今回は…
「学校の先生からの電話、意味わからないんですけど…」という
親御さんからよくいただく心配について
どうしてそんなことで電話が…??
これ…
仕方がないんです😭🙏
こんなとき親としてできることは??
お子さんや先生との関わり方についてお伝えします
(2022/02/15 youtube配信動画)
先生、子どものできていないことばかりを電話で連絡してくる先生がいるらしいんですけど、これどうしたらいいんですかね?
これね、よく相談を受けますね(笑)なんか、3日にいっぺんぐらい、先生から電話がかかってくる、もうノイローゼになりそうだーっていうような相談受けたりしますね。
3日にいっぺんは多いですね~
最悪の事態を想定して、心配・不安を感じた場合にお伝えしています
これちょっと、先生を代表して、申し訳ないっていうところもあるんですけど、先生側の立場で言わせていただくと、ちょっとね、しょうがない!何か、もしその何かがエスカレートしてとか、もし何か大変なことが起こってとか、これをきっかけに学校に来れなくなってとか、最悪の事態っていうのを想定したときに、絶対に先生って責任取れないんですよ、その子の将来に。関わるのは1年だけじゃないですか。で、自分の関わりによってとか、そのクラスで起こったことでとかで、もし何か大変なことが起こったときに、絶対に先生は責任が取れないんです。っていうことで、何か迷ったらとにかく保護者に電話、ってなってます。まず保護者さんに伝えようと。
だから、「今日こんなことができました」でいちいち電話するわけにはいかないんですけど、やっぱり何か心配だなとか、これはちょっと不安だなと先生が感じた場合、迷ったらとにかく電話となっているので電話が鳴っちゃうんだと思います。
電話が。。3日いっぺんはきついですよ。
いやそうですよね。そうだと思うんですけど、先生って、前に立ってる時間っていうのが子供たちと過ごす時間の大半を占めるんですよね。一緒に何か遊んでるとかっていうより、前に立って授業していたり、前に立って何か指示を出していたりみたいな時間がすごく多い職業ですよ。
ちょっと想像してみていただきたいんですけど、前に40人くらい人が座っていてね。で、学校っていうシステムって、みんなと同じことを言われた通りにやることがよしとされる仕組みになってるんですよ。授業中も「気をつけ」と言われたら気をつけして、「今からノートを取ってください」と言われたらノートを開いて取るというのを、前で1人で見ていると、やってないから目立つんです。「やってない」って目が行くんですよね。みんなやってるけどやってない、みたいなのは、やっぱり目がすごく行きやすいから気になりやすい。
みんなと違うと目立ってしまうが、学校のシステムが正しいわけではない
この学校のシステム自体が今の時代に合ってるかっていうと、全然合ってなくて、これからって、人と違うことがすごい重要なわけじゃないけど、自分らしいクリエイティブさとか、これからね、どう時代が動いていくかわからない中で、自分に何ができるだろうみたいなことを考えられる力がすごい求められる中、みんなと同じことを同じ時間で同じようにせよということを繰り返すのが学校だから。やっぱり子供ってすごく本能的で、それができない子とか、それが苦手な子とか、それに対して反発する子っていうのは増えてきてるんですよ、今すごく。
その、できない子が目立つ、すごい目立つから、目につく、気になる、何か反抗してるように見えるとか、その行為が学校の中でみんながこうしているのに1人だけ踊ってたとか、1人だけやらなかったみたいになると、よろしくないことだと、叱責を受けるし、注意を受けるし、周りの子からも「なんでやんないんだ」「なんでみんな座ってんのに1人立ってんだよ」みたいなふうに言われるから、その子自身の自己肯定感も下がってくんですけど、その上で、連絡がいっちゃうんですよね。
なるほどねー
内容を聞いて、親御さん自身の判断軸で判断していただいて全然いい!
だから、先生からそうやって連絡が来たら、中身を聞いて、親御さん自身の判断軸で判断していただいて全然いいと思ってて、「1人だけ踊ってた」と言われたら、「うちの子なんて面白いんだろう」と思っていただきたいんです、本当に(笑)
これからの時代、1人だけ踊ってる方が多分、面白さとかクリエイティブさとか、言われた通りにやるんじゃないんだ、みたいなところも大事にされる世の中になってきてるから、「なんで1人で踊ってたの?」「どんなダンスしてたの?」みたいなところを楽しんでいただきたいし。
先生が言ってきたから駄目なんだって捉えたら本当につらいことになっちゃうから、中身を聞いて、それが友達を傷つけたとか、いじめたとかっていうことだったらやっぱりご家庭で話をするようなことだと思うし。
そんなことで家に電話してくるの?と思ったら
結構、「何そんなことで家に電話してどうするつもりなの」みたいな電話もかかってくると思うんですよ。そのときにそう思ったら、「先生大変なんだな」「すごく大変なのか、これは連絡せざるを得なかったんだろうな」っていうところを、申し訳ないんですけど汲んでいただいて、お子さんと関わるときには、「何か楽しいことしてたんだってね」くらいの関わり方でいいんじゃないかなっていうふうに思います。
先生っていう仕事も、本当に大学を卒業してろくな研修なく先生になってます。突然、4月1日に赴任して、8日間の準備期間っていうのは、何か健康観察簿にどのような順番で判子押すかみたいなので、いろんな準備を整えたら、もう4月8日から担任の先生になっちゃうんですよ。子供とどう関わったらいいかとかってわかんない中、その後もそんなに研修はなく、自己流で、「どうしたら子供が言うことを聞いてくれるか」とか、「どうしたらこの1年の単元がこなせるか」とかっていうところですごい葛藤しながら頑張っているところで。
先生とお母さんやお父さんがタッグを組めたら最強!
お母さん、お父さんもそうですけど、突然母親父親になるじゃないですか。先生も突然先生になるんですよっていう中で、試行錯誤して一緒に子育てをしている仲間として、「今いっぱいいっぱいで電話してきてんだな」ぐらいの感じで見守っていただけたらすごく嬉しいし、その先生とお母さんやお父さんがタッグを組めて、一緒にその子の将来を考えられたときに、本当最強だなって。私はお母さんやお父さん方と協力して「その子のために一緒に作戦立ててやっていきましょう」ってなったときが本当に最高だったから、嫌なところを言い合うんじゃなくって協力し合う関係になったらいいなって思ってます。
★まとめると、、
電話がかかってきたら、
「うわ、先生こんなことにまで電話をかけてこなきゃいけないくらいに大変なんだな。いつもご苦労様です。大変ですね」っていうところから仲良くなれたら最高だなっていうのと、
だからそのお子さんが駄目なわけでは全然ない。
今の学校教育と時代の流れのギャップの中で、苦しみつつ、自分の自己表現をしているところだとしたら、「あなた面白いわね」「将来楽しみだわ」っていう関わりをしていっていったらいいんじゃないかなって思います。