【共通の課題にしよう】子どもに本を読ませたいのはおしつけ?親がどう関わるかが重要です

「うちの子、全然本を読んでくれない……」 「どうにかして読書好きになってほしいけど、無理やりやらせるのは『押し付け』な気がする」

わが子に豊かな世界を知ってほしいと願う親にとって、読書の習慣づけは永遠のテーマかもしれません。しかし、その願いが強くなるほど、「これは子どもにとっての幸せなのか?」「親のエゴではないか?」と考えることはありませんか?

この悩みに、アドラー心理学の核心的な考え方である「課題の分離」という観点から、明確な答えを導き出します。

みかん先生、はい。子どもに本を読ませたいんですけど、これって押し付けですか?

生徒T
生徒T
のんちゃん先生
のんちゃん先生

うーん、なんかその質問はすごく多くて。いや、押し付け、押し付けったら押し付けですけど。そうですね、アドラー的に言えば、アドラーの「課題の分離」っていう考え方で言うと、課題の分離っていうのは、みんなこう自分の課題に集中しましょうと。で、人の課題に勝手に介入しない、人を勝手に介入させないっていうのが課題の分離なんですけど。

のんちゃん先生
のんちゃん先生

それで言うと、その「本を読ませたいんだけれども、これって押し付けですか?」については、本を読ませたいと思っているのは親御さんの課題。で、本を読むか否かはお子さんの課題。なので、例えばですよ、お子さんはテレビ見たい、YouTubeやりたい、ゲームやりたいって言っているのに、「だめだ」って言って消して、「本読め」ってやったら課題の介入です。

のんちゃん先生
のんちゃん先生

そうやったって、じゃあそうやってこう無理やり広げられた本を「うわあ、読む」って言って子どもが楽しそうに読みますか?って言うと、大体読まない。そして、自分の時間を奪ってきて、よくわからないものを押し付けてくる「戦うべき相手」と認定されてしまう。みたいなことが起こって、結局「本を読んで欲しい」という目的も達成されない。

のんちゃん先生
のんちゃん先生

じゃあ、親御さんの課題は、いかに子どもが「うわあ、本読みたいな」と思って本を開く、そしてその本に夢中になるっていう風になるための作戦を繰り広げ続けるっていうのは親御さんの課題。なので、その作戦を繰り広げまくったらいい。読ませたい、読んで欲しいのであれば。

のんちゃん先生
のんちゃん先生

これは本じゃなくても、勉強だったりとか、親御さんのやってほしいスポーツだったりとか、何でも当てはまりますよね。そう、何でもそう。「挨拶してほしい」もそうだし、あの「笑顔で喋ってほしい」とかもそうだし、「行儀よく食べてほしい」とか。「乱暴な言葉を使わないで欲しい」とか全部そう。「部屋の片付けをしてほしい」とか。

のんちゃん先生
のんちゃん先生

もう親御さんがそうして欲しいと思うのであれば、相手が自主的にそうするために一体自分は何ができるだろうと、自分の「できること」にフォーカスする、自分の「できること」に集中するっていうのが、課題を分離して自分の課題に集中するっていう、人生の主人公としての生き方なので。もう親御さんが本を読ませたいと、読んで欲しいと思うのであれば、ありとあらゆる作戦を生涯繰り広げ続ければいいなと思う。生涯。本当にそれして欲しいのであれば。

のんちゃん先生
のんちゃん先生

それは押し付けじゃないんですよ。だってそれして欲しいんでしょ?っていう。これもう「うちの子本当に本読まないのよ」って言っててもしょうがない。

悩む必要はない。作戦を繰り広げる、

生徒T
生徒T
のんちゃん先生
のんちゃん先生

そう。だって本読まないって言ってても、読むようにはならない。

例えば本で言うと、「あ、こんな本あってすごい面白かったよ」みたいな感想を伝えるだったりとか。

生徒T
生徒T
のんちゃん先生
のんちゃん先生

いいね、いいですね。

あとはテレビでやってたアニメだったり、映画だったりの原作を見て、「ここ実はこう原作だとこういう表現されてるんだよ」とか言うとか。

生徒T
生徒T
のんちゃん先生
のんちゃん先生

めっちゃいいじゃん。だから、その例えばそのお子さんが、今新幹線に夢中だったら、まず新幹線の図鑑からね。「これどう?本ってさ、こうやって、こうやって書いてあってさ、面白いね」とかお子さんの興味の深いところへ持っていくとか、色々作戦はやりようがあるんですよね。

確かに。

生徒T
生徒T
のんちゃん先生
のんちゃん先生

よく聞くのは、自分がいいなと思う本を、こう勝手に子どもの部屋までの通り道に本棚を作って置いとくとかね。子どもがくつろいでる時に机にこう色々置いてみるとか。

ああ、手にしないかなと願ってやってみる。

生徒T
生徒T
のんちゃん先生
のんちゃん先生

やっぱりお父さんのとかがすごいあの充実していたご家庭って、子どもが勝手に昔から老子の本とかあの読んでました、みたいな。「老子の兵法」とかをちっちゃい頃から実はなんか気になって読んでて、みたいなことって結構なんか昔を振り返ってみたいな話で出てきたりする。

自分はその口ですね。

生徒T
生徒T
のんちゃん先生
のんちゃん先生

確かにね。それも作戦だったかもしれないですよ。

なるほど。

生徒T
生徒T
のんちゃん先生
のんちゃん先生

うん。そういう点で言うと、僕高3の時に全く勉強しなかったんですけど、高2の末か、母親が1冊の本を僕の机の上に置いてたんですよ。その本読んだきっかけで勉強始めたんですよね。

素晴らしい作戦ですね。

生徒T
生徒T
のんちゃん先生
のんちゃん先生

だから親の作戦にまんまはまってるんだ。

のんちゃん先生
のんちゃん先生

はまってね。そう。で、なんか自分はずっと本好きだったんだ、みたいなこうセルフイメージになるっていうのは最高。だからありとあらゆる作戦をやってみるっていうのは別に押し付けではなくて、思います。

のんちゃん先生
のんちゃん先生

親御さんとか先生方に伝えるのは、やっぱりその自分のお子さんとか、関わりをすることになったお子さんにって、やっぱあの同じ時代をこのように一緒に学ぶ立場として生きているわけだから、あのおすすめ何にもしちゃいけないって、ど、どんな関わり方ですか?って思うんですよ。自分がいいなって思うものを相手に進めちゃいけない関わり方って、すごい寂しいじゃないですか。

のんちゃん先生
のんちゃん先生

関わり合って、「自分ってこれが素敵だと思ってるんだよね」って。「あ、素敵さちょっと伝わった。嬉しい」って。「あなたはこれが好きなの?あ、なんかあの新幹線、お母さんもそのおかげで、すごい詳しくなったわ」みたいなのが、共に生きるということで、やっぱり一緒に、関わり合って生きていく中で楽しいわけじゃないですか。だから、あのおすすめは押し付けじゃないですよ。

のんちゃん先生
のんちゃん先生

ぜひお勧めしてほしい。せっかく一緒に生きてて、あの本を読むことがいいと、本の良さを知っている人がせっかく横にいて、「本読め」って言ったら押し付けかなとかって思って関わってたら、何にもタッチできない話になっちゃう。それはダメって、なんてアドラーは言ってないです。その勝手に相手の制限をかけたり、勝手にそれをしないことを怒ったりするのが介入で。別に介入したってもいいんだけど、それでやる気になりますか?って。それで本が好きになりますか?将来あなたがいなくなってからも、その子は本を読み続ける人になるんですか?って言うと、大体怒って無理やり読ませたりしたものってのはなんない。

のんちゃん先生
のんちゃん先生

だから押し付けっていう形ではなく、その良さをどれだけ伝えていくかだし、自然と手に取れる場所に本をやっぱり置いておくことだったり、あとは親御さん自身がとても楽しそうに読書と関わる姿だったり、読書をすることのメリットっていうのを、相手にとって受け取りやすく、相手が「え、だったら読む」ってなるように伝えることなんだと思うんですよね。

みかん先生が子どもにこれを絶対やってほしいなと思ってお勧めし続けたものってなんかあるんですか?

生徒T
生徒T
のんちゃん先生
のんちゃん先生

めっちゃたくさんある。本読むのもめっちゃお勧めしてましたよ。うん。あと、手を上げて発表すること。アウトプットをすること。目標を立てながら、日々目標を立てて目標と向き合いながら生活すること。とか。みんながやるべきことは、あの今日その一緒に集団で過ごすのであれば、自分の役割は責任を持って果たすこと。もそうだし。えっと、人と人とが関わっていく上で、私は根本大事なのは挨拶だと思ってるので、挨拶をしっかりすることとかもそうだし。ネガティブの発言をあまりしないようにすることとかもそうだし。めっちゃお勧めしまくってた。人の話の聞き方もそうだし。

思ったよりあってびっくり。

生徒T
生徒T
のんちゃん先生
のんちゃん先生

お勧めばっかしてましたよ。なので、で、それはなぜ私はしてほしいと思ってるのかっていうのも、やっぱ伝えること。それが子どもにとって、あの「あ、だったらしようかな」って思うように伝えることだった。だから私はそもそも読書もそうですけど、国語というものをとても進めていたんですよ、子どもたちに。

ふーん。

生徒T
生徒T
のんちゃん先生
のんちゃん先生

あの、もう今すぐあのっていうか、大人になったら日本で暮らす気はありませんと。海外で英語を使って暮らしますっていう人はいい。国語やんなくて。だってそうじゃないですか。将来使わない。でも多分大半日本語使って、日本語を介してものを知ったり、コミュニケーション取ったり、ものを伝えたりしていくのだよねって。だとすると、日本語を拙いってだいぶかっこ悪いよっていうのは子どもたちに伝えていて。じゃあ、みんなが大好きなYouTube、はじめしゃちょーとかHIKAKINとかが、漢字ゼロ、あ、ひらがなしか書けないし、ひらがなの字すらも間違ってるって言って人気出るかね?っていう。やっぱかっこ悪いんだよっていうような言い方をしていた。

のんちゃん先生
のんちゃん先生

だから、何かしようと思う時に、日本語っていうものをどれだけ理解しているか、その人のそのままの深みに繋がっていく。「馬鹿に見られたい?」って、「馬鹿にされたい?」っていうところで、そうじゃないなと思う人は、一緒に国語頑張ろうっていうのを伝えていたし。それにおいて読書というものは、すごく手っ取り早く素晴らしい手法だと思うっていうのも伝えていた。

のんちゃん先生
のんちゃん先生

読書の良さっていうのは、えっと、自分でページめくらないと一向に進まないわけですよ。で、えっと、正しい日本語で大体出版されてる本は、あのいっぱいチェックされていて、変な日本語じゃない日本語が書かれてるから、ある一定のその文章を理解し、美しく自分も表現するみたいな力を身につけるんだったら、絶対本が最短最高の道だと私は思う。

のんちゃん先生
のんちゃん先生

って言って、学級文庫は私おすすめの本を勝手にいっぱい出して、で、あの「今月のおすすめです」「ここどれが良かったか?」って言うと、「はい、読みたいと思った人」とかで手あげさせていて。

のんちゃん先生
のんちゃん先生

このクラスの中で20人の人が読みたいっていう本でした、みたいなので、こう置いとくんですよ。私のあの黒板のすぐ横とかに。そしたら休み時間に誰かが手に取って読んでる。そしたらその子のところに行って、「ねえねえ、なんかどっか面白いとこあった?私はここが心に残ってんだけど」とかで話す。「え、何何?」ってそこに寄ってくる子がいる。「この本面白いんだって」って言って回していったりみたいなのはしていたし。「昨日読んだ本で私はこうやって」ってみんなはどう思う?みたいなも言っては持ってきていたし。

のんちゃん先生
のんちゃん先生

だからやっぱり本好きになっていうのは1年間の中で結構増えて。で、私がおすすめの1冊っていうのずっと紹介してたから、あの卒業生が面白かった。卒業生が手紙をくれて、「先生、今月の1冊をお願いします。卒業したらおすすめがありません」とか言って手紙をくれて。「あ、そっかそっか。今月はね、これだよ」って言って、毎月それ送ってもらえませんかって言われて、その「やだ、私そういうの続かない」って断ったことがあるくらいに、子どもたちは先生のおすすめ次何かなっていうのを楽しみにしててくれた。

のんちゃん先生
のんちゃん先生

で、うちの子本読むようになって、みたいなのも言ってたし。あの本読み競争っていうのを子どもたちとしてたりもした。6年生とか5年生とかだとよくやってたのは、先生がこう今読んだ本っていうのが題名と書かれていくわけですよね。で、子どもたちも一緒にそれに参加できて。「俺今月1000超えてんだぜ」みたいな。ふーん。「で、最近先生忙しくて本読んでませんよね。全然進んでませんね」とかって言われ。「はい」みたいな。「読みたいっす」みたいな話をししたりみたいなしてたので。

のんちゃん先生
のんちゃん先生

ま、作戦は色々やりよう。ですから挨拶に関してもそうです。私は本当にしつこく言ってたと思う。も、これをネチネチこっちがこうマイナスの感情を持ちながらは、「本当にあなたって本読まないわよね。こんなにこっちがお勧めしてるのに。ほんと読まないの。残念すぎる」みたいな関わり方をしてると、本に対する印象がどんどん悪くなっていく。

のんちゃん先生
のんちゃん先生

から、やっぱ何かをお勧めする時っていうのは、「いいんだよ、ハイボールって本当美味しくて」とか、「お酒飲むとこんなにいいことがあって」とかで、楽しそうにお酒を飲んでる姿とかが一番いいわけですよ。本もそう、挨拶もそう。あの「挨拶しなかった人の人数数えます」とかやってると、どんどん減ってっちゃうんだけど。

のんちゃん先生
のんちゃん先生

「今日こんな挨拶が返ってきてすごい嬉しかった」とか、「いや、このクラスはさ、挨拶返す人がいるから、私も毎日が幸せなんだよね」とか言ってると増えてくる。で作戦も嫌味ったらしさとか、色々あっていいんですよ。色々あっていいんだけど、楽しくやること。こっちが。うん、この作戦どうだ?ってやって、で、子どもも楽しく反応してくれるわけじゃないですか。

のんちゃん先生
のんちゃん先生

で、それを楽しむし、もしつこくしつこく言い続ける。毎日挨拶の話してた気がする。挨拶で言えば。だから、「今日の挨拶すごい気持ちよかった」とか、「あのね、正直言って4年生の方が今挨拶すごいから」とか言ったりして。だいぶあの嫌味ったらしいけど。でも子どもたちとの関係性が成り立った後で。「え、どういうことすか?」とかって。「俺、俺挨拶しましたけど、先生に今日」とか。「いや、それよりもやばかったから4年生。ちょっと4年生のとこ行ってみてよ」とかって。あの言ったりすると、「や、4年生に負けてらんないっしょ」みたいになったとしたら成功で。

のんちゃん先生
のんちゃん先生

とか作戦がですね。そう。「校長先生がみんなの挨拶が素敵って言ってたよ」って伝えてもいいし。あのよくやってたのが、ガラって入って「おはようございます」って言った時に、こうなんかあんまりよろしくない「おはようございます」くらいな感じだったら、私はいつも「もう1回、もう1回やります」って言って、閉めて「おはようございます」っていうのを何度もやった。「あれ、おっかしいな。もう1回やります」とかって。付き合ってくれる子が。「はい、頑張ろう、みんな。先生が入ってこれないから。『おはようございます』って」って。「気持ちよかった」って言って。「え、先生しつこい」ってよく言われてた。「しつこいよ。だって私は挨拶は本当にできるようになった方がいいと思うから。気持ちいいじゃん。気持ちいい関わりしてきたいじゃん、人生さ」って。

のんちゃん先生
のんちゃん先生

言ってたから、子どもたち自身も挨拶を大事にするようになっていくっていうところまで本当にしつこくやってたと思う。これは私の認識では押し付けてはない。だって挨拶しない子を吊るし上げたりとかしてないですよ、私。

ま、あとは「しなさい、しなさい」みたいな命令でもない。

生徒T
生徒T
のんちゃん先生
のんちゃん先生

しない。「挨拶いいんだよ」って言って、自分自身がその挨拶を楽しく関わること。というのは、そう、読書も一緒。勉強も一緒。勉強を子どもにしてほしいと思うんだったら、横で楽しそうに勉強することが、勉強してる姿を見せることっていうのが、やっぱすごい大事なんじゃないかなと思いますね。

なんか何にでも当てはまりそうだなと思っていて。なんかみかん先生に聞けば、例えば勉強だったりとか、ま、本読むだったりとか以外にも、いろんな作戦聞けそうだなと思うんで。もしよかったらコメントで「これどうすか」みたいなのを言ってもらえたら、動画で扱えるかもしれないなと思ってます。

生徒T
生徒T
のんちゃん先生
のんちゃん先生

ああ、ぜひぜひ。「これどうやってさせますか」みたいな。そうそうそうそうそうそう。いいですね、いいですね。そうですね。まとめると、親御さんがいいなと思うものは、ぜひお勧めをしていいと思う。あの「学校行きなさい」でもいいんですよ。学校に行ってほしいなと思うのだったら。とか、「受験をした方がいいな」と思うんだったら、お勧めしていい。でも、なんだかわかんないけどお勧めするよ、みたいな理由のないものを、じゃあ横にいる友達に進めてやってくれますか?って言うと、やらないですよね。難しい。なんだかよくわかんないけど、お酒は飲んだ方がいいって言ったとして、お酒あんまり飲まない友達は飲まないだろうし。

のんちゃん先生
のんちゃん先生

やるかやらないかっていうのは相手の課題。最終的に、の論にこれなるんですけど、最終的にその人がやらないことを選択したら、そっちも素晴らしいんですよ。だから最終的にこんなにお勧めしてるのに、お子さんが「いや、読書は私は嫌いだ」っていう選択をしたんだとしたら、それ以外で例えば学ぶものだって今たくさん溢れてるわけで。そうか、あなたがそれを選択するならば、それが最高だっていう違いだとか、相手の選択っていうのを最終的に認めることっていうのはすごい大事。やらなきゃいけないことは世の中何もない。やった方がいいよって、お勧めしたいことは。

のんちゃん先生
のんちゃん先生

でも、その相手が結局やるやらないで、こちらが機嫌が悪くなるとか、へ、すっごい落ち込むとかっていうのはする必要がないかな。だって全力でお勧めはしたわけで。その上で相手が選択をしたっていうのは、こうその人が主人公として選んだ素晴らしい道なわけだから。「そうか、それを選んであなたがそう思うんだったら、それがいいんだと思う。でも、もうちょっと言い続けるけどごめんね」みたいな、あの関わりがやっぱ大事かなって思うので。ぜひぜひ楽しく作戦練りながら、お勧めをたくさんしてみてください。で、「こんな作戦がうまくいったよ」とか、「これ頑張ってんですけど、全然やるようになんないですけど、もう一声作戦お願いします」みたいなことがあったら、一緒にぜひ考えたいなっていう風に思うので、よろしくお願いします。

ありがとうございます。親として課題の分離ってちょっと難しいかなっていうとこあると思うんだけど。親だし、子どものことを色々こう面倒見たり、介入するのは当然だろうっていう風に思ってる親御さんもいると思うんですけど、その辺はどうでしょうね。

生徒T
生徒T
のんちゃん先生
のんちゃん先生

だから、押し付けなきゃいいんですよ。いっぱい関われば。だから別に押し付けて、子どもが喜々としてやるんだったら、押し付け大成功でいいんだと思いますよ。で、だからこそ、そう、もっとこうなってほしい、これをやってほしい、これはやめてほしいとか色々あることは、こちらの課題として作戦を立てて関わり続ければいいんだと思う。で、その上で子どもが興味を持った時に、「あ、私も本読みたいわ。本読みたいんだけど、なかなかこうなんか3ページ読むと眠くなっちゃって。お母さんどうしたらいいだろう」って子どもが言ってきたら、これは共通の課題なので、一緒に関わることができるんですよ。子どもが関わることを望んでいる。これが共通の課題として進んでいくことなので。いかにこちらだけの課題を共通の課題にしていくかっていうのが、こちらの作戦の立てよう、関わりよう。

のんちゃん先生
のんちゃん先生

だから、あのお子さんに何も関わるなって言ってるわけじゃないんです。ただ介入っていうのは、相手が嫌だと言ってるのに無理やりやらせるとか、相手がえ、やりたいことを禁止して、あの制限をかけるとかっていうのが介入だから。やっぱり話し合いをしたいし、「私はこれダメだと思って。どう?あ、いいよ」っていうことだったら、これは別に介入ではなくて、あの対話による協力関係を結んで、それで「じゃあやってみようか」っていう話だから。あの親だからこそいっぱいあるわけだから、作戦立てることがいっぱいで楽しいよねっていうところなんじゃないかなと思います。

あ、自分は中学校1年生から中学校2年生にかけて部活で剣道を割と親からやらされて、めちゃめちゃ嫌だったので。その介入はあんまりしたくないなと思ってるけど、じゃあ逆にどうやったらやってもらえるんだろうっていうのをすごく気になってたので。なんか今色々と話聞けてすごい良かったです。

生徒T
生徒T
のんちゃん先生
のんちゃん先生

だからお勧めをするっていうのは、馬に対して、あの喉カラカラの水分不足な馬ですよ。がいたとして。でも馬は水を飲みたがってない。いう時に水飲みに連れていくことはできるんですよ。「水飲んだ方がいいよ。水美味しいよ。水飲まないとね、死んじゃうかもしれないよ」って水のでこうやって連れてくることはできる。今馬が飲もうと思ったらすぐにでも飲める美味しい水がって、いう状態まで持っていくことってのは人はできる。

のんちゃん先生
のんちゃん先生

じゃあ、無理やり飲ませるっていうのは、その嫌だって言ってる馬の口をこじ開けて水をうわーって入れることなんです。飲み込みますか?美味しいですか、その水?って。多分吐き出すし、苦しいものになる。これが課題の介入。結局飲まないんですよ、それ。だから「いいんだよ、水飲んだ方がいいよ。あなたのためを思ってね。本当にいいよ」って言って連れてきて、飲むか飲まないかの選択が馬がする。多分それでおしおしってやってると飲むから、割と動物。

うん。

生徒T
生徒T
のんちゃん先生
のんちゃん先生

だって、お勧めして子どもたちにいろんなことをしてきてもらってるので、私は。っていうのが課題の介入の分離の話でよく出る例ですね。

ま、自分は強制されて剣道かな。それ以降もうやってないので、やっぱりそれの選択肢ってのがなくなっちゃうかなと思いますね。だからすごくこう介入というか、強制するんじゃなくて、お勧めするってのは面白いなと思います。

生徒T
生徒T

この記事を書いた人: 梶谷希美

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