【だからできない】片付けしない子への接し方間違えてませんか?【伝え方】

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子供が片付けができなくて困っている、という親御さんは多いのではないでしょうか?

今回は

片付けしない子や、子供がしなくて困っていることへの対処法

についてお伝えします!

先生、視聴者さんからの質問です。「うちの子、ちゃんと片付けを、してくれないんですけど、どうしたらいいんですか」という質問が来てます。

生徒T
生徒T

片付けしない子への間違った接し方

みかん先生
みかん先生

そうですね。片付けなかったときに、どう対応しているかがすごい大事だなと思います。

というと、

生徒T
生徒T
みかん先生
みかん先生

例えば「片付けしなさい」で「やだ!」「片付けしなさい」「やだ!」で「しょうがないな。じゃあ、今日はお母さんが片付けとくから、次からしなさいよ」だと、たぶんずっとしない。

なぜかというと?

生徒T
生徒T
みかん先生
みかん先生

だって、してくれるじゃん、お母さん。

口では「やりなさい」と言うけど、やらなくていいことから、逃れられる。

生徒T
生徒T
みかん先生
みかん先生

例えば散らかしたまま、その子が寝ちゃったとすると、お母さんが片付けておくとかということだと、たぶんしない。

するようにはならない。

生徒T
生徒T

そもそもなんのためにどの程度の片付けしてほしいのかを伝える

みかん先生
みかん先生

なんないんじゃないかな。じゃあ、そもそも、片付けって、どのくらい必要ですか?って話で、だって別にゴミ屋敷にだって住めるわけだから、しなくたって、生きていけることじゃないですか。じゃあ、なんのために、どの程度の片付けが、そのご家庭で必要とされているのかって話を、ちゃんとした方がいいなって思います。

みかん先生
みかん先生

私自身、すごい片付け苦手なんで「片付けしなさい」って言われても「いや、私これで大丈夫だし」って思っている場合はしないですよね。だから、片付けっていうのが、どうして必要なのか「もうちょっと片付けして」って思っている親御さんが、どこに必要性を感じてるのかっていう所を、きちんと伝える必要があるのと、その上での「じゃあ、どこまでならできる?」っていうお話をしていくことが、すごく大事かなと思います。

何に困るのか、その上でどうするかを話す

みかん先生
みかん先生

例えばその子のお部屋があるとして、私の考え方だと、お部屋はいいんじゃないのって。困るの自分だし。ただ、皆で使っているテーブルとかに、そのままその子が、ブワって汚したまま、散らかしたまま、例えば寝ちゃったとして、だとすると、これ、どうするかですよね。それを「もう、しょうがないわね」と言いながら片付けて、後から「片付けしなさいって、言ったでしょうが」って言っても、たぶん直らない。その子自身が困ってないから。

みかん先生
みかん先生

やっぱりそこは伝える必要があって、私だったら、そのままにしたら、ボックスを用意します。その後、そこでお食事するのに、散らかしていたら、こっちは困るわけじゃないですか。だから、それをボックスを用意して「次やったら、捨てるもの」っていうボックスに入れておきます。

みかん先生
みかん先生

「だって本当にここに置かれていると困るから、ここに置くのだったら、次は捨てます。そうすれば、私は困らなくなるから」「それ、困る」って言ったら「じゃあ、どうしようか、考えよう」って。「ここは困る。自分の部屋はいいけれども」みたいな、何にこっちが困っているかみたいな所を話すとか。

みかん先生
みかん先生

あとは、お菓子の食べかすを、ブッ散らかすみたいな話で言うと、虫が湧くんだみたいな話ですよね。だから、この結果、何に困るのかというのをお話して、その上でどうするかを話していった方が良いなと思います。だから、やってあげちゃうというのは、私は横の関係じゃないなと思うんです。

大人だったらどうするか?横の関係で考えてみる

横の関係っていうと。

生徒T
生徒T
みかん先生
みかん先生

横の関係っていうのは、縦って言うと、上から見て「ちゃんとしなさい」って言うのって、上から見た命令だったりするわけです。

親と子みたいな。「それはお前が悪い」って。

生徒T
生徒T
みかん先生
みかん先生

そうそう。「やれないんだったら、私がやります」っていうのは、わりと親が下の縦の関係になっていたりする。横って一緒に生きていく。同じ人として、一緒に進んでいく存在として見るということで言うと「ここは、皆で使うものだから、こうやって散らかしているととても困るので、次からはこうしてもらえると助かる」と言って、やらない場合は「そうしたら、これはどけておきます」とか「もう、私のものにします」とか、できる話かなと思います。

みかん先生
みかん先生

私いろいろ見ていて思うのは、例えば帰りの支度をする時でも、お友達の家に遊びに行って、帰る時間です。「自分の荷物まとめて。帰るよ」と言った時に「やだー。もっと遊びたい」と言ったとして「いやいや、荷物まとめて、帰るよ。もう時間だし」と言って「やだー。私、もうちょっと遊ぶ」とかと言って、自分の荷物をまとめないという時に、わりと「もう、時間だから」と言いながら、その子の荷物をまとめているお母さんとか、よく見るんですけど、これも縦の関係だなと思うんです。

みかん先生
みかん先生

横っていうのを考える時に、じゃあ、ご自身の友達同士で同じことをしますかって話で、例えば友達と一緒に遊んでます。誰かの友達の家に行きましたという、大人同士の友人です。「じゃあ、荷物まとめて帰ろう」といった時に「やだー、もっと遊んでいたい」というお友達がいたとして「しょうがないな」と、友達の荷物を詰めますかという話。馬鹿にしてない?

みかん先生
みかん先生

放って帰りますよね。「私時間だから、帰るね」って言って、あとは、置いていくなら置いていくで、自分のものにしちゃえばいいですよね、その荷物。どこかにまとめて置いておいて「取りに来ないんだったら、捨てるよ」くらいな話になる。

みかん先生
みかん先生

じゃあ「置いて帰るって、子供にはできないじゃないですか」ってことで言うと、例えば友達の家の場合「あのね、お母さんは40分には家を出て、電車に乗らないと、すごく困ります。ここに残るのであれば、このお家のお母さんに『泊めてもらえないか』という交渉を自分でしてください。それが『駄目だ』と言われた場合は、あなたは今日どこに帰って寝るのという話になるよ」という、

みかん先生
みかん先生

結末どうなりますよっていう解説を、ちゃんとしてあげれば良い。子供はよく分からなくって言っているから、例えば終電で「帰りたくない。やだー」と、例えば飲んでいて、一人大人が言ったとすると「そう。私は終電で帰ります。それでは」って、帰るじゃないですか。

みかん先生
みかん先生

その結果、どうなるのっていったら、道端で寝てもいいし、家主に「お願い、泊めて」と言ってもいいし、どこかの快活クラブか何かで、泊まってもいいし、タクシーに高いお金を払って、帰ったりする選択肢が大人だったら生まれるじゃないですか。それ、自分でなんとかするしか、なくなりますよね。

みかん先生
みかん先生

子供も一緒だと思って、だから、子供にはその解説をしてあげる。「このままいくと、お母さんは帰ります。一人で電車で帰る場合、このような道順になります。頑張ってくださいね」なのか、もしくは「泊めてほしい場合は、ここのお母さんに『帰るのが嫌です。泊めてください』とお願いしにいってください。『それは迷惑です』と言われたら、ここにはいられないことを、認識しなさい。それで、お母さんは、もう時間ですけれども、どうしますか?」と言った時に、

みかん先生
みかん先生

子供が「嫌だ」と言ったら「ああそう。では自分でなんとかしなさい」と置いて行っちゃう。わざと置いて行っちゃうな。本当にドアを出たあたりで、そのお母さんと電話で連絡取りながら、待ちますよ。でも、そのくらいの横の関係で「これをしたら、こうなるよ」というのを、伝えていくっていうのが、すごい大事かなと思います。

みかん先生
みかん先生

だから、例えば公共施設を使って「嫌だ。片付けるの嫌だ」と言って、そのまま大人がその施設、散らかしたまま出たら、どうなるかというと、厳重注意が行きますよね。「もう次このように散らかすのだったら、ここは使わないでください」って、公共で借りている場所だったら、言われますよね。

みかん先生
みかん先生

それと同じことをすればいいわけです。次は捨てますというボックスに入れるのは「ここは公共の場所です。そこをこうやって散らかしたのであれば、次は、使えなくなりますよ」ということを、言うわけです。

みかん先生
みかん先生

それって、大人になったら当たり前の話だから「これをすると、こうなるよ」というのを解説した上で、本人が選ぶっていうのを繰り返すっていうのが、すごい大事だなって思います。

子供にどうやって伝えるか?解説する・説明するコツ

それ、解説するのって、結構エネルギーが要るというか、難しそうだなというのを、聞いてて思うんですけど、解説する時のコツとかって、あるんですか。

生徒T
生徒T
みかん先生
みかん先生

これ、大人だったらどうなるかを考える。

ああ、なるほど。

生徒T
生徒T
みかん先生
みかん先生

大人だったら、私は、子供と接している時は、いつも考えますね。これ、どうしようかなと思う時って、これを私が普通に大人としてやったら、どうなるんだっけ?って。

みかん先生
みかん先生

例えば一緒に友達と食事を作りました。皆片付けています。「一緒に片付けよう」と言った時に、子供が「嫌だ。片付け面倒くさい。嫌だ」と言ったとしますね。そういう大人がいたら、どうですか?

みかん先生
みかん先生

一緒に皆でバーベキューしました「片付け皆でやろうよ」と言った時に「嫌だ。片付け面倒くさいからやらない」って言ったら、その大人って、次どうなるっけっていったら、それ以外の特技があって、それ以外の所で必要とされているから「しょうがないよね。〇〇さんはいつも片付けはしないけれども、でも、ここで頑張ってるしね」だったら、大人としては認められる場合もあるけど、

みかん先生
みかん先生

大体は「あいつ嫌だよな」って「面倒くさい時になるとさ、嫌だとか言って、ごまかしてやらないよな」って話になった時って、次誘われない。「だって、あいつ、面倒くさいこと、やらないからね」って。そうなるよって。

みかん先生
みかん先生

だから、私はそのまま伝えます。「面倒くさいことはやらないっていうのは、すごく次からは、ここに来てほしくないなって思うし、一緒にやりたくないなって、正直思う。どうする?そう思われてて良いのかな」って「いいもん」っていったら「ああそう。じゃ、次は、一緒に作るのにも参加しないで。そっちは楽しくやっていて、片付けはやらないっていうのだったら、次は、作るにも参加しないってことで、よろしくお願いしますね」と言う。

みかん先生
みかん先生

「いいもん」って言ってやらない場合は、次、参加する場面になった時に「あ、できないよ。だって、この間『いいもん』って言ったんだよ、自分で。参加しないで」それでワーって泣いたりするんですけど、泣かれても「自分で選んだことだからね。見てて」って言って、皆で楽しく作っている所は、泣いているのはしばらくそのままにします。

みかん先生
みかん先生

「だって、自分で選んだことだよ。『いいもん』って言ったんだよ」それを本当に、そのまま最後までするかっていうと、これは学びなので、言ったことは本当になるっていう学びなので、ひとしきり10分くらい皆で楽しく作った時に、声をかけに行きます。「どうする?こういう時どうしたらいいと思う?」って。

みかん先生
みかん先生

その時に、だいたい「分かんない」って泣くから、その時にまた解説です。「何か間違った選択を自分でしちゃったなと。そのせいでこういうことを、招いちゃったなという時には、自分で謝るってのが、すごい大事です。ごめんなさいだけじゃなくて『これこれがごめんなさい。次からはこうしようと思います。一緒に入れてください』と自分の口で言ってください」と言って

みかん先生
みかん先生

「次からは、ちゃんと片付けもするので、一緒に作るの入れてください、ごめんなさい」と言ったら、「よし。よく謝れた。一緒にやろう」ってやった時に、次の片付けは、だいたいします。

みかん先生
みかん先生

だって、嫌じゃん。また、作るのに入れてもらえないとか、また泣いて謝るのは嫌だから、次から片付けをする。「片付けしよう」と言った時に「はーい」と言って、した時に「良かった。伝わって良かった。これで嫌なことも、楽しいことも一緒にできると、仲良くできる友達がどんどん増えるね。よかった」というふうに伝えるだけです。

みかん先生
みかん先生

だから、解説は、本当に大人としてこれをやったら、どうなるかを考えるんです。そうすると、この子たちに、それを子供版だけどなるべく体験ができるようにする、その結果を。自分で体験した上で、自分で選ぶという機会を作るようにする。

みかん先生
みかん先生

これ「面倒くさいな」とか「時間がかかるな」と思うかもしれないんですけど、毎回「片付けしなさいと、何度も言っているでしょう」と言い続けるか、もうその子って、それで学んでいるので、それ以降ってあんまり「片付けしなさい」は、必要なくなるんです。

みかん先生
みかん先生

だから、1回目ちょっと時間がかかるかもしれないけど、その後、自分で考えて片付けをするようになるのか、ずっと「片付け」「片付け」と言い続ける方を選ぶのかっていう問題かなというふうに思います。

まとめると・・・

子供がしなくてこっちが困っているということがあった時に、「じゃあ、これ、大人でやったらどうなるかな?」と脳内で置き換えてみる。

考えてみて、困らない場合は、いいんです。自分の部屋が汚い。とにかく自分の部屋が汚くて、自分で踏んで「痛え」とか言ってて、困っているように見えるんだけど。という場合、大人で考えるとどうかな?と。

一人暮らしを始めて、自分の部屋が汚い。「痛え」と困っている。「いや、知らねえし」って話じゃないですか。それ、別に困らない。ずっと汚い部屋で、生活すればいい話だと思うと「自分の部屋はいいんじゃないの」っていうことになったり「これは別にいいか」ってことだったりするんです。

でも、これをこのまま続けていった時に、人と一緒に使っている所を汚して、そのままにする。公民館を借りたりした時や、お金払ってシェアハウスとか、そういうのを借りたりしたときで言うと、追い出されるだろうなとか、捨てられるだろうなと思うものは、本当に捨てるまでには、何回か「こうなるよ」っていうのを、提示していく必要がある。

大人だったらどうなるを想像して、その結果がなるべく、大人と同じように体験できる機会を作る。

機会を作った上で「それであなたは、どっちを選択するの?」って機会を、たくさん作っていくし、子供は分からなくてやっているから、「このまま行くと、こうなるよ」っていうふうに、解説をして「で、どっちを選ぶ?」っていうのを、繰り返していくのが、子供が自分自身で「やろう」と思うきっかけになるのかなというふうに思います。

ありがとうございます。
ちなみに、みかん先生の部屋は。

生徒T
生徒T
みかん先生
みかん先生

みかん先生の部屋ですか。私の部屋は、たいてい散らかっています。

どれくらい?

生徒T
生徒T
みかん先生
みかん先生

私なりには、整理整頓されているんです。

物が、何か踏んで「痛!」ってなるレベルではない。

生徒T
生徒T
みかん先生
みかん先生

たまになる。私の部屋は、うちの旦那さんも「ここから先は、知らねえぞ」って言ってるし、「でも、人が通る導線というのは、よけておこうね」みたいな、人が通れるように。だから、共同スペースに、例えば私がウイスキーの4リットルボトルとかを置いていると、私のスペースに移動されている。そこに置いてあったら「ごめん、昨日ちょっと酔っ払って、置きっ放しだったね。ごめん、ごめんなさい」と言うと「本当だよ」みたいな感じ。困んないよ、部屋が汚くても。虫が湧いたら困る。


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