今回は初となるエピソード編!事実かどうか、確かめようがないとき、とにかく信じる存在として子どものウソと向き合ったエピソードをご紹介します。
事実を詳しく聞いていったとき、事実が出てくるようなものだったら「信じてるよ」っていう姿勢を見せながら関わればいいんだけど、
そんなの確かめようもないときは、もうとにかく信じてみるのが一番大事。
実際にあったエピソード
学校に電話がかかってきたんですよ。コミュニティセンターみたいなところから。クレームの電話です。
お宅の6年4組のお子さんなんですけど、6年4組って言ってるんですけど、コミュニティーセンターの前に荷物を運ぶために置いていた紙袋をおそらく取ったんです

取ったのに取ってないって言ってるんです。どうしてくれるんですか?その紙袋がないと、運べなくってすごく困ってるんですけど。全然取ってないって言い張ってて態度が悪いんですけど


っていう電話がかかってきたとき、この時点で私は確かめようがないですよね。何の素材もないから「すぐに伺います」ってすぐ行きました。でも、事実関係わかんないわけですよ。紙袋がないっていうことしかわかんなくて。

そこは、私としてできることとしたら「紙袋がない」と言われているので、学校中の紙袋をとりあえず持ってコミュニティセンターに行って、「紙袋とにかく持ってきました」っていうところで。

本人たちは「俺たち絶対取ってません」って言っていて、適当に相手の方が言っているような感じでもなかったから、判断はできないような状態だったときに、紙袋を渡して、そこで私が話した言葉は、

「お困りの事態を一緒にここで関わって作ったっていうことに関して言ったら謝りますけれども、この子たちウソつくような子たちじゃないんです」って。「なので、私としては信じたいなって思います」

って言ったら、めちゃくちゃ怒られたんですよ、その相手の方から(笑)そういう甘い先生がいるからとかって。でも、「誰も紙袋を取ったところを見た人がいないっていうこともあるので、一旦信じたいと思ってます。紙袋はどうぞ」と言って終わったんですよね,。
うんうん。子供たち、嬉しかったですよねー。


それがですね、そのときの表情を見ていてわかるわけですよ。彼らはウソをついていたわけなんだけど、私がバンバン怒られて「すみません」って言っている姿を、「先生、ありがとう」じゃなくて、下向いて拳握りしめてずっと聞いてるわけです。それで、一通り怒られまして(笑)

それはやっぱり信じる存在でありたかったっていうのがあったし、紙袋一つの問題であったっていうところもあるんですけど、ここで私が怒られて済む問題だったらまいっかなって、彼らの将来にとって「信じてくれた」っていうような経験になったらいいなと思ってやってたんですけど、

彼らのもとに行ったときに、1人ボロボロ泣き出して、「もう言おう」って(笑)「ごめんなさい、取りました」って言ったときには、ウワーって怒りました(笑)。「ウソつくってどういうこと」って、「紙袋ぐらいって思ったかもしれないけど、信じている人を傷つけるんだよ」って言ったときに、その子たちもすごい泣いてて、で、「どうする?」って言ったときに「『ウソつきました』って言いに行く」って言うから、「私も謝るから、一緒に行こう」って言って、一緒に謝りに行ったんですけど。

やっぱり信じる存在であるっていう姿を見せるっていうのが、これが何か「ウソだろう」って言ったら「ウソなんかついてませんよ。本当に取ってないんですから」って多分終わってた話なんですけど、そこから彼らも学んだことがあって、「やっぱり、心が痛かったね。その心が痛いっていう感覚を忘れないでいてくれたら、私はもう正直にここで言ってくれたから、よかった。」って言ったんですけど、そのくらい信じる存在であるっていうのは大事だなと思わせてくれた出来事でしたね。
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