今回は…
「忙しい中子どもの話に興味がもてない…こんな私はどうしたらいいですか?」というご質問について。
大切なのは相手に誠実であるか。
どんな風に話をしたら、無理なく子どもを満たすことができるかをお伝えします。
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子供がアニメの話とかをめっちゃしてくるんですけれども、全然興味が持てなくて、こちらもめっちゃ忙しい中、話を聞かなきゃいけないって思ってるんだけど、どれぐらい聞けばいいんですかねっていう質問が来てます。
どれぐらい聞けばいいか、それは聞ける分だけ聞けばいい、っていう感じかな(笑)アニメとかゲームとか、子供たちがキャラクターの話とかを詳しく言ってたりするのに対して、大人が「ふーん、へー」って言いながら全然興味持ってないっていうのがわかる感じで聞いてるのってよく見るんですけど、それは子供も感じるから、そうするんだったら、私がよく言うのは「ごめん、興味がない」って(笑)
そんなにストレート?
言いますよ。「もう、ちょっと興味ないんだってばー」って言うし、「今これで忙しいから、これが終わったらね」とか、「〇時以降ね」みたいなのは言いますね。言った上で、何かすごいキャラクターのなんちゃらかんちゃらがね、この子と仲良くなって、それで技が使えるようになってね、みたいな話をしてるときは、「うん、うん。でも覚えないよ。次聞かれても私、絶対覚えてないからね」って言うけど、その子供が話している内容の面白いところと、突っ込みどころみたいなのを探しながら、楽しんで聞くことはあります。
そのアニメの内容を覚えなきゃとか、アニメの内容に興味を持たなきゃっていうよりは、この子何が楽しくてそんなにこのアニメが好きなんだろうなみたいな。「ここでね、クジラのキャラクターのなんちゃらが出てきたの」って話が出てきたときに、「え?突然クジラ?!」みたいな。「今までさ、陸の話じゃなかったの?なんで突然クジラ?」とかっていう、何だろう、自分の中でそれオモシロと思ったポイントを、その子の興味がある中でツッコミを入れて楽しむみたいなことはするけど、でも興味がないってことは伝えるし、その上で、もう、あまりに長かったら、「今、興味が持ててません。持ててないので、持てるようにプレゼンテーションお願いします」と言って(笑)
そうすると子供も考えるんですよ。「えー、何?どこから興味持ってないか言ってください。」「最初っからです」って言って(笑)、「えー?最初っから?じゃー、最初に言った名前全部覚えてないの?」とか言って、「覚えてない、興味ない」って言うと、子供が躍起になって「いい?ここで行くよ?」と言って、図を出されてこの間その関係図を全部見せられたんですけど、「わかりません。カタカナばっかりでよくわかりません」って言ったら、「いつもそんなんじゃーん」とかって言われるけど、これってその、コミュニケーションとか心の通い合い、触れ合いができてるわけで、多分適当に聞いてるふりで聞くよりも、コミュニケーションが取れてるんですよ。
なるほどねー。
そうそう。なんかあまりにも聞いてくれないから、「先生は意地悪だ」とか、「私がこんな話してるのに」って言ってきたら、「わかりました。じゃあ、今、私が興味のあるアドラー心理学の話をします。いいですか、興味を持って聞くんですよ、いいですか。まずですね、幸せの三原則っていうのは・・・」って、すると子供が「やだー。やだー」とかって言います。
「同じことやってるからね」って。「人それぞれ興味が持てることっていうのは違うから、じゃあ興味を持って欲しかったら興味を持ってもらえるように次話してください。そしたら聞くし」とかって言うし、忙しいときは、「忙しい」と伝えるかなぁ。
なんか「ちょっと待って」というのは子供にとっては残酷で、大人同士もそうだ思うんですけど、「ちょっと待って」っていつまで待てばいいかわかんないんですよね、子供としては。だから理由を、「今、私この子と話すのがお仕事になっているのでこの子と話します。話し終わるのが、何時になるかわかりません。何時かわかりませんので、待っててもいいけれど、その後話せるかどうかもわかんないよ」とかっていうのをそのまま言うし、
「10分ぐらいで終わると思うから、10分待ってくれる?」って見通しつくときは言うし、忙しいときに聞かなきゃいけない、しょうがないから聞いてやろうと思って聞いてくれる人に話すのって、話してる方もあまり面白くないから、だから聞かなきゃいけないっていうことはないんじゃないかなとは思いますね。
大事なのは、その子のことが好きだよとか、その子と関わりたいと思ってるよっていう気持ちさえ伝わればよくって、アニメの話に興味を持たなければならないっていうことはないと思います。
なるほどね。
ただ、意識的に興味を、無理やりにでも持とうと思うときには、こちらに下心があるんですね。例えば、ずっと不登校でもう家からなかなか出られなくて、やっと学校に来ました。放課後1時間その子との時間ができましたっていうときは、信頼関係を何としても築きたいっていうこちらの勝手な下心があるわけじゃないですか。
その時には、その子が興味を持ってるアニメとかゲームとかっていうところがもう玄関口だから、そこを何とか利用して、人と話すのが楽しいとか、私に対しての良い感情を抱かせるために使ってやろうって思ってるときは、全力で興味を持ちますけど、それはなんかもうそのための手段として使うときとか、『ここで娘との関係性を築きたいんだ!』みたいなときは、ぜひ興味持っていただいて、一緒にやると見えてくることってのはたくさんあるので、関わりたいだけ関わったらいいと思いますね。
そもそも話を聞かなきゃいけない理由ってあるんですか。
いい関係性を築きたいと思ってるんだったら、話を聞いた方が、築きやすいなと思いますね。例えば、自分自身について思ったときに、私の話何にもいつも聞いてくれなくて、すごく興味なさそうな人のことを好きだと思えるかとか、何かあったときにその人に話そうと思えるかっていうと、嫌ですよね。
みだから、仲良くしたいなと思ってるんであれば、余裕のあるときは、聞いたら仲良くなれますっていう、仲良くなりたい人には、そういう媚は売った方がいいから(笑)、この人と仲良くなりたいなと思ったら聞こうとするじゃないですか、その人の話を。それは、お子さんでも一緒で、なんか最近ツンケンしてて冷たいな、仲良くなりたいなとか、この子のこともっと知りたいなと思うときには、やっぱり話す、コミュニケーションを取るっていうのがやっぱりお互いを知るツールだから、聞いた方がいいとは思うけど、興味のないものを興味のあるふりをするとか、忙しいのに、『この子のせいで仕事が進まなかったわー』って思いながら聞くんだったら、事情をちゃんと話した方がいいなと思います。
その上で、どんな話を聞けばいいですか?興味のない話は聞きたくないじゃないですか?じゃー、どんな話を聞けばいいんだろう?って今思ってるんですけど。
興味のない話は聞きたくないけど、これってなんかこう、お互い譲り合いじゃないですか。
譲り合い?
こっちだって、親としての勝手な強要とかをしてるわけですよ。先生だったら協力お願いして、座ってもらったり、動いてもらったりしてるわけです。なのに、「あなたの言うことは一切聞きません。興味ないんで」って言って、「こちらの言うことは聞いてください」って、やっぱり交換条件として成り立たなくなってくるんで、『こっちの話聞いてほしいな』とか、『こっちの思いをもっと汲んでほしいな』と思ったらやった方がいいですよ。
求めるなら、ちゃんと動いてくれないんですよねって言うんだったら、じゃあ、子供たちが話したい話、どのぐらい聞けてますか?っていう話になってくるから、だから私は時間があれば、アニメの話だろうが、ゲームの話だろうが、、最近、私がんばって18人のキャラを覚えたんですよ、あるアニメのね。もう会うたびにテストだから、「はい、上から順番に言ってってー」みたいな。「はい、言いまーす」とかって言ってやってたのは、やっぱ仲良くなりたいし、ちょっとその子に要求したいことがあって、そこでの交換条件なんですよ、こういうのって。
だから、こっちの話をもっと汲んでほしいなとか、私のことをもっと知ってほしいなと思うんだったら相手のことを知ろうとするっていうのは、それは人と人との付き合いとして、子供関係なくやっていくことだとは思うんですよね。その上で、やっぱりアニメの話ばっかりずっと聞いてるのはちょっと・・っていうときには質問したらいいし、
聞きたい話を初めにちょっと聞いたら、「ところでさ、学校では最近どうなの?」みたいな。話を聞かれることってやっぱり自分に興味を持ってくれてるって嬉しいから、何々を話さなきゃいけないとか、こういう話題をしなきゃっていうよりは、その子が話したい話、無理のない程度に聞く、そしてこっちが聞きたい話を聞くっていうこのキャッチボールみたいな、交換、交換っていうところが、いい親子関係とか、良い人間関係っていうのを作っていくんじゃないかなと思います。
なるほどねー。
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★まとめると・・・
何々しなきゃいけないということはない。
大事なのはどう関わりたいと思っているかだし、どうしていきたい、どんな関係を築きたいと思ってる方だから、こっちの意図を汲んでほしいなとか、もっとわかり合いたいなって思ったら、聞いてみてください。
私、そのキャラクター覚えるのホント大変だったんですよ。カタカナそのばっかりだし、なんか覚えてないと「また忘れたの?」って怒られながら(笑)やったんですけど、でも聞いてみたら面白かった、
面白かったしそのアニメ見てみようかなと思って、また世界を広げてもらったなと思えたので、まぁ決め付けずに聞いてみたらいいんじゃないかなとは思うけど、
無理してやらなきゃっていうことはないから、お互い譲り合いだし、お互い共有点探しながら、興味ないものには「ちょっと今興味持てないんで」、そのために「これあなたできますか?あ、できませんか。私はこれはできます。これでどうですか?」みたいな話し合いを子供として、よりお互いが心地よい会話っていうのが増えていったらいいんじゃないかなと思います。
ちなみに、みかん先生は話聞くのがめちゃめちゃうまいって言われてると思うんですけど、話の聞き方のコツってあるんですか?
ありますね。子供の話の聞き方ってことですよね?あります。そしたら、子供たちの話の聞き方のコツについてはぜひ次回、お楽しみにってことで、聞いていただければと思います。
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