小学校の先生をしていた時から今まで、「うちの子が友達ができないんです」というご相談をたくさんいただいてきました。
お子さんの友達関係に悩むお母さん、お父さんも多いのではないでしょうか。
今日は、そんな悩みについて、私の経験をもとにお話ししたいと思います。
お子さんは困っているのか?
先生、うちの子友達ができないんですっていう相談がありました。どうしたらいいでしょうか?


「小学校の先生をしていた時代から、たくさん相談いただいてました。」
そうなんですね。


このパターンにはいろいろあるんですけど、お母さんが心配しているわけですよね、友達ができないこと。その子に聞いてみたら、全然困ってない場合だから。一人で読書するのとかが大好きで、休み時間はすごく読書とかお絵かきとかを楽しんでいて、困ってない場合っていうのは、あんまり心配しなくていいのかなっていうのはまずつあります。

人には、いつも人と一緒にいた方が楽しいタイプと、一人でいる時間もすごく大切にしたいタイプといるので、友達が多ければいいというものでもないし。よくお伝えしていたのは、学校のクラスって近所の同い年の寄せ集めで、ランダムに30人くらい集められた中で、一生付き合っていく子を見つけるっていうのも難しいし。

実はそんなにコミュニケーションを取る時間がないというか、ほとんど授業時間であって、5分間休みでコミュニケーションと関係性を築くことって結構難しいと思うんです。だからそれでお子さんが困ってなければいいですよっていうのが一つです。
「それじゃあ友達できないよ」という行動パターン

もう一つ、子どもたちに関わるときに、『それじゃあ友達できないよ』っていう行動をする子には、結構積極的に関わってるなと思います。
それじゃあ友達できないよっていう行動?

クラスでの企画への非協力的な態度

「そう、関わりを友達にする子。どういうことかっていうと、例えばお楽しみ会をしますはい、とか。だから学級活動みたいな時間で、プラスで何をするかを決定する時間があったり。外遊び係っていう係ができましたクラスの中で。その外遊び係っていうのはみんなでクラスのメンバーが楽しく外遊びができるようにと言って、『今日の20分休みは、みんなで鬼ごっこしますみたいなのを企画してぜひ参加してください』みたいなのを企画する子がいるという場合に、『ガンとして俺そういうの嫌い、やんない』っていう子、ちょっと感じ悪い感じですね。

これ、自主性を子供の自主性を重んじるっていうような言い方で言えば、休み時間なわけですよね。言うたら勝手に企画したわけですよ、外遊び係が。確かに、それに参加するか否かは本人が決めていってのはその通りです。だから私も様子を結構見るんですけど、毎回そうな場合、結構連続して3回とか、いろんな子がいろんな企画をするわけです。それはクラスっていう単位で動いているので、じゃあ次はクイズ係が『この休み時間はクイズを出します』みたいな時に全然参加しない。で、お笑い係が『お笑いライブを作りました。次の給食終わった後にお笑いライブ披露します。ぜひみんな見てください』みたいな時に全然見ないっていうことが続いた時には、呼んで話をするようにしてましたね。
人間関係の相互性について

誰かと一緒に過ごしていくという時に、人が企画したものに対して『興味ないからいい』『そういうの嫌いだからいい』っていうのを続けていたら、あなたが『何か聞いて』って言った時に『誰もやりたくないよ』って。

人と一緒に生活していくっていうのは、ちゃんと協力しようかな、そっか一生懸命考えたんだ、やってみようかなって言った時に、例えば自分が困った時に助けてくれたり、例えば自分が『これ聞いて』っていう時に聞いてくれる人っていうのは、持ちつ持たれつのお互い様であって。

『自分は自分の楽しいことだけします。他の人がやったやつ興味ないです』っていうのは、『あなたと過ごしたい人がいなくなるよ』って。実際そういうことで友達少ないです。でも当たり前だと思う、それって。
大人の世界も同じルール

大人になってから、なんか『これ企画したよ』『全然興味ない』『これ一緒にやんない?』『私これだから一人で生きていきたいの』っていう話。そういう人が、ちょっとなんか『これこれがないんだけど探してくれない』って言った時に『探すよ探すよ』ってみんなが集まってくるかなって言うと、そんなことないんですよね。

だから、人と人って影響し合って生きてるんだよねって。私たちは偶然だけれども、一緒に生活していくことになったわけだよ、1年間。だから誰かが頑張ったことに対して、よっぽど嫌だとか、よっぽど用事があるとかっていうのはしょうがないよ、それは。でも、そうじゃない時に非協力的な態度をずっと見せ続けるっていうのは生きづらいと思う私は、っていう話はしてましたね。
先生としての関わり方

すごくだから、『イエス、興味ないから』みたいなことに関しては、その子が何か言った時に、『先生これやっといてください』みたいな時とか『これお願いできますか』『嫌です』ってはっきり言ってた。

だってみんなが言った時に『やらないって言ったじゃん』『私だって気に入りません』『嫌です』『それやらなきゃいけないことじゃありません』『やりたくないです』って言って、周りの子供たちが『まあまあまあ先生先生いや、この子も頑張ったから』とかって、周りの子がフォローしたりしてて。

『聞いたって、頑張ったからってこうやって集まってくれる人のいろんな企画をあなたは無視し続けてもこういうふうに言ってくれる人がいることに何とも思わないの?』『私は嫌だ、あなたの言うことに協力するのは』っていうような役割をよくやってました。

だから、学校ってそういう社会性を身につける場所だし、本当に一人で生きていきたかったら集団に入らない方がいいというくらいに。集団に入って、どう人と折り合いをうまくつけたり、どう人といい関係性を築いていくかっていうのは子どもが練習してるんだと思うんですよね。だからこの関わり方っていうところについては、自分ばかりを優先する関わり方をしていたら人は離れていくよっていうのは伝えていました。

本人が『俺友達いらないし』って言ったりするんですけど、それはそれで『じゃあいいよ』って。でも『あなたがこれこれしてっていう時に私は協力したくない』っていうのは、私はそれを伝える立場だと思っていたので、割と心を鬼にして言っていたかなって思います。そういう時に助けてくれる友達がいた時に、やっぱり協力したいなっていう気持ちが生まれてきたりする。だから社会性を身につけるっていう意味では、私はそうやって関わっていました。
家庭でできる社会性を育てる関わり方

じゃあ、お家でできることって何なのかなって思った時に、やっぱり大人って譲り上手なんですよ。今日人生ゲームをやるのか、盲鉄をやるのかっていうところに大人ってそんなに思いないじゃないですか。『絶対に人生ゲームです』みたいなのない。

じゃあ家族でやろうねって言って人生ゲームを始めました。途中でその子が飽きました。だいたい自分があんまり勝ててないとか、分かんないルールが出てきた時とかに、割と『もういい』みたいなことってなったりする。『お母さんは今トップです』『みたいなもう少しでゴールです』みたいな時に『もう俺やんないもん』みたいなことって起こるんですよね。
親が意識すべき対応

大人ってそれを中断することにあんまりこだわりないじゃないですか。『別にいいか』と『そっか、そっか』で『じゃあ次の遊びやる』っていうことが、この少子化の時代まかり通りやすいわけですよね。そうすると『自分が気に入らなければやらなくていい』。

どんなにお母さんが今トップでもここまでの時間を費やして、あなたがやりたいといった人生ゲームをやったとしても、子供が『それはきっとあなたしか興味ないよ』みたいなところも、『見てみて』って言ったら大人は付き合えるわけですよ。『いいね』『楽しそうだね』『可愛いね』とかって見れるわけです。

でも実際の社会って、自分のアルバムとかを例えば会社に持って行って『私の小さい頃の写真なの』とかっていうのに、『いいね』ってみんなが集まってくるかっていうと『知らねえよ』って話だったりもするわけですよね。ちゃんと小学校の社会もそうなっていて、よくわからないものをみんなに共生しようとすると『え?』ってあんまり人は集まってこなかったり、人が提案しているものに対してあまりに非協力的だと人が離れてくるっていうのはちゃんと起こっていくので。

私は家庭でできることがあるとしたら、やっぱり自分が遊びたいといったそれに付き合ってくれたお父さんとお母さんが途中でやめるっていうのは気分が悪いよと伝えた方がいいかなとは思います。『すごい気分が悪いよ』って。『一緒にやろうって言ったものは最後までやった方がいいと思うよ』。『じゃあお父さんとお母さんで楽しもうか』みたいな感じで。

その子に全部合わせる、合わせることって簡単なんですよ。大人は大して人生ゲームにこだわりないし、ね。なんですけど、お父さんとお母さんで最後まで楽しんじゃうとか、ぶたれててもね。でやっぱり自分がやろうって言ったものを人がまだやってるのに途中で抜けたっていうのは、嫌な印象を持つよって。

お母さんが次『これやりたい』って例えば言った時に、『やだ、やりたくない』っていう態度が続くようなことがあったら、その子が『これやりたい』って言った時に『やだよ、だってさっきやだって2回言われたから、私も嫌』っていうようなことは、教育として、そういうことするとお友達同士だってやって思うよっていうところは、意識的に伝えるようにしてたかなって。

それが人とうまくやっていくとか人と幸せに関わっていくための、ちょっとコツだったりもするし学びだったりもするので、それは積極的に伝えるようにしてるかな。フリースクールで関わる子どもたちもそうだし、若津教室とかで関わる子どもたちもそうなんですけど、そういうような言動があった時には、『だったら一人で生きていけばいいと思う』って。いる人たちが今すごく気分が悪いですっていうのははっきりと伝えるようにはしているなと。
それって今の話ってすごくわかるんですけど、表現気をつけないと、結構子どもも、うまく消化できないというか、ショック受けちゃうこともあるのかなというふうに思ったんですけど、そこいかがですか?

表現方法の注意点:「人に合わせなければいけない」ではない

そうですね、危険性はありますね、これは。『人に合わせなければいけない』ではないっていうところが微妙なところで、『人がやってることは協力しなければいけない』ではない。さっきも何回か『様子を見る』と。お友達として関わるときに『これは離れていっちゃうぞ』って思うときに言います。

言い方も大事だよっていう話もしていて、例えばお笑い係がお笑いライブを企画しました、でもどうしても自分は今日図書室に行って借りたい本があるっていう場合、大人でもコミュニケーションで勉強したりしますけど、『すっごい見たいんだけど、見たいなって気持ちはあるんだけど、この本どうしても予約してた本今日行かないといけなくて、だから今日は残念だけどそちらに行くね』って伝えれば何の問題はないわけですよね。『一生懸命頑張っている姿素敵だなと思うんだけど、今日はこっちを優先するね』とかっていうのはいいわけですね。

でも、『感じが悪いな』って、これは友達同士の関わりで『感じが悪いな』って、っていう時には伝えるようにして『勝手に見えるよ』っていうのは伝えるようにしてるからね。確かにね、『人に合わせなければいけない』とか『人と違う行動をするのは自分勝手だ』っていう風に伝わると怖くって。そういうことじゃなくって、『持ちつもたれつ』だっていう言葉をよく友達の間で使うなとは思いますね。『合わせなきゃいけないではない』です。ちゃんと自分がやりたいことがあるんだったら、それをきちんと伝えられるようになろうと。
建設的な意見の伝え方を教える

結構子供たちって思ったことそのまま言うんで、それもいいところもたくさんあるんだけど、例えば一生懸命外遊び係が『外遊び企画しました。こういうのをやります』って言った時に『超つまんなそう』とか言ったりするんです。でもそれに対しても『今なんて言った』っていうのは伝えますね。『自分が一生懸命企画したものに対して「超つまんなそう」と言われたらどんな気持ちがするか考えてみようよ。すごい嫌な人だなって今見えてるけど大丈夫』っていうのを伝えた上で。

『意見をしちゃいけない』になっちゃいけないんですよ。実際そんなにつまんなそうだった場合っていうのはあるんですよね。外遊び係の企画がすごく未熟で、なんじゃそりゃっていう企画を出した場合、意見はしていいわけです。でも意見の言い方っていうのは大事じゃないですか、生きていくのに。大人の会議で誰かが企画を出した時に『わーつまんなそう』って言う人いないんです、大人で。だってそれじゃあうまく生きていけない、周りとやっていけない人の気分を害し続けちゃうから。

だから、『つまんなそう』と思ったポイントを言うことが必要だって。『外遊びの企画っていうのはいいと思うんだけど、鬼が15人もいたら一瞬で終わると思います』みたいな。『だから鬼の数を減らしたらもっと良くなると思います』って言ったらいいんだよっていう言い方を練習していくことが大事なので。『意見しちゃいけない』じゃないし、『従わなきゃいけない』じゃないし、『人が言ったことは絶対に協力しなきゃいけない』ではないっていうところが、ちょっとあの塩梅を見て。

『お母さんが人生ゲームって言ったらやるなよ』っていう風に言うと『人が言ったものには従わなければいけない』っていうことになっちゃうから、そう確かにそこは危険性でちょっと気をつけた方がいいところではあるかなと。
そういった関わりを続けていくとやっぱり子どもたちの言動とか関わり方って変わってくるもんですか?

子どもの言動や関わり方は変わっていく

もちろんあります。考えて発言するようになるし、基本的にその人が頑張っていることっていうのに対して、応援の目を持つことっていうのはすごい大事だって伝えるんですよ。『応援の目を持った上で自分の意見を伝えることは大事なんだけど、なんで、なんであったらこんな企画がいくのやろ』とか、腹を探してやるみたいな目で見てると、味方って減ってくよって。自分自身のね、みたいなことを伝えていくと、やっぱりちゃんと応援できるようになる。

フリースクールで関わってる子たちを見てて思ったんですけど、結構長い間関わってる子たちってやっぱりその辺の温かいんですよね。それこそ『僕のアルバム見て』みたいなことに対して『いいよいいよ見てみよう』って言って一緒に見る。『自分はこれを遊びたいんだけど、そうじゃない?』みたいな誘い方も上手で。

まだ慣れてない子っていうか、そんなにフリースクールに入ってそんなに経っていない子っていうのは、やっぱりそれで『やだよ』っていうのは出る。『知らないよ、興味ないよ、僕知らないしその遊び』みたいな。『教えるよ』とかいっても『知らないし、わかんないし』みたいなのっていうのは、

やっぱね。そういうふうに関わった方が気持ちの、気持ちがいいんだっていう経験を積んでいくことが、コミュニケーションとか人との関わり方を学んでいくことだと思うので、根気強く、あれって思った時に声をかけ続えるっていうのが大事かなと思います。

ポイントは、自分がそれちょっと勝手でしょとか、それわがままじゃないとか居心地の悪さを感じた時に、『それは勝手だって思ったよ』と言語化して伝えることっていうのが大事かなという感じです。
まとめ

自主性を重んじるということと、自分勝手を助長するっていうことは違うなと思うんですよね。自分でこれをやりたいと思うことはいいし、これはどうだろうと感じることもいい。ただ、『自分は何も頼むことがないです、人に頼ることはないです、一人で生きていきます』っていう場合はいいと思うんです。でもそれって結構辛い人生だと私は思うけど。

人間って、でも自分は例えばお母さんとかお父さんとかクラスの友達にお願いすることはあるけど、『私は僕は何にもしないよ』っていうのは、やっぱりうまくやっていけなくなる。それは自分勝手に当たるから。

自分の思いを持つことも自分の意思を持つこともいいんだけど、人とうまくやっていくっていう時に、勝手に見える行動とか『それはわがままだって思うよ』って見える行動っていうのは、『こうした方がいいと思うよ、それをされると私も次はやりたくないって思うよ』っていうのは、しつこく伝え続けていこうと思っていて。

これを伝え続けていくことっていうのが本当に子どもたちが、割と楽しく気持ちよく関われるようになる。気持ちよく関わった時に『人っていいな』とか『みんなで何かやるのって楽しいな』って思う感覚につながったらいいなって思うんですよね。

ぜひ自主性を重んじるの大切。でもそれじゃあ友達が離れていっちゃうんじゃないかなと思った時、お家庭でもお母さんは人生ゲームそんなにこだわりはないんだけれども。でもそれは違うんじゃないって、『やだなって思うよ』っていうのは伝えた方がいいことだと私は思います。」
ありがとうございます。

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