【しつけの本質】叱らないとやりたい放題になりませんか?

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「『子どもを叱らない子育て』って言うけれど、叱らないと子どもがやりたい放題になってしまう…」そんな悩み、ありませんか?

多くの方が「現代の子育て論」と「現実の子育て」の間で悩んでいます。でも、安心してください。今日お話しするのは、『叱ること』と『子どもの健やかな成長』を両立させるためにどうしたら良いかお話します。

「叱っちゃダメ」という誤解を解く

みかん先生質問です。『叱っちゃいけない』って言いますけれども、叱らないと子どもがやりたい放題になっちゃう気がしていて、どうしていいか分からないです。どうしたらいいですか?っていう質問が来てます。

生徒T
生徒T
のんちゃん先生
のんちゃん先生

『叱っちゃいけない』はどこで聞いたんですかね。なんか、よく聞くけど、叱っちゃいけなくないはめっちゃあります。叱っちゃいけないわけじゃないんですよ。叱ってもいい。

叱ってもいいんだけど、叱ると、アドラー的に言ったら『叱るとやらない子になるよ』とかっていうのは確かに言われているんだけど、叱らなきゃいけない時っていうのはあるんで、その時にちゃんと理由があって一貫したもので叱るのって私は必要なことだと思うので、叱っちゃいけなくないし。

のんちゃん先生
のんちゃん先生

なかなか毎日一緒に生活をしている中で、大人同士だってそうですけど、怒らないとかイラッとしないみたいな無理なんで人間。叱っちゃいけないっていう風に自分の中ですごく持っていて、叱ってしまった自分を『また叱っちゃった叱らないようにしなきゃ』みたいなのはそんなになんか思わなくていいんじゃないかなっていうのが思います。

確かにそうなんですよ。叱らない、怒らないをやったら、好き放題になるじゃないですか。その通りなんです。

アドラーが本当に大切にしていたこと

のんちゃん先生
のんちゃん先生

だからアドラーがすごい大事だって言ってるのは、まず『勇気づけ』。子どもが『自分でいいな、自分でできるな、生きるって楽しいな』みたいな関わりをしていきましょうっていうのが、私は勇気づけだと思うんですけど、勇気づけ大事ですと。

それプラス、しつけも大事ですっていう風に2つめっちゃ大事ですってアドラーが実は言っているんだけど、私、この質問についてのアドラーの本を読もうと思ったら、英語で書かれているやつしかなくて、日本語であんまり訳されてないんです、このしつけの部分。

しつけの真の意味

のんちゃん先生
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だから実は、ダメなものはダメっていうところをきちんと、将来本当に人として幸せに生きていくために何が必要なんだろうっていうところを練習する機会として、しつけっていうのはとっても大事なこと。

これは今の日本の社会を思うと、その辺の近所のおじちゃんおばちゃんが叱ってくれる時代は終わったので、子どもと教育っていう立場で関わる、習い事の先生だったり親だったり学校の先生だったりっていうのは、しつけっていうところはきちんと向き合ってきちんと伝えていった方がいいことだなっていう風にすごい思うから、叱っちゃダメって思わなくていいですよって思います。

「しつけ」という言葉の美しい真実

しつけっていう言葉ってすごいネガティブなイメージ。『こうしなさい、ああしなさい』って言って、それでなんかこう自分の意見を押し付けているみたいなイメージもあるんですけど、それは違うんですか。

生徒T
生徒T
のんちゃん先生
のんちゃん先生

そうなんですよ。そのイメージで言うと調教ですよね。調教じゃなくて、しつけです。しつけって『身が美しい』って書くんですよ漢字。ぜひ調べてみていただきたいんですけど、私もしつけっていう漢字すごい好きだなと思って。

美しく生きる。なんか人と心地よく生きるために練習してるんですよね、子どもたちって。大人だって練習してるわけですけど、そこを伝えていくし一緒に練習していこうよっていうのがしつけだと思うので、お子さんが将来幸せに生きていくために何が必要かっていうのを伝えていって一緒に練習していくのをしつけって捉え直していただけたらすごい嬉しいなと思います。

現場で実践した"しつけ"の3ステップ

のんちゃん先生
のんちゃん先生

そのしつけについて、この本「子どもが一瞬で変わる『言葉かけ』」にまとめてあるので、ぜひ手にしていただけたら嬉しいなと思うんですけど、私小学校で子どもたちと関わってきて、このしつけにめっちゃくちゃうるさい先生でした。だから、すごい大事にしてました。

のんちゃん先生
のんちゃん先生

そのしつけについて、この本「子どもが一瞬で変わる『言葉かけ』」にまとめてあるので、ぜひ手にしていただけたら嬉しいなと思うんですけど、私小学校で子どもたちと関わってきて、このしつけにめっちゃくちゃうるさい先生でした。だから、すごい大事にしてました。

『将来このまま行くと友達いなくなるなこれ』とか、『将来このまま行くと上司に生意気なやつだと思われて仕事もらえなくなるぞこれ』みたいな態度とか言葉遣いとかっていうところについては、『それは違う』っていうのをはっきり言ってました。

なので、私すごく「先生は先生」っていうのは大事にしてたんです。私はですよ、これが絶対正しいところじゃなくて、私のやり方で言うと。

敬語と礼儀の大切さ

のんちゃん先生
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ため口を使ってくる子については、休み時間はいいんです。休み時間何も気にしてませんでした。授業中とかに『ねえねえこれなの?』みたいなのに聞いてくる子に対しては、『今授業中です。私目上の人間です。今、教えるっていう立場で前に立ってます。言葉遣い、もう一回適切にお願いします』みたいなのはやっていて。

のんちゃん先生
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なので、敬語、目上の人に対しての敬語っていうのも大事にしていたし、挨拶とかマナーみたいなところすごく厳しく言ってました。で、それは叱る怒るっていうよりは、何度も何度もやるまで繰り返すみたいなことを割とやっていたんですけど、あまりにひどいなっていう時には叱ることもありましたっていうのは、しつけっていう部分ではそう関わっていました。

なんかそれ以外のところで…って言うとすごく仲良く楽しくっていうところをたくさん持ちつつなんですけど、すごい大事にしてたなと思いまして。

しつけの3ステップとは

のんちゃん先生
のんちゃん先生

この私なりに定義つけた3つのステップっていうのが質的にはあるなと思っていて。

【第1ステップ】安心安全な場を作る基本のマナー

のんちゃん先生
のんちゃん先生

最初の第一ステップっていうと、めっちゃ大事だから絶対やってくださいみたいなところなんですけど、子どもたち自身が自分で生きていきやすい場所を作るための最低限のマナーっていうものが、やっぱり人間って社会的動物なので、人と人とで一緒に生きていくには絶対大事なところっていうところは、絶対家庭でもやっていけたらいいなってすごく思うところがあります。

挨拶の重要性

のんちゃん先生
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これが挨拶です。挨拶っていろいろあるんです。いろいろあるんですけど、『おはようございます』『こんにちは』とかから始まって、『ありがとうございます』『ごめんなさい』『はい』と返事をすることだったりっていうのは、やっぱり『おはよう』って言って『おはよう』って帰ってこない人って、大人になってどうですか?っていうところで言うと、『何この人を感じ悪い』って思われる。

のんちゃん先生
のんちゃん先生

子どもって何も言わなければそんなに挨拶しないんですけど、挨拶っていうものの大切さっていうのは分かってほしいなと思ってたので、私は教室では『挨拶ワーク』っていうのをしていて、挨拶がない世界っていうのを子どもたちと一緒に体験をして、『いやー、これやだね、どんよりするね』っていうところから、『じゃあどんな挨拶ができたら気持ちいいかな』っていうので、挨拶っていうのをすごい大事に向き合ってました。

徹底した挨拶指導

のんちゃん先生
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なので朝教室に行くときに、ガラッと開けて『おはようございます』っていうのがなかった場合、もう一回閉めて『おかしいなー』とかって言って、もう一回行きますって、ガラッと言って『おはようございます』って来ると、『ああよかった、おはよう。気持ちよく入れた』っていうのをしつこくしつこく、もう2週間くらい毎日やるくらいの勢いで、その習慣付けなので。

人って習慣付くまでに21日くらいかかるって言われるくらいなので、この先生挨拶に関してはしつこいなって、多分すごい思ってたと思います子どもたち。

のんちゃん先生
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だから、ノートの丸付けとかも、『お願いします』って言わないと、『はい次の人、後ろに並び直してください。お願いしますがなかったんで』って言って、『お願いします』っていう一言は必ず言わないと丸付けてなかったんですよっていうのは、将来大人になって上司に何か書類を提出するときに、『はぃっ』って出したら、多分相当感じの悪い、マナーがないやつだと思われるじゃないですか。

『こんな子どもだからしょうがない、大人になったらできるよね』って話じゃないんですよ、おそらく。だから日々の積み重ねが大事と思ってたので。

感謝とお詫びの言葉

のんちゃん先生
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算数プリントとかも丸付けするときに、こうやって出したか、『はい後ろに並び直してください。お願いしますがなかったんで』『お願いします』『はい後ろに並び直して。後ろって言いました』っていうのをずっと4月繰り返す。子どもたちは当たり前に『お願いします』『ありがとうございました』を言うようになる。

のんちゃん先生
のんちゃん先生

テスト返しとかも『ありがとうございます』を言わない子には、『はいすいません返せません』って言って、もう一回後ろに並び直してください。ありがとうございますがなかったんで』っていうのをずっとやってたんですね。

そのくらい当たり前に『ありがとう』とか『お願いします』っていうことって大事だと思うのでやってました。

で、なんかまずかったなって本人が思うっていうことをした時に『ごめんなさい』っていうのが、もうこれ大事な言葉だよって、人と人とが生きていくために、『この人といて楽しいな』って思うために絶対大切な言葉だからって言って。

のんちゃん先生
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『ごめん』は言えなかった、『じゃあ私が今もあなたの代わりに言うけれども、本当に大事な言葉だからね』って言って、『ごめん』っていうのを、やっぱり速達便で届けようね。『ありがとう』と『ごめんね』はっていうのは言っていたし、そこは妥協しないところだって、絶対大事だしみたいなところで。

ありがとう競争の効果

のんちゃん先生
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子どもたち自身も挨拶すると気持ちいいな、『ありがとう』って気持ちいいなみたいなのを感じてほしかったので、『ありがとう競争』って言って、『ありがとう』先生とみんなで言っても一点、言われても一点で、どっちの方が勝つか競争しようみたいなのをよくやってたんですけど、『ありがとう』が飛び交うってどれだけ気持ちがいいことかっていうのもめちゃくちゃ徹底してやってました。

だから学校とかって前からプリントが配られて、みんな回していくじゃないですか、後ろの人に。あの時に『どうぞ』『ありがとう』『どうぞ』『ありがとう』っていうのが起こるクラスの方がいいと思っていたので私は。

なので、『ありがとう競争』ってそれを高めるのにすごくいいんですけど、私がこうプリントを渡します、前の子に配ってるだけなんですけど、『ありがとうございます』っていうのがないから、『あれおかしいな、もう一回渡そうかな』と思って、『はい』『ありがとうございます』って言うまで、『ああ気持ちいい』って言って渡して、別に怒ってないんですけどっていうのを結構徹底して、この挨拶っていうところをやったかなと思うんです。

これが第一ステップです。

【第2ステップ】自分で考えて行動できる力を育てる

のんちゃん先生
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第二ステップは、自分で考えて行動できるようになるっていうところなんですけど、人から言われたことだけやってんじゃなくて、自分で考えて、それもみんなのために役立つことみたいなことも自分で考えて行動できるようになるっていうのをすごい大事にしてました。これも生きていくために大切な力だと思うんですよね、幸せに生きていくために。

時間管理を自分で考えさせる

のんちゃん先生
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だから、やっぱり例えば、次の時間は音楽です、今図工をやってますみたい時に、『何時までに終わりにして早く行きなさい』っていうようなことは言ったことがなくて。

『次の時間は音楽ですね、音楽はどこでやるんですか』『音楽室です』『必要なものはどこにあるんですか』『教室です』『ここ図工室ですね、今皆さん版画をやってますね、片付けに何分くらいかかりそうと思う』また『15分?30分?』『30分』だっていっぱい出てくる。

のんちゃん先生
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で、『音楽室に間に合うように行ってくれたら私は嬉しいんだけれども』って『音楽の先生も待ってくださってるからね』っていうところで言うと、『何分に片付けを開始すればいいでしょうか?』っていうのを聞くと返ってくる。

『OK、じゃあ任せたよ』って言ったら、私も何もしない。『時間だよー』も言わないで、あのー、もし遅れちゃったら、遅れちゃった時には一緒に謝りに行くんだけれども、『次今回遅れちゃったね』って『何がまずかったんだろう』っていうのを一緒に考えて、『じゃあ次どうする?』っていうのをとにかくしつこくやってました。

約束を守ることの大切さ

のんちゃん先生
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だから子どもたちが決めてやるって言ったことでやられないこととかっていうのはそのまんまにしない。だからよく聞くのが、『ゲーム1時間だよ』とかって決めたとして、1時間が全然守られてないと、結局1時間半2時間くらい、『だっていい加減にしなさいよ』って言って子どもがやめるみたいなことが毎日繰り返す、本当に困ってるんですっていうような話ってよく聞くんですけど。

のんちゃん先生
のんちゃん先生

1時間ですって言ってお互い合意の下決まったんであれば、1時間が過ぎた時点でそれ絶対ほっとかない。『1時間過ぎてますので、これは約束の見直しが必要なんですか?それとも次は頑張れるんですか、どっちですか』っていうのを必ず子どもたちに確認するようにしていて、守らない約束は破り捨てたんですよ私は。あんまりひどかった場合ね、何度かある。

目標設定と責任感

のんちゃん先生
のんちゃん先生

子どもたち自分で目標を立てるシステムにしてたんですけど、子どもが『給食のご馳走様は12時55分までに済ませる』みたいな目標を立てました。1回目を様子みて、全然55分じゃないけどっていうのを見て、それで何とかしようみたいな声が起こってる時には彼らに任せてるんですけど、全然そのための話し合いが持たれるわけでもなく、2日目も3日目も全然55分じゃないみたいなのが起こった時に。

のんちゃん先生
のんちゃん先生

『しょうがないな、やっぱり無理じゃん』とか言ってんじゃなくて、『すいませんが守る気がない目標を消させていただきます』って言って消してました。『ああ』とかいうなんか、『消しましたって。私、守られない目標とか守られない約束みたいのが書かれてるのって無意味だと思います』っていって。

どなったり怒ったりしてないですよ言って、正直な気持ちだけ言うね、がっかりだけ言ってました。子どもが考えるから、その後大体担当になってる子が『すみませんがもう一回の人は復活させてください』っていうのを言いに来て。

のんちゃん先生
のんちゃん先生

『そのための何の案もないんだったら、そうだねとあんまり言いづらいんだけど、何なの』っていう風に言うと、みんなで話し合って、たんですけど『こういう案が出ました、明日は必ず55分に』『その態度を見て判断してください』っていう風に言うから、『あ態度で判断するからね』まぁ私は結構言って言って、『行動見て判断してください』って子どもたちも『わかりました』って言って、その木をことがもう1回書いてみたいなやりとりを何度も何度もして。

だから、自分で考えて行動するみたいなところのしつけは結構厳しかったなぁと思います。


結構厳しいです。
生徒T
生徒T

時間管理の実践例

のんちゃん先生
のんちゃん先生

厳しかったですね。だから、『何分に、今日運動会の練習があるので何分に校庭集合?』って言われてます。『大丈夫ですか』って言って、『はーい』って言うのが返ってきて、『そのために何が必要?と思いますか?』っていろいろ返ってくるわけですよね。『着替えは朝休み中にやってなんとかなんとかで』とかって返ってきたら、『わかりました任せます』って言って任せるんです。本当に。

のんちゃん先生
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で、その何分に言ったのに、クラス全員全然揃ってないと。『50分集合って守れますか?』『はい』って帰ってきたのに50分に、その自分のクラスがパラパラ、その時に走って出てくるみたいな状態だと、『どういうことですか?その後50分集合守れますって言いましたよね』『じゃあ失敗はあるよ人は失敗はあるんだけど、何がまずくって次どうします』っていうのが出せないんだったら、『これから全部先生の方で管理させていただきます、あなたたち時間に集合できないんで』っていう風に言うと、『いや次は大丈夫です』みたいな。

『言ったことは守ろうよ』とか『自分で考えて、その時間に間に合うように工夫しようよ』みたいなのはすごく厳しかったなって思います。

のんちゃん先生
のんちゃん先生

『言ったことは守ろうよ』とか『自分で考えて、その時間に間に合うように工夫しようよ』みたいなのはすごく厳しかったなって思います。

だから子どもたちは、時間に50分って集合って言ったのに適当。とかっていうのは、自分たちの中でその後すごく考えさせられるの分かってるから、すっごい声かけし合ってたし、『あと5分だよ』って言って、こうなかなか動作があの遅くなっちゃう子とかみんなで手伝う。『みんなで手伝う』と言ったって言って、なんか?最後こうもうみんな引っ張って出てくれるのは子どもたちで、先生がお尻を叩いて叩いてって言うんじゃなくて。

将来この子たちが生きやすく、自分で考えて動けるように、そして助け合えるようにっていうような関わりをしていたなぁと思って。

【第3ステップ】人から愛される人になるサポート

のんちゃん先生
のんちゃん先生

ステップ3が人から愛される人になるようにサポートする。これは自分が必要ないですっていう子には強要してなかったです。これ第3ステップなので、別になくてもいいんだけど、こっちの方が人から愛される方が応援してもらいやすいし、生きやすいよっていうところで伝えていたのが、人が見ると分かっている文字は丁寧に書こうよとか、あとは人が聞いてもらって嬉しいな、話しやすいなと思うように話を聞こうよみたいな部分が愛されますよねと。

聞く態度の大切さ

のんちゃん先生
のんちゃん先生

だから先生が話をしている時に、こうやって聞いている人と、こうやって聞いている人のどっちの方が、なんかいい子そうだな、やる気がありそうだな、関心意欲態度ありそうだから通知表Aかなみたいなの、どっちの方がなりそうって言うと、やっぱこっちはもうだし、そういう人が多いと先生も話しやすいし、『このクラスのこと大好きだな、この子のこと大好きだな』って思うから、準備頑張っちゃおうかなみたいな連鎖が起こっていくのが人と人です。

文字の丁寧さが伝えるメッセージ

のんちゃん先生
のんちゃん先生

これ、論文のデータで出てて面白いんですけど、字が汚くてとてもよく書けている論文と、字が綺麗でそこそこの論文だと、どっちの方がどんな評価がすぐでしょうかみたいな実験がされているんですけど、読みやすい字を書いた方が評価が上がりやすい。

これは、やっぱり相手のことを気遣ってやっている気持ちっていうのが伝わるもんだよねっていうのはお話をしていて。なので、自分のメモはいいよと。自分のメモは自分さえ読めればいい話じゃない。でも『これ先生にノートテストあるの知ってたよね、知っててこの書き殴った文字っていうのは何が伝わっちゃうか?』って言ったら『バカよてめえこんなのにねこっちは気使ってる余裕なんかねえんでお前らは読む文字なんかどうでもいんだよバーガー』って見えますけど、『そういうメッセージでしたか』って聞くと『いいえ』。

のんちゃん先生
のんちゃん先生

『だったらそのように伝わっちゃうともったいないと思うよ、あなたの綺麗な字私知ってるよ、その最高級の綺麗な字を求めてるわけじゃなくて、先生に読みやすいように書けたらいいなくらいの気持ちを持ってくれると、きっとあなたが書いた文字を渡された人が気持ちよく仕事ができたり気持ちよく関わったりするんだよ』っていう話をして。

のんちゃん先生
のんちゃん先生

それでも書き殴る子っていうのはいて、それは『文字書くの俺苦手なんですよ本当に』っていうのは言ってたりするので、それはそれで別にいいけど、心象は悪いけどいいよ別に読めるからっていう話をするだけで、そういう人ってどういうことに気をつけて何をしていくと気持ちよく過ごせるよみたいな、しつけっていうのをかなり厳しくやっていたなっていうふうに思います。

だからこそすごく心地のいいクラスになっていたし、頑張りやすいクラスになっていたので、家庭でのしつけっていうところもちょっと参考にしていただけたらとっても嬉しいです。

指導の実際のエピソード

ちょっと字が自分は汚いので。ちょっと耳が痛いなと思ったところはあるんですけど、しつけっていうのの定義というすごく自分の中で変わった気がします。ありがとうございます。

生徒T
生徒T
のんちゃん先生
のんちゃん先生

字はいいんです、うまい下手じゃないんですよ、丁寧さが伝わるかどうかだって言ってた。そうなので、『読んでねこれ』っていうのか『めんどくせーなー』っていうが出てる字かっていうので、すごくね自分の頑張ってることとか自分の苦労っていうのは本当にそのまま子どもたちに教育者として、しつけに携わる立場として伝えるようにしてました。

のんちゃん先生
のんちゃん先生

ノートにノートがすごい汚い、字が汚いっていうか読めないよみたいな字が多かったり最初の方するんですよね。すると、朝の会の先生の話の時とかに、『ちょっとみんなにお願いがあるし、伝えたいことがあるんだけど』って言って話していたのは、『想像してみてね』って。

のんちゃん先生
のんちゃん先生

『このクラス何人いる?』『38人』『38人のノートの半分くらいに書かれた文章38個分読む立場になるって考えてみて』『わー大変』とかって子どもが言ってくれるんですよ。『結構大変なんだよね』って。『結構時間がかかる話でね』。

『昨日の夕方みんなのノートを見てたんだけど、なんて読むんだろうこれ、読めないな読めないな、こういうの書いてあるのかな読みづらかったな、読めない、、これさどう思う?みんなだってさ、感想書くのめんどくさいなとか、休み時間来ちゃったから早く終わりにしたいなって気持ちはわかるけど、ちょっともう辛くなっちゃった昨日。いっぱいなんかこれで、なんか?』

のんちゃん先生
のんちゃん先生

『AAAとAAとつけて、どんな風に書いたらいいかをみんなに伝えたいなとかって思ったんだけどね、正直言うね、途中でめんどくさくなった、めんどくさくなったからやめた、だってもうつらいもん先生だって』。

『なんか、すごい休み時間に早くドッジボールがしたいなっていう感じしか読み取れない、感想いっぱいあるから、もう字がちょっと読みづらいなと思う人ごめん読んでません、丸つけてBにしました全部』。

『で丁寧に書いてくれた子ありがとうって、すごく丁寧に読ませてもらったし、すごく嬉しかった。先生としてどうなんとかいろいろあると思うけど、ごめん昨日は疲れていて私頑張れなかった』って。

のんちゃん先生
のんちゃん先生

『みんなにもできることがあるなら何か協力してほしいんだけどどうですか』ってこういう話をよくしてたんですけど、そしたら。
『僕らは1人1冊だけど先生は38冊って思うと、もうちょっと丁寧に書けたんじゃないかなと思いました』みたいに言ってくれる子がいて、『ありがとうございました、ありがとうございます』『だったら頑張れます』。

『もしもうちょっと書きやすい読みやすい字で書いてもう一回読んでほしいです』っていう人がいたら持ってきて読みたいとは思ってるんだよって伝えたら、何人も書き直して持ってきてくれて、すごくその子たちに感謝したんです。『ありがとう本当に嬉しい、ありがとう』。

のんちゃん先生
のんちゃん先生

次の時から字は丁寧になる、人にものを字を書いて渡すっていうのはどういうことか?みたいなのを教えていくのがしつけだと思うので、先生は汚い字を読み取らなければいけないとかではなくて、将来この子たちが書類をね。

手書き少なくなってんでパソコンで打っちゃいいじゃんっていう話ではあると思うんですけど、手書きで書くときもあるだろうと、すると、これもいいしつけの機会になってたんじゃないかな、字を苦手な人って感じで。

まとめ:しつけの3ステップ

のんちゃん先生
のんちゃん先生

1.安心安全の場って自分が過ごしやすい場を作るために挨拶って必要ですよ、見出し並みって必要ですよみたいなところ。

2.自分で考えて行動することの大切さ、ここを伝えていく。

3.人から愛される存在になるためにどんなことに日々気をつけて、どんなところに心がけていけばいいのかみたいなところを伝えていく
そうすることで、子どもが将来応援されやすかったり、自分のやりたいことが仲間と一緒に達成しやすかったりするサポートをするっていう意味で、しつけってすごく大事なことだと思うし。

家族というコミュニティでの実践

のんちゃん先生
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家族っていう、家族もコミュニティじゃないですか、何人かの3人とか4人とかの家族で生きやすくすることで、『こうやって人と関わると心地よいんだ』とかっていうのを感じるために、しつけなしにはなかなか分からなかったり成り立たなかったりする部分なんじゃないかなと思います。

それを子どもたちに伝えられるのって親と先生と身近に関わる大人っていうところになってくると思うので、ぜひ何を伝えていこうかなとか、ここはちょっと厳しくしてみようかなみたいなところでお子さんと関われたら、叱っちゃいけないじゃなくて、将来のために伝えていきたいことは何だろうっていう風に、あのー、トライしていただけたら嬉しい。

のんちゃん先生
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この記事を書いた人:梶谷希美

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