盗む行為を何度も繰り返す子供への向き合い方「子どもがお財布からお金を抜いていくんです・・」

  • LINE
  • Facebook
  • Twitter

今回は…「子どもがお財布からお金をとってしまう…」という

盗むという行為を何度も繰り返してしまうお子さんについてのご相談です

この行為とどう向き合いお子さんとどう関わるかをお伝えします

先生、保護者さんからちょっと重めの質問が来てるんですけど、子どもが財布からお金を抜いていくんですと、これどうやって対処していいか、何度も注意したりするんですけど一向に治りません、どうしたらいいんですか?っていう質問が来てます。これ本当どうしたらいいんですかね。

生徒T
生徒T
みかん先生
みかん先生

そうですね。それはもう心配ですよね。抜いたってわかったときに、どういう話をしたのかっていうのがすごい大事かなって。お子さんがそれをしていることには何らかの目的があってしていて、おそらくそれはお金が欲しい、じゃないんですよね。だから何の目的があってその子がそれをしているんだろうっていうところを詳しく聞いていくことがすごく大事かなって思いますね。

のんちゃんもそういう生徒さんがいらっしゃったと思うんですけど、実際どういう話があったんですか?

生徒T
生徒T
みかん先生
みかん先生

まず、その子が認めているか否かで段階が違ってくるんですけど、「はい、抜きました」と言ってるのか、「いいえ、していません」と言っているのかで違いがあって、割とお金の話の場合、「いいえ、違います。私はそんな事やっていません」っていう場合の方が初期段階で関わるときは多い。

子どもが盗みを認めていない場合

みかん先生
みかん先生

なので、「絶対抜いてると思うんです」っていう親御さんのお話と、「いや、やってません」っていう子どもの話と、っていうところに関わるところから入ることが多いんですけど、そのときに「いやいや、親御さんがこう言ってるんだからあなたは絶対抜いたでしょう」と入ってしまうともう信頼関係の決裂というか、そこから先に話が進まなくなっちゃう。

みかん先生
みかん先生

なので、その事実、状況を詳しく聞いて、どういう状況でどうだったから、もうこれはそうとしか思えないんだ、っていうところまで、本当に警察の仕事のような感じなんですけど、親御さんからもそうですし、その子からもすっごく詳しくそのときの状況と何をしていたかっていうのを聞くようにしていましたね。

みかん先生
みかん先生

そこからが信頼関係の始まりだと思っていて、実際取っていることがほとんどなんですけど、ただただ決めつけて「やっただろう」っていうのと、聞いて聞いて聞いて聞いて、「やったんじゃないかな」っていうのとでは全然違う。

子どもを叱りつける前に

みかん先生
みかん先生

子どものことを信じようとしてくれてるんだなみたいな部分を見るっていうのがすごくあるなと思ってたので、まず親御さんだったら、抜いたんじゃないかなと思うんだと、その理由はこれこれこうでこうで、その時にはこうでこうだったんだけど、こうだからみたいなしっかりと状況があった上で、「すごく悲しい」ということと、「どうしてこんなことをしたと思う?」ということと、「何か悩んでることがあるのか」っていうところをしっかり聞くことが大事だなと思いますね。

みかん先生
みかん先生

子どもたちって、カラッカラのスポンジのような存在だなって私は思うんですけど、愛情とか承認とか居場所の欲求を本当にストレートに表現することができる生き物なんですよ。だから自分の中での不安とか心配とか、あと自分の居場所ってないんじゃないかとか、自分の存在に対するとか愛されてるんだろうかみたいなところがいろんなものに出てくるんですよね。それが、お金を取るときもあるし、反抗するときもあるし、暴力を振るうときもあるし、いろんな形で出る。

みかん先生
みかん先生

基本的には何かの不安の種が心の中にあるときに、そんなに悪気なくお金に手を出してることっていうのも多いので、「何やってんだ!」って、もちろん親御さんはお金を取ったことに関しては叱りつけていいと思います。私も叱りつけたことたくさんあるんですけど、叱りつける前に、決めつけではなく「信じたいんだ」っていう姿勢をこちらが見せること。

みかん先生
みかん先生

だからしっかりいろいろ見た上で、「でもこれは取ったよね。いろいろ調べたんだけどさ」っていうところを子どもに言えるのと、「お母さんが盗んだって言ってるよ、盗んだでしょう」と言うのとでは全然その後の関係性としては違うかなと思っていました。

みかん先生
みかん先生

私は第三者的に関わるからですけど、しっかりと事実を見ること、これが間違ってたら大変なことなわけですよ。ただ落としてた、とかただ自分で使っただけだったみたいなときに大変なわけですよ。子どもの「え?盗んでないんだけど」みたいなことが万一起こったとしたら大変なので、しっかり確認した上で、「これもこれもこれもいろいろ考えた上で、考えたくないんだけどこのように思ってしまったんだけど、どうしたの?」って。

まずは、理由をとことん聞くこと

どうしたの?なんだ?

生徒T
生徒T
みかん先生
みかん先生

そう。「もしやったとしたら何か不安なこととか悲しいことがあったりするの?」っていう部分から関わるのがすごく大事かなって思いますね。やっぱり心配。それを繰り返すということも心配。なので、「取りました」っていうのを言ってくれた場合には「どうして?」って。「何か欲しいものがあったの?それとも何かむしゃくしゃしたの?それとも何かお母さんに対して怒ってることがあるの?学校で嫌なことがあるの?」っていくつもいくつも例を出して、「どれか当てはまることはあるの?」っていうふうに聞いてましたね。

みかん先生
みかん先生

何か出てきたときにはその話はとことん聞きます、とことん聞きますけど、最終的には何か理由があって、とことん聞いた後もそうだし、「別に」って言ったときもそうだし、2回目を繰り返したときもそうなんですけど、めちゃくちゃ怒ってました。

寄り添って、怒る。いかに「これはまずかった」って思ってもらうように伝えられるか

のんちゃんが?

生徒T
生徒T
みかん先生
みかん先生

はい、前の動画で出したと思うんですけど、どうしたらこの怒りとかお母さんの悲しみが伝わるかなって思って、机叩いたり、泣いたり、お金を取ることで何も解決しないんだっていうところを、少しでも伝わったらいいなと思って、何度も何度も繰り返す子にはもう何度も何度も。

みかん先生
みかん先生

でもね、そういう場合ってそれでも埋まらない何かの穴をやっぱり持っていて、そこには寄り添い続けますね。その子がお金を取ってないときっていうのをめちゃくちゃ大事にする。すごく私からの愛情を伝えるし、お母さんがこう言ってたよとかっていうのも伝えるし、愛されてない存在じゃないっていうのをめちゃくちゃ伝えるようにして、何かやっちゃったときには泣きながら怒ってましたね。「こんなことで何も解決しない」っていうのを伝えたし、今だから許されるけど、大人になったら、許されないことなんだって、これは犯罪なんだっていうことを、何度も何度も伝えてましたね。

子どもたちもやりたくてやってるわけじゃない?

生徒T
生徒T
みかん先生
みかん先生

うん。ただただ楽しくてやっちゃってるときってのもありますね。最初にばれたときっていうのが大事なんですよ。ばれずにやる子はいるので、それこそ大人側の管理がずさんであればずさんであるほど、ばれないんですよ。ばれないと味をしめて楽しんでやっちゃってる時期っていうのがあることもあります。

みかん先生
みかん先生

そのときにどれだけ悪いことなのかっていうのをどれだけ大人側が伝えられるかっていうのは、大事で、だからすごく状況も聞くし、その子の気持ちでどうして?ってのも聞くんですけど、そのときに何の反省もなく「いや、楽しくて」とか言ったらズバーンですよ。「ふざけんな!」っていう(笑)「楽しんでやっていいことじゃない!」って。

みかん先生
みかん先生

大人になったら犯罪だし、それをされたことでどれだけご両親が傷ついたと思ってんだっていうのを、やっぱりこれはいけないことなんだ!みたいなところを大人代表として伝えなきゃっていうのがすごいあって。警察には捕まらないわけだから幸いにも、ただ学ぶ時期にある中で、これは絶対に大人になったときにはしちゃいけないんだっていうのが伝わらないと、将来その子が損しちゃうわけじゃないですか。

みかん先生
みかん先生

だから、聞いて聞いて、不安とかも全部聞ききった後で、「それでも絶対これは駄目!」は、どうぞ存分にやってくださいって感じですね。伝えた方がいい。だって、将来そのままお金を盗み続ける子になっちゃったら大変。逮捕されちゃうし、いいことないし。だからそこは、ラスボスを登場させる感じで(笑)この子に対して一番効果的な叱り方はどれだろうかっていうのを考えて、ネチネチ言ってもいいし、もう衝撃でバーンって言ってもいいし、怒ってましたね。

みかん先生
みかん先生

だからそこをきっちり伝えた方がいいんじゃないかな、ダメなものはダメって、やっぱり人の物を盗むとか、盗んで面白がって悪用するみたいなやつはやっぱりダメなもんはダメだっていうのは、教育する側にある大人がいかに衝撃を持ってとか、いかに「これはまずかったー」って思ってもらうように伝えられるかはこっちの手腕にかかってるので、しっかりそこは伝える。

みかん先生
みかん先生

その前のところで寄り添うとか、しっかり状況を確認するところは大切にするようにしていたし、怒った後に、「大切だから怒ってるんだー」っていうのもよく泣きながら話してましたね。だからそこがちゃんと伝われば。時間がかかったり、癖づいちゃうとやっぱり快感に繋がっちゃうのかなっていうのが盗むという行為にはあって、そこはやっぱり先生とか親という立場でその子と関わる人が、粘り強く伝え続ける。

お金の管理をきっちりする

みかん先生
みかん先生

私、よく思ってたのが、すごいズボラなのであんまり人のこと言えないんですけど(笑)、うちの子何度も盗むんです、3回4回って、私がバーッて怒って5回目みたいになったときに、「それは財布はどこに置いてたんですか?」っていうと、「洗面所のところに」って、『どうして洗面所に置いてたのー? 』みたいなことはありますね。(笑)『どうして誘惑に負けそうなその機会を作るの?』みたいな。あんまり誘惑に駆らせたいわけじゃないと思うので、大人を試してるみたいな、札束を置いてどうなるか、ドッキリみたいな感じになっちゃってもよくないなと思ってたので、お金の管理はこっちもきっちりするところと合わせてやっていくといいんじゃないかなと思います。

盗み癖は治るのか?親だけで抱えず第三者にも相談を

でも本当に、こういう話って、親御さんが何回か怒っても治らなかったりすることも結構あるんじゃないかなと思うんですけど、どう?

生徒T
生徒T
みかん先生
みかん先生

いや、そんなことはないと思う。「この子治らないわ」って親御さんが思ってたら治らないと思います。「治らないわ」って、向き合ってるときはつらいんですよ、親御さんの涙もたくさん見てきたから、すごいつらいことはすごくわかる。わかってないな、私はわかってないんですけど、つらいっていうのはもうその通りなんですけど、でも、無理だって思ったらその子はそこで終わってしまうので、信じ続けたいですし、信じ続けていいんじゃないかなって思う。

みかん先生
みかん先生

どうしてそれが駄目なのかと、こんなにこっちが苦しいんだっていうことを、その子の心の底にある、何がこうさせてるんだろうっていうところに向き合い続ける作業が子育てにあって、それが簡単ではないと思うんですけど、あとは第三者の言葉っていうのが響くときっていうのはたくさんあるから、親御さんだけで抱えずに、学校とか近くで関わってくれる大人に、相談してみんなで「それは良くないよ」って声をかけていくのも大事かなっていうふうに思います。

それこそのんちゃんとか、みかん先生に相談するなんてこともできるんですか?

生徒T
生徒T
みかん先生
みかん先生

はい、できます、できます。

どうやったら?

生徒T
生徒T
みかん先生
みかん先生

最後にね、案内入るので、公式LINEに登録していただいて、メッセージを送っていただければ私見るので、ぜひぜひ送っていただきたいし、未来学園HOPEでもそういう相談室(保健室)を設けてるので、そのあたりにも相談していただけたら嬉しいなと思います。

★まとめると・・・

子どもって、不適切な行為で愛情を求めてしまうことが、大人もそうなんですけど、すごくあります。

あるときに、「どうせお前がやったんだろう」とか、「もうあなたには何言ってもしょうがないね」っていうふうになってしまったら終わってしまう。

だから、向き合い続ける大人が必要だったり、寄り添い続けるとか、全力で叱る大人が必要だったりするんですけど、それに親御さんだけで向き合うのはすごく大変だと思うので、第三者的な、教育に携わりたいっていう大人はたくさんいるので、そういったところに助けも求めながら一緒に向き合っていく。

で、本当の理由はどこだろうっていうところを探っていくのがすごい大事なんじゃないかなと思います。

▼未来学園HOPEでは、さまざまな教育に関するお悩みにYOUTUBEでお答えしています🍊▼


Youtube「おしえてみかん先生!」

未来学園HOPEでは、このようなお悩みに対するお話を毎月6本公開しています!
大好きなレモンサワーを片手に教育や子育てに関するさまざまな質問にお答え🍊
みなさんからの質問も随時募集しています🍺

https://www.youtube.com/channel/UCOUADQoCtneWeQNUVzFlIbw/videos

未来学園HOPE会員募集中!

より詳しい解説を聞きたい方、教育に想いがある方、みかん先生の活動を応援したい方は、ぜひ未来学園HOPEの会員になってください✨会員限定でさらに詳しく赤裸々に…🍊具体的なエピソードや解決法、スキルをお話ししていきます。

この他、会員限定動画をHOPE正式会員Facebookグループで公開しております😊❤️🍊

🍊未来学園HOPEの公式ライン

お役立ち情報をどんどん発信しています!よかったら、登録お願いします!

この記事を書いた人:未来学園HOPE 事務局

あなたもHOPE会員になって
一緒に教育を創りませんか?