくはなかったんだけど、でもこれが悲しかったんだよ。びっくりさせたとしたらごめん。でも次からはこういう風にしてくれたら嬉しいとお母さん思うんだけど、どうだろう?』っていう話をしたらいい。

感情が動くっていうのはすごい大事な機能です、人間の。嬉しい方もそうだし、ネガティブな怒りとかっていう方もそう、悲しみとか。これをお母さんが我慢すればするほど、お子さんたちが何でもしていいんだになっちゃう。それこそ何でもしていいんだがどこまでもどこまでも行ってしまったら、お母さん毎日が辛すぎますよ。本当に奴隷のように子どもたちの自分勝手に付き合わなければいけないことになっちゃう。

だから自己嫌悪しなくていいと思います。ぜひご自身の動いた感情を大切に。『なんでイライラしたのか』『なんで怒りを感じたのか』っていうところを大切に。なかなか一人だとなんでだったのかわからないっていう場合は、ぜひ相談会に来ていただきたいなって思います。

公式LINEだと月に3名、無料相談会開いてますし、オープンの会になっていただくと次に1回相談会を必ず開いてますので。そこで『何で何だか分からないんだけど、こういう時に』って話していただいたら、一緒に何が起こってたのかなっていうのを考えることができるし。その時どうやって伝えれば伝わりやすいんだろうもう考えることができるので。ぜひぜひ一人で抱えずに話していただけたらなっていうふうに思います。
ありがとうございます。


自分自身が大事に思っていることっていうのを知ることだね。それを子育てって、とっても教えてくれる、ラブタスクと言われる部分。アドラーが言う深い人間関係なんだ。共に生きていくという課題が、子ども、パートナーシップ。

そこでどうしてもイライラすること、悲しいとかっていう部分に対して、建設的に相手に話すことができるようになりましょうっていう練習なんだよね、親の。そこをね、自己嫌悪ばかりしてても何も進まない。
Youtube「おしえてみかん先生!」
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