あなたの子どもも「三日坊主」で困っていませんか?
『習い事を始めても、すぐにやめたがる』『最初はやる気満々だったのに、気がつくと興味を失っている』そんな悩みを抱えている親御さんは実は多いのではないでしょうか?
多くの場合、子どもたちは「なんとなく楽しそう」という理由だけで物事を始めてしまいます。
今回は、教育現場で数多くの子どもたちを見てきた経験をもとに、この問題の根本的な解決策をお話しします。
なぜ子どもは何でもすぐにやめてしまうのか?
『のんちゃん先生、子どもが何かを始めても、すぐにやめちゃうんですけど、どうしたらいいですか?』という質問が来てます。


本当によく聞きますね。何に関しても、何に関してもそう。習い事に関しても、『これやってみたい』と言っても、ちょっと怖いとやめるとか、先生があれだからやめるとか。よく聞く、これをどうにかしたいって話ですよね。
そう、始めたからには続けてほしいし。

問題の根本原因:目的意識の欠如

『なんでやりたいの?』っていう目的、目的をはっきりせずにホイホイホイホイ何でも始めるからだと思うけどな。

いろんなことを始めることは大事。そこに折り紙がある、『折りたい』みたいなのは、ホイホイ何だって始めていいと思う。

けど、例えば送り迎えが伴う、お金がかかるっていうところで言うと、もうちょっと多分。『どのぐらいどうしたい?』『何を身につけたい?』『どのぐらいやる気ある?』みたいな話は、親御さんとお互い話してから、最低『何ヶ月続けます』とか『この試合には出られるようになります』とかっていうのは設定してみて始めるっていうのが、私は結構大事なんじゃないかなって思いますね。
効果的な解決策:事前の話し合いが鍵
1. 目標設定の重要性
なるほど、やっぱり何か始めるって時にやってほしいなっていうのはすごく思うんですよね。ホイホイホイホイ全然やらせる、すごくそうだよねと思うんですよ。

ただそこで何か、じゃあそういう条件をつけて、どうしよう?っていうのはなかなかイメージがつきにくいところはあります。


条件っていうよりも、そこで何を得たいのかを明確にせずに始めると、向かう先が子ども自身も分からないものを始めることになるから。

『何を身につけたくて、どうしてそれがしたいと思ったのか?』っていうのを話すのは、別にこっちが条件を提示するっていうよりは、やる気をもっと出してもらうために必要なんじゃないかなと思って。
2. 「パトロン」システムの弊害

暇もお金もあり余ってるんだったら好きにしたらいいと思うけど、結構そうでもないところも多いと思うし、そうではない。全部行かなくなっちゃったけど、ずっと月謝払い続けても全然痛くも痒くもありません、みたいな感じだったらいいのかもしれないし。

いろんなものに触れることっていうのはいいことだと思うんだけど、私はそこに説明責任が伴うと思っていて。子どもであれ、自分のお金でやるのはいいと思う。

うん、いいと思うけど、その自分で、例えば大人が英会話を始めました、『これこれこういうのが身につけたいから』でも、お金は毎月5000円ぐらい飛んでいくけど、全然参加しないみたいなので、ちゃんと自分の身も切られてるじゃないですか?

『また5000円落ちてる』みたいな、『そろそろ解約しに行かなきゃ』みたいなので、ジムとかね、めっちゃ大人もあると思う。
ありますよね。


で言うと、子どもって身を切られてないんですよ。払ってくれてるパトロンがね、常にいると。そしたらね、多分ね、私もね、払ってくれるパトロンがいてね、『のんちゃんの英会話にいくらでも出すよ』とで行かなかったら、行った気も帰る気もないですよ。

5000円飛んでってもね、であんまりよろしくない。余計行かない気がするもん、『別に行きたい時に行けばいいや』みたいな。
3. 「出資」という考え方の導入

で言うと、出資するわけですよ、親御さんって、そのお子さんの気持ちにね。そしたら、『どのくらいやりたいか、どのくらい頑張るか、プレゼンしてみ』と。『そうか、それは期待して、ぜひ出資しよう』と。

ただし、やる気がないな、これじゃなかったって思ったのかな、って、こちらが思った場合は、ちょっと話し合いっていうのを持つのが、習い事だと思うので。

それでいいとか、『何回連続で休んだらとか』、細かいところまで設定する必要はないと思うけど、なんか、こちらが見ていて、『言ってたんと違うな』って思った時には、ぜひ話し合いを持たせてね、ぐらいなもんだと思うんですよね。
実践的な対処法:ピアノの例
具体的なケーススタディ

だから、『ピアノうまくなりたい』とか、『発表会でこの曲が弾けるようになりたいから』とか始めたとして、全然練習もしないと、ピアノのレッスン日の前にグズると。

こっちは送り迎えをしてあげて、『練習しろ、練習しろ』毎日言ってあげて、グズったのを連れて行って、先生に『あまり練習してませんね、お子さん』みたいなの言われ、月謝も払うと。そんなの変じゃん、っていうところで。

言うと、『話したんと違うね』って、『ピアノじゃないって思ったんだったら、他をしたらいいと思うし、これが続くようだったら、今月で打ち切らせていただきます』っていいと思って。
「横の関係」を築く重要性

そういう条件があった方が、人って頑張れる。確かに。それでもやめていいやって思ったものは、やめればいい。

やめる時に、『こうやってやってみたんだけれども、やっぱりこういう風に練習していった時に辛いが、今はすごく、今は始めた頃のようにワクワクしなくなっていると、自分はピアノじゃないと思ったので、ここまでありがとうございました』って、ちゃんと親に説明してあげればいいと思う。

これが横の関係だと思うんですよね、私。
なるほどね。


そう、出してあげて当たり前じゃない。出してもらったことに、ちゃんと感謝するし、それに見合う何かをしようとする。できなかった時は、やめて次を探せばいい。

『あんた、ピアノ続かなかったんだから、スイミングもダメよ』みたいな話じゃなくて、向き不向きある、好き嫌いある、はやってみないとわからん、っていうところで言うと、別にいろんなものやっていいと思う。

けど、それって無条件に出してくれて当たり前な態度でやることでは、私はないと思う。それって横の関係じゃないと思うから。

ちゃんと、あの、『ダメです、すみませんでした』って言って、やめればいい。
「泣けばお金が出る」パターンの危険性
心理ゲームを避ける方法

『言ってることとやってることが違うんだ』って話をよく聞くんですよ。やめようって言うと、『やめたくない』って泣く。でも練習しない、取り組まない。みたいな時は、打ち切ろう。親御さん、勇気を持って打ち切ろう、と思う。

じゃないと、『泣きゃ、やめたくない』って、『泣きゃ、お金は出てくるもんだ』と、『パトロンは一生応援してくれるもんだ』っていうのは、学ぶと良くない。そんな世界ないから、社会に出てね。

一部あるかもしれないけど、『泣けば出してくれる人がいる』って、とても一部すぎると思うから。

でも、『約束したね』って、『言ってることと違うので、やめよう』って、ぜひ。『他に興味があることとかを、やってほしい』っていうのを、こちらが。

『本当はやめてほしくないけど、やめる?』みたいに出すと、泣いて、『これやめたくない』って言ったじゃん、みたいなゲームになっていっちゃうの。これ心理ゲームなんですけど、なっていっちゃうので。

いや、向いてないとか、好きじゃないものは、ぜひ早めにやめて、無駄なお金は使わない方がいいと思う、みたいなのは、最近出てない、自分の英会話にも言えるんだけど、隠して他のものした方がいいと思う、みたいな。

自分の身を切ってますよ、切ってますけど、そういうもんだと思うんですよね。やってみないとわからんし。なので。
建設的な解決への道筋

ぜひ建設的な話し合いを持って、それが破られた場合は、めちゃめちゃやばい、だって、もし本当にやりたくて、『やっぱり絶対やりたいです』っていう話であれば、もう一回契約すりゃいい話。

入会金とかがかかっちゃって無駄になるなら、その分の子どものお小遣いから払ってもらえばいい話ですよね、ぐらいな感じで、付き合っていくのがいいんじゃないかなと思います。
学校での係と当番の違い
集団生活における責任の教え方
一方で、例えば学校の係であったりとかで、生き物係になりましたと。生き物係に最初はやりたくてなったと。でも、生き物係の世話を全然しないみたいな場合ってどうしたらいい?


これで言うと、学校は当番と係っていうのは、はっきり分けてました。生き物とか当番でした。
なるほど、係ではない。


当番っていうのは何かっていうと、絶対に集団生活をやっていく上で、みんなが働かなかったら、全部先生がやる話ですよね。

じゃあ、金魚に餌あげて、窓を開けて、電気消して、みたいなことを、健康観察持ってきて、手紙持ってきて配って、みたいな。全部先生が一人でやらなきゃいけないってなると、相当きついんですよ。

しかも、何で先生が全部やらなきゃいけないのっていう話だし、それってすごくよろしくない。先生がいなきゃ何もできないっていう風になっちゃうのが良くないよね。
システム化の重要性

だから、ここに30人の子どもたちがいて、先生がいて、この31人で、この1年間、この教室で快適に過ごしていきましょうって言うと、平等に割り振れる仕事っていうのが、毎日あるもので絶対に必要なものは、平等に割り振ろう、黒板消しはね。

それを31等分するわけですよ。その上で、それは、やらなければならないこと、集団生活を営んでいく上で。だから、それは、なんか、やだって言って、やめていたら、やらないことが出てくるんですけど、システム化していく必要があって。

当番チェック、当番っていうのがいて、当番はお仕事をすると札をひっくり返すんだけど、札がひっくり返されてなかったら、帰りの会で、『札がひっくり返されてないですが、やりましたか?』みたいな確認が入って。

やってた場合は、ひっくり返されるし、やってなかった場合は、当番忘れチェックにチェックされるわけですね。

『放課後やろうと思ってました』とかで、そのまんまに残っちゃった場合っていうのに、チェックが入って、チェックが入ってしまった場合は、次の日、教室のゴミを10個拾ってゴミ箱に捨てるっていう新しいお仕事。

それが生き物係だったりしたら、金魚が死んじゃったら大変なんで、次の日に必ずやって、『やりました』っていう報告をするっていうのは、システム化して、やらなければならないものです。
これはお家でもあると思いますよ、お皿洗い当番とか。

係活動の本質

係っていうのは、やってもやらなくても、あってもなくても、誰も困らないんだけれども、より良くしていくために、クラスをより楽しくしていくために、子どもたちが作っていたのが係とか。

で言うと、仕事をしてない係は、廃止ですよ、廃止。話し合いが持たれてた。なんか、この1ヶ月間、お笑い係が何もしてないんですけど。

私は報告時間というのを作っていたので、『何もしていません、何もしていません、何もしていません』という報告が続いた場合は、話し合いです。『どうしますか?』って、『続けますか、他の係にしますか?』みたいなシステムで。

やっぱり、やらなくてもいいにはしてなかった。
やる気を継続させる秘訣
応援団の事例から学ぶ

あとは、よりやる気のあるものにするために、どうしたらいいかって言ったら、そのことを続けたら、どんな良いことがあるかっていうのを、最初にちゃんと話すことっていうのは、すごい大事です。

例えば、学校の中で応援団だったり、代表委員会って言って、クラスの代表とか委員会の代表をやっている子どもたちと一緒に企画運営をしていくみたいなのは、よくやってたんですけど。

のらりくらりやっても終わるんですけど、でも、それじゃあ感動するものとか、達成感のあるものっていうのは作れるっていうのは、よく分かってたので。
最初のモチベーション設定

一番最初、応援団でクラスって立候補したり、押し付けられたりして、集まってきた子どもたちがいるわけですよね。押し付けられてきた、集まってきた子どもたちがいるときに。

応援団の応援がどのくらいだったかっていうので、正直、運動会の盛り上がり具合は決まると思ってる、私は。

その上で、私の中で、『あの年は全然ダメだったな、応援団』『あの年の応援団、すごかったな』っていうのは、正直、はっきりある。

『ここに集まってきたメンバーを見て、楽しみでしょうがないんだけど、なんか、いい応援になりそうだなっていう気がしてならないよ。待って、これだけいい姿勢で聞いてるしね』とか、ピンってなるんですよ。

『いやー、すごい楽しみで、いい応援、やりがいのある、みんなの心に残る応援をするためには、やっぱり練習量が必要になる』で、『だいたい毎年の応援だって、これくらいの練習があって』で、『もね、毎回ね、サボる人とかね、途中でやめる人とか現れたりするんだけど、嫌なら嫌で、ちゃんと嫌な理由を言いに来てくれれば、相談に乗る』
自主的な選択の重要性

その上で、『やる気があるって思う人、今だって、一緒にやるぞっていう人、立つよ』って言ったら、なんとなく強制的にみんな立つんですよ。

『よし、みんなやる気がある人たちが集まったね。すごい、これからが楽しみだ。掛け声かけるよ』って言って、掛け声かけてから始めたら、だいたいやる気が続く。

これなくやっちゃうのと、あってやるのと、全然違うから。

ここに集まってるメンバーは、本当にすごいメンバーが集まってきたんだっていう、本人たちのやる気度を上げ、そして、本当に毎回の練習が充実していくようには、やっぱりそばにいるんだけど。

うんで、応援団に来たのに、ダラダラしてて、こんな風にいる。『このところには、やる気があって来てる人、そうじゃない人って、そうじゃないんだったら、今すぐ帰っていいよ。みんなの雰囲気下げてるから』言ってたし。

その上で、『イエー』って言って、こうなった時に、『かっこいいね、さすがだ、さっきの間違いだった、みたいだ、ごめんね』みたいな感じの関わり方って、続けていたし。
未来のビジョンを共有する

そういう、最初の、『あなたはどう関わっていきたいの?』って、『それをやっていった先に、どんな未来があると思う?』みたいなのを、一緒に描くって、すごい大事だから。

習い事を始めるにも、お子さんが『応援団入りたい』とかって言ったっていうのも、何にせよ、『応援団いいね、やってみれば』って言って、ピョーンってなるんじゃなくて、『じゃあ、どんな応援したいと思ってるの?』『応援団って、これくらいの練習があって、きついって聞くけど、どう?』『それでもやる気あるの?』『そうか、だったら、すごく楽しみだね』っていう関わりがあるかないかで。

子どもがどれだけやる気が持続できるか、っていうのは、やっぱり変わってくるなっていう風に、すごい思いますね。
まとめ:継続する力を育てる方法
主体的な選択を促す

まとめると、子ども自身が主体的に選んで、やり始めたもの、これにはどんな、いろんな人の力が加わってるのか、っていうのは、私は話した方がいいと思う。

『応援団になりたかったけど、なれなかった人もいるよね』とか、『この応援に、どれだけの先生方が関わってて、どれだけ運動会の成功がかかってるか』とか、『それにはこれだけの練習が必要なんだけど、それについてこれる人たちなんだね』っていうところで始めたり。

『応援団が最高の応援をした時って、本当に感動的なんだよ』って、『絶対、運動会終わって、やった、やりきった、運動会本当に楽しかった』って思うのは、私は絶対応援団の人たちだと思う、っていうのも伝えるし。

それは、適当に参加してる人には味わえないものだから。『どっちがいい、やる気がある人、立つよ』って言った時に、みんな立ったら、『もういいですよ』それで、自分の同意っていうところで、手を結ぶみたいな。
責任感を育てる

最初の設定っていうのは大事。その上で、やめたくなったら、ちゃんと理由を説明して、みんなに謝って、やめればいいんですよ。

ふーんって消えられるとか、じゃなくて。なんか、応援団も、別に途中で本当にきつくなったら、言って、やめたらいいと思う。

その代わり、代わりを探さなきゃいけないから、それは一緒に探すけど、あなたにも責任がある話だから、一緒に探そうね、っていう話になるし。

それも全部、先生たちが面倒見るし、代わりも先生たちが全部探すし、すっと消えても、なんでもないよ、みたいなことをしていくと、本当に何でも簡単にやめる人になっちゃう。
達成感を味わう経験の積み重ね

では、やっぱりある程度苦しいところも頑張ってこそ、それも仲間と協力して、楽しみながらですけどね、乗り越えてこその達成感とか、得られるものっていうのは、絶対あるんですよね。

やっぱり、そういうところって、小さな時から、ちょっとずつ成功体験として得てってほしい。

『頑張ったから、こんなものが得られたね』『本当に、あなたはすごいね』っていうのを、子どもがちょっと踏ん張った時に、『いいね、いいね』って、する言葉だったり、そういう経験を作ったり、っていうのは、小さく積み重ねた上で、そういう声かけっていうのが、すごい大事なんじゃないかなっていう風に思います。
ありがとうございます。

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