夏休みといえば、多くの子どもたちと親御さんを悩ませる「宿題」の存在。計画的に早めに終わらせる子もいれば、最後の数日で慌てて取り組む子もいます。果たしてどちらが良いのでしょうか?今回は、教育現場で長年子どもたちを見守ってきたみかん先生に、夏休みの宿題の真の意味と向き合い方について伺いました。
早く終わらせる派 vs ギリギリ派、実際のところは?
みかん先生、夏休みの宿題、早く終わるのとギリギリ派、どっちがいいですか?


どっちでもいいんじゃないですか?まあ、私は思いますね。
どっちが多かったですか?


それね、えーっとね、わかんないですよ。私監視カメラとかつけてないし、わかんないんですけど、仕上がり具合と日記があるので、私の生活表って言って一行日記みたいになるんですよ。あの辺から見て学習のとこも書き込むとことかがあったから、で見ておそらくなんですけど、多分5分5分くらい。ギリギリ派結構多いの。8月20日過ぎてからの人たちとそれまでに結構目処がついてる人たちで言うと、多分5分5分くらいだったと思いますね。
半分もギリギリじゃない人いたんですか?


いるいる、全然いますよ。なんなら最初の8月入るまでに終わる人とかもいる。
10日ぐらいしかないじゃん。日記も?


日記は知らん。日記は毎日やってたんじゃないかな、多分ね。私は最後3日間くらい。であの頃でいうとインターネットとかないから、新聞の1週間の天気っていうところをこうやって並べて、晴れ曇り晴れ雨みたいなのを書いてたりだった。天気くらい書いときゃいいくらいになったのにね、みたいな感じで最後やりますけどね。
でも早く終わりの人たちも10日くらいで終わらせてるんですよ。初めの人たちも10日で終わりますよ。一緒。やってることは一緒だから、8月入るまでに。私その頃、今ちょっとどうか分かんないですけど、その頃夏休みのプールっていうのがあって、プールの時とかに会うんですよ。で最初の3日目、1週間くらいのプールで宿題全部終わったって言ってる子はいました。自由研究とか絵とかアイデア貯金箱とか工作とか、その辺が全部終わったよって言って。それこそギリギリ派が「はあ?!」って、頭おかしいんじゃないの、みたいなやりとりは見てたからありますよね。
ギリギリ派の心境とは
ギリギリ派の自分としては本当に意味がわからない。


私も意味がわからないですけど、私はギリギリです。特にめんどくさいものほどギリギリ。なんかドリルワークみたいな算数と国語の問題みたいなやつは、なんか最初の1日とか2日で終わらせて。それはハマったらハマったらやりきっちゃえみたいな、そうタイプだったので、結構ハマれば早く終わって。自由研究とかあの辺の読書感想文とか、めんどくさいやつを後回し後回し後回し。そのうちやる気出る私、みたいになってると最後にグワーってなってるタイプだから。
や、計画的にねできる人とかすごいなぁと思うし。
答えを写している子どもは一目でわかる
自分全部答えを写していたんですけどね。わかるもんなんですよ。わかる、わかる。


答えを写してるかどうかは一目瞭然ですよ、先生やってたら。そうだと思う。途中式がない。でも途中式も書いてる時がある。
筆算とかも全部ですか?


それってつまり計算したことになるんですよ、筆算とかは。書いてない筆算です。途中式じゃなくて筆算とか、計算した跡を残してね、と言ってたんですよ。計算ドリルとかも計算した跡、筆算とかが全部抜いてる場合、写したなって思います。
でちょっと呼んで、ちょっと疑ってるような聞き方になって申し訳ないと、筆算とかも全部書いてねって言ってるところだから確認するよって。暗算でできると踏みました。何百何十何かける何百何十何はい、って頭の中で計算して、っていや、みたいな。筆算が書かれてないとそういう風に見えるよって。筆算は別の紙に書いて……とかって……
言ってた?


言ってた。そっか、そしたらやっぱりそれって疑わしきを作っちゃうんだよって。だからここに書いてくれると私は疑う必要もないし、筆算別の紙に書いたら信じたいよ、信じたいし、持ってきてもらえればそうだったんだね、ごめんねの話になるけど、あのこういう話をしていてわざわざ別の紙に書くのは「へー」ってなんとなく思われちゃって仕方がないってことは受け止めてください、って言ってた。

どうも言いようがないよね、そうされると、ね。次の時はね、そこまでは写せないんだよ、もう。だって同じように言われることわかってるし。で筆算を答えには聞かれてない筆算をメモするくらいなら、ね、それって、ね、もう計算してんの。僕は答えが合ってることは確認してくる。計算して計算してるんだったら、その過程をたどっているので、あの結局はやってるよねっていう話になるから。そのやっぱり計算の跡を残してほしい、それ理由はっていうのを伝えていて。
なので、そこが綺麗にない、そして全て丸、不自然っていうものだったり、消しゴムの跡がないとかね。
消しゴムの跡はやってないな。


なくなるよ、だって写してるだけなんだ。開いた瞬間にやっぱりさっぱりしてる。さっぱりしてる中で、いいんだよ全部が暗算でできて、シャシャシャシャシャ、書いてたらいいじゃない、素晴らしいことじゃない。暗算の能力とかそろばんとかやってる人は得意だったりするから。

だからやるの。じゃあちょっと試してみていい?ごめんね、疑がみたいになっちゃって、って370何かくる370何、はい答え。お願いします。えっと何ですか、何ですか?みたいなのって。
あ、筆算の中から計算できるってことか?と思って。もう一回言うね、計算に書いた方がいいって。何百何百何百何百、暗算で答え書いてみてって。えっと答え。
怖い、すぐ怖って言うけど確認だ、みたいにしてたので。


分かりました、よく分かった。
先生は子どもの普段の様子を全て把握している

先生ってやっぱり普段の提出物とか、その子がどんな文字を書くかとか、どんな風に問題を解くかとか、図工を見てるから、どんな風に色を塗るかとか、どういう風にボンドをつけてこうするみたいな、全部頭の記憶の中にあるんですよ。
だからアイデア貯金箱とかも、ああお家の方ご苦労様です、って思う作品はすぐ分かる。すぐわかるから、まあ、おうちの人がんばったんだなっていうのもわかったり、写したなっていうのもわかったりはしてましたね。
けっこうわかってらっしゃいますよね。


わかる。全部は聞かないよ。だってね、おうちの方針だし、おうちの方がやるって決めたの、わたしがね、なんや、そんなにいうことではないと思ってたから。そんなに言ってないですね、あの写したはね。全部についてやるのでそれをやる子って。
答えを取り上げない理由
なるほどね。


計算ドリルも答えを持ってると。でも私、答えを取り上げるはしたくなくて。信用してない話だし、答えを確認する作業って別にいるんですよ。なんかこう計算してて、ちょっと答え確認したい、あー、みたいなのあるじゃないですか?これもすごい学習の一つの方法だから。

あの子には取り上げます、みたいなのってちょっと苦手だったり、ちょっと見通し持ってからやりたい子に関して言えば、一つの道筋を断っちゃうんですよ。テスト毎日やりたいわけじゃないので。だからやっぱりね、計算の足跡が何にもないものに対しては確認をしてましたね。これを疑わざるを得ないよとかの紙に書いてました。
なぜわざわざ、なぜわざわざ他の紙にしたの?って疑われたいの?って言ってた。まあいいよって、今回は。でもまた次も同じことがあって、同じこと聞かなきゃいけなくなるから、それは私はあんまり好きじゃないやって、は言ってた。
ずるを見抜く仕組み作り
みかん先生のクラスだったら難しいですね。


できないんですよ。できないようにはしてたかな。そうだな、難しそうだなと思った。難しそうですよね。難しそう。そうそうそう。難しいんですよ。まあね、そういうようにはしてた方が子どもが気持ちよくっていうか、その取り組むかなとか。

なんか、ずるはなんとなくどっかでバレるよう、は伝えたくて。私もたくさんずるして、たくさんバレたタイプなので。なんかねだから、その辺は目を光らせているところはあったかなぁ。だから私がずるだったからわかるんですよ、ずるしたくなるポイントが。わかる、わかるんですよ、この辺でずるするよな。

だから例えば、チェック、ノートチェックとかもそうだけど、やらなくてもバレないなって子どもたちが思う瞬間がわかる。そういう時に抜き打ちで集めるんですよ。
こわ。


え?ってなるの。やらなくていいやってなった子たちが。で、今回見たのでやる気度チェックするんで出してください、って。今出してって言ってます、って。何回やろうとしてるんですよね。やべえやべえ。そう。今出してって言ってます、って。

うまくサボる方法はすごい生きていく上で大事だからいいと思うんだけど、それやると結構バレるぞっていう経験も大事だと思ってたから。それでなんとなく、それもうまい方法を学んでいくじゃないですか。だからあれって、これはちょっとサボりやすくなってるよね、っていう瞬間に集めます、って言ってた。

班でやろうね、って言ってるやつとかも、誰かだけに任せて全然やってない子とかもいるのが見えた瞬間に、集めます、って。今持っている人とこの人と一緒にやれたなっていう人の名前書いて持ってきてください、ってやったりしてましたね。
宿題の本当の意味とは

いいんですよ。夏休みの宿題もサボりどころってあるので。写すこともね、写さないよりはマシだからいいとは思うけど、出す側の仕組みもすごい大事だなと思っているので。それがサボれるようなズブズブの意味のないものだったら、サボればいいんですよ。だからいいと思うよ、バレないんだったら。

それで特によく見てない先生で、なんか?みんな花丸ついてくね、みたいな感じだったら、好きなようにやったらいい?形、体裁整えて何か整える必要があるなと思ったら整えて、って、やればいいんじゃないかなと思ってました。でもそうですね、どうやってやったかは見えます、と思ってたかな。

で、ギリギリと計画派は、私はどっちでも本当にいいと思っています。私もギリギリだし、未だ全然治ってないし、どっちでもいいから、計画的にやらないからダメだとか、は、そんなにないとは思います。思うんですけど、夏休みの宿題っていうものを、親御さんとしてお子さんの宿題を見て、どう捉えるか?ってすごい大事で。

ただただ宿題を出されたらやらねばならないものというよりは、この宿題に取り組むことでどんな良いことがあるだろう?宿題ってどういうものだろう?と。宿題っていうのはやるとどんないいことがあるんだろう?っていうと、私本当にあんまり宿題やっていいことはないと思ってたタイプだから。

宿題をやるから家庭の学習習慣が身につくとか嘘です。宿題をやるから成績が上がるとかも嘘です。関心意欲態度とかも上がる成績って学校の成績じゃなくて主に学力、その子の考える力とか調べる力とか、そういうのが高まるかと言うと嘘です。宿題は勉強嫌いを生み出す根本的な原因だと思ってる。

なので、なんですけど、意味を持たせることはできるんですよ。何事だって。だから私の宿題は、やると決めたものを責任を持ってやり遂げる材料にしましょう、という風に言っていたから。夏休みの宿題は40日間、って、これドンみたいな。でかいですよね。でかい。今まで1日漢字、1日漢字みたいなのだったのが、40日間、ドン、これをどうやり抜く?っていうミッション。
難易度の高いミッション。


そう。いつもの宿題よりも、とパワーアップミッションにどう取り組む?っていう話で。
それにどう取り組んだかがすごい大事だなと思いましたね。
責任を持ってやり遂げる仕組み作り

私は宿題は最終的に出さなきゃやべえよなっていう存在ではありたいと思ってて、出す以上は、だったのでやるまで関わったし、やるまで関わったし、やらんと恥ずかしい環境を作ってた。

あの忘れたら立って、これこれが持ってきていませんギリギリになったので間に合いませんでした、次の月曜日までに持ってきます、みたいな宣言をするという仕組みにしてたんですけど、結構恥ずかしい。恥ずかしいし、次の月曜日もすいませんできていませんっていうのを言った以上は言わなきゃいけなくて。

その子に対して結構言っていたのは、期限を伸ばすということは期待値も伸ばす、高まるっていうのは当たり前に起こる話だよ。そんなに時間をかけたんだったら素晴らしいものが来るんだろうね、と思わせてしまうよ。どんなものでもいいけど、期限を引き延ばすことっていうのは、だったらすげえそれなりのものを持ってきてくれるよね、みたいになるよ。

だから期限で持ってくるってすごい大事なことだと思うよ、っていうのは伝えていて。ただ難しくて、どうしたらいいかわからない、苦しい、どう取り組んだらいいか?わからない、っていう時に一人で抱え込むことじゃないって。先生助けてください、だって友達に助けてください、だっていくらだって言っていい話だよ。

苦しいよ、ってなかなか進まないものを一人で抱え込むのはあって、それで学校行きたくないとかなってみろ、本末転倒だからなっていうのを言ってて。結構手は貸していたっていうか、なんか手伝えることあるならやるから、って言って。

本当にそういうの苦手な子が自由研究とかばっかり残っちゃうと苦しいんですよ。やります、とは言ったもののみたいな。もう一緒にやろうよ、学校で。って思うよ、ってどう、って言って。ごめんなさい、ってなったら、何度かみんなにね、すみませんまだできていませんが、繰り返されるよう。だったら、やっぱ絶対辛いんだろうなって思うから。
で、関わって一緒に昼休みとかに楽しくやってた。先生は他に仕事もあるけどね、いいよ、って。
ちょっと毒は。


そう。楽しく毒は吐きつつって。そうそう。やって、みんなが発表するときに、その子がない、みたいなことはないように、は関わって一緒に最後まで仕上げて。

だいたいね、9月に始まって全員でた同宿題が全員揃ったと思ってなるのが9月末、10月入る時もあったかな、くらいに。運動会まで、うち秋運動会がほぼだったので、運動会まで、にはさ、全員出たぞ、やろうよ、って言いつつ。
でも、その遅れた子が全然いいんじゃん、ってなっちゃうと、頑張った子が報われないから、結構嫌味言いながら付き合ってた。
その辺もだから仕組みなんですね。


仕組み、仕組み、仕組みです。次は間に合いたいなと思ってほしいなって。でも間に合わない自分ダメだった、にはなってほしくなくて、っていうところの塩梅で関わっていた、分かるようにしていたのと。
努力した子が報われる評価システム

あとは、その宿題、夏休みの宿題を出した度合いで評価の差を子どもたちが目に見える形で返していた。だから生活表は楽しかった、楽しかった、おばあちゃん家に行った、楽しかった、面白かった、みたいな日記を書いてる人、どうせ最後の日にまとめて書いたんでしょ、みたいな人は、それは良かったですね、丸、で返す。

でなんか、めっちゃこういっぱい書いてあって、これしてこれして、こんな風に思った、これしてこれして、こんな風に思った、ってすっごいびっしり書いた子には、本当に10行くらいの返事書いてた。○○ちゃんはこういうのが好きで、こういうのが夢中になる、って分かったよ、ってそれを見て夏休みの様子がすごい伝わってきて、すっごく幸せな気分になった、先生はね。実は小学校の時はこれこれやっていて、おばあちゃん家はこうだったから、なんか?ちょっと似てるところがあって嬉しかったよ、ってたくさん頑張って書いた文だけ、文章力とかまとめる力がグーって伸びて、○○ちゃんの将来の力になるね。キラキラシール、丸丸丸丸植木橋の太陽の花丸、って書いてたんです。

だから隣のこと見て、うん、ってなるわけですよ。先生のコメント全然違いますよね。それは良かったですね、丸、っていう人とシールもなし。やっぱりその、やった分だけ返ってくるよ、伝えたかった。
選択制宿題での努力の見極め

夏休みの宿題って絶対やらなきゃいけないものっていうのがあって、それ以外に選択できるものがあるんですよ。その中から選択できますよっていう海の絵、習字、絵はがき、なんちゃらポスター、コンクールポスター、なんかいろいろあって。で、アイデア貯金箱とかのそっちの選択枠に入ってる学校もたくさんあると思うんですけど、こういう工作をしたりとかで。

うーんってあって、この中からいっぱいやってくる子もいるの。夏休みの宿題集計すると、全部で十何作品とかやる子もいるの。ねえ、ギリギリ族信じられないでしょ。やる子もいて、でその上で自主学習ノートを4冊分終えてきました、とか、いるの。そう。読書カードとかも配られるんですけど、読書50冊とか。

私はこと細かに全部秘密の手帳があるんですけど、子どもたちの名前が連なってる、全部全部メモして、これが成績の関心意欲態度に絶対に反映されるようにしてた。普段手を挙げることが苦手でも、ここでやった子が報われないと、努力することが馬鹿らしくなっちゃう。社会に絶対したくないってのがあって。

だからその評価かを分かりやすく、この子たちにも、これは関心意欲態度のそれぞれのここにここにここに入れます、と。で一番すごい人の作品数言います、全部で13作品でした、っていうのを言った時に、「ええ~!!」みたいな、いや、そうなる。そして自主学習の後、一番やってきた人5冊、5冊分ですよ、この暑さのノート5冊分です、やりきった人が自分と同い年の中にいるということは分かった方がいい。

別に他の習い事な、あの頑張ってたのかもしれない、他には、はい、いっぱい夢中になることがあって、虫捕りとかめっちゃ虫集めたのかもしれない。私はそれも素晴らしいことだと思うから、ここに集まってることが全てだとは思わないけど。

それを聞いて、あー俺何にもやってなかったな、私ちょっと本当に何もやらずに40日間終えたな、と思う人、2学期が勝負ですよ。ここからやればいい話だから、って。頑張った人、本当に感動、ありがとう。あなたみたいな人が積み重ねた努力がきっと絶対あなたたちの力になるから、っていうのを伝えてて。

だから自分の中で夏休みの宿題一覧で、やっぱりそのことは伝えるようにしてた。感動したって頑張ったね、っていろいろ忙しかったんじゃないの?って、夏休み生活表の日記でもいろいろ忙しい中、これだけのものをやり遂げる、あなたの力はすごい、っていうのは上位5人には絶対に伝えると思って声かけに行って。

だからなんか、その頑張ってよかったなと思う経験を積むことが次も頑張ろうにつながると思っていたので、そういう仕組みにしてたんですよ。
やる気を引き出す環境作り
めちゃくちゃいいですね。


子どもたちにとって、だからね、夏休みより冬休みの宿題、やばいんですよ。なんかそんなに大して出してないのに、自主学習の冬休み、ドンみたいに、すっごい量だなみたいに。やっぱりなんか自分もやりたいと思いました、ってできることをやりたいと思ってやってみました、みたいな声がやっぱり出てくる、っていうのは環境だし。

やった人がきちんと評価される、とか、やった人のことをきちんと見てる人がいる、っていう環境にすることがめっちゃ大事だと思ってて。宿題をやる気にさせる方法何ですか、っていうと、その仕組みを作ることだったんですよ、私の先生としてできることが。

お家の中でも似た仕組みは作れると思うんですけど、そうじゃなくね、やる気出せ、って無理だよ。私、誰も見てない書類とか本当書かない。何度か書くと分かるじゃないですか?なんかその辺のズルするの得意だから。誰も見てない、なんかあるんですよ、いろいろさ、書類がさ、出さなきゃいけない、出してください、って、書いてください、って言われてるやつ。

私これ、なんか一緒にやってる人がすごい、ごめんなさい、前回忘れちゃって、って、だから、あのー、って、謝られたときに大丈夫ですよ、誰も見てないから、えって言われた。こんなの確認してる人いると思います?って。一応安全のための確認書類だから、抜けたら抜けたで誰も気づきませんよ、みたいな。時間の15分ずれとかも誰も気づいてませんよ、私よく間違えるけど、って。

いうようなことって?その仕組みを作ったらそうなるよ、っていうもので。学校の宿題とか?夏休みの宿題、あんまりやる気が出る仕組みになってないな、っていうのは先生になった私が思ったことだから。どうしたらこれがやる気の出る仕組みになるかなー、っていろいろ工夫したんですよ。

あからさまに、だから上位3人感動したランキングとかも伝えていい?って本人に言って伝えていたし。全部夏休みの選ぶ3つは選びましょう、みたいな宿題が出てて、何を選ぶかで楽を選んだか?自分好きで選んだか、努力したくて選んだか、って見えてくるんですよ。

一番楽なのは、習字でね、4文字書くことです。絵とかは割と大変部門。工作も大変。4文字書くみたいな、福祉の心みたいなやつを4文字、一瞬で終わりますよ。これを2作品出して、あと、俳句作るやつ、夏の俳句3つみたいなやつ。ああ夏だ、かき氷がおいしいな、みたいなやつを書いて出して、一番楽パターン。

一番楽なの選んだ人、すぐわかる、楽なの選んだ上に読書感想文は何か文量とか本当に読んだかな、みたいなのは見てわかりますよね。適当な読書感想文、そして適当な自由研究、そしてワークは写した、ってなると、関心意欲態度では、かなり私の見る目っていうか?

あーサボりたいのね、っていうのが今回伝わりました、っていいと思うよ、って。別に大した問題ではないと思うけど、そのことは伝わったってことだけ伝えとくね、みたいな。あんまりにだと言ってた。できなくてやらないんじゃなくて、できるのにやらない人、すっごい忙しかったのかな、他のことで。生活表からは何も伝わってこないけどね、っては言った。

なんか、そういう風に見てる人がいると、宿題に対して気が引き締まる、みたいなのはある。でそのそれって会社の仕組みだってそうだし、社会の仕組みだってそうなんですよ。

でそのやる気が出る仕組みに、全然なってないです、学校側。だからお子さんがダラダラしてるの当たり前、昔ほど出すのが当たり前で、先生が怖い存在ではないもう。言うとダラダラしてるの当たり前、やっつけになるの当たり前です。

その上で、どんな風にこれをこの子の将来に役立つ存在にしようかな、って思って。どんな絵が描きたい?とか、なんかこの中だったら何選んだら、あなたはパワーアップする感じなの?みたいな聞いてみるとか。めんどくせえから、これとこれ、みたいにあった時に、もったいない。いろいろチャレンジするチャンスだけどね、って。

別に無理はしない、そこで頑張る必要はないし。そうなんですけど、どうしたらそれがその子にとって成長のチャンスになるかな、で関わると、宿題はいいんじゃないかなと思いますね。
まとめ:宿題との向き合い方
ギリギリでも計画的でも、どっちでもいいです。どっちでもよくて、大切なのは、私だったらどうやってこの期間でこれをやりきるか?そして、なるべくいい評価を受ける形でやりきることが自分なりにできるか?みたいな検証の場にしたらいい。
そういう場になるような声かけ、これってなんでやるんだろうね、って、やったらどんないいことがあるんだろうね、って、検証の場にしたらいいと思うのと。
あとは宿題代行システムとか、親御さんがどれだけ手伝うのかどうですか、みたいな話はあるんですけど、私はギリギリになった時に人に助けを求められる経験は必要だと思う。すいません、って、私はやりました、っていう話は前に言ってますよね。
本当に31日に全部やり始めて、夜中10時を回った後に、その頃反抗期だったにもかかわらず、お母さんとお父さんに本当にごめんなさい、って言って手伝ってもらった時に、本当に感謝しなきゃいけないなって思ったし、もう今そんなことは二度としたくないなと思った。成長のチャンスになる。
それを間に合わないから手伝うわよ、と勝手に手伝ってしまうと、別に自分がやらなくても人がやってくれるもんなんだ、という学習になってしまう。間に合わなくて怒られる責任を自分で負ったらいいし、負いたくなかったら頭を下げて頼めばいいんですよ。
その分3週間ずっと皿洗いをします、でも、肩揉みをずっとし続けます、でもいいんですけど、交渉をした上で助けを求めるのはいいと思う。でも、やって当たり前ではない。それだけ、やっぱり感謝と代償を伴うもの、っていうのが、自分がやらなければならないもの、やると決めたものをやらない、っていうことには伴う、っていう、いい勉強になる。
だから宿題代行を頼むなら、自分で身銭を切ってやったらいい。ただ伝えるのは、そういうものを選んだ結果、バレたらどういう風になるかは覚悟した上で選んだら、っていう話、とかっていうのを勉強する、いい機会なんじゃないかな。
なんか職場体験というか、みたいなものに宿題っていうのは私はしていました。なので、なんか、そうですね。どう取り組んでもいいけど、どう取り組みたい、を一緒に考える、いい機会に宿題ってしたらいいんじゃないかなと思います。
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