今日は、
重すぎるランドセル問題と、小学校で変わりゆくこと
について、最近小学生が発明した!さんぽセルのお話も交えながら、お話します!
学校ってどうしてランドセルじゃなきゃいけないの?
先生!最近、ランドセルにキャリーをつける『 さんぽセル 』ていう商品が話題になってます。みかん先生は、ランドセルについてどう思いますか?
ランドセルについてどう思うか。そのまま言うと、どうも思ってなかったっていうのが一番なんですけど、どうしてランドセルじゃなきゃいけないんですか?って質問もらうこともあったし、ランドセルが重すぎますみたいなクレームをいただくこともありましたね。
例えば、どうしてランドセルじゃなきゃいけないんですか?っていう質問にはどう答えてました?
何でランドセルじゃないといけないんだろうねって思ってました。そうですよねって言ってましたね(笑)
みかん先生自身が(笑)
ランドセルって、小学校生活を送る上でとっても便利です!
はい。ただ個人的な感覚を言うと、あれ便利です。小学校生活を送る上でとっても便利に出来上がってるじゃないですか!?
ペロンってやったら時間割が入るようになってて、大体学校で使うものが全部入るようになってて、カチャってできてちゃんと閉まるし丈夫だから、背負い心地もその辺で買ったリュックよりも、しっかりしてるじゃないですか。
防犯ブザーみたいものをつけられるようになって、体操着とかコップ袋みたいの持ってるのもぶら下げられるようになってるじゃないですか。小学校生活をすごく快適に送るために、業者さんが頑張って開発されているので、わざわざ他のリュックとかより使いやすいんじゃないかなとは思いますね。
ランドセルって卒業までに壊れる?
6年生になったら結構、ランドセル壊れるじゃないですか?
でも壊れる子って、クラスに1人か2人いるかいないかですよ。
そうなんだ!
6年間ちゃんと持つように作られているからいい値段すると思うんですけど、ランドセル。
しますね〜本当。
大変よくできてるなって思いますけど、最初の方の動画見ていただけるとわかるんですけど、元々は軍隊の要素がすごくあって学校の教育のところでは、最初取り入れられた、部分なんですよ。軍隊教育の要素が。そういう意味で、小学校は違いますけど、中学校の制服を着るとか、同じものを持つことでの連帯感みたいなものに、ああいうものが必要なんですよね。
っていうところで始まったもので、日本人はよく昔から続いてきてるものは大切に、それを便利に作り変えたりしながらやっていくのがいいところでもあり、問題になったりするところの民族性だと思うんですけど、みんなランドセルをよく上手に使ってるなって思ってました。
近年、カラフルなランドセル!
最近だとね、すごくカラフルになってるなあって感じますね。
そうそう!色とりどりですよね今ね!多分5、6年ちょっと前くらいから、色がすごく自由になってきていいなって思ってました。私、選択肢が赤しかなかったから。
わかります。うちの娘も水色がいいって言ってて、今はすごいな〜と思って。
水色、結構人気ですよ!男の子も女の子も持ってる。
ランドセル重すぎる問題、最近の学校は実際どうなっている?
あと一方で、重すぎるっていう問題とか上がってさっきの冒頭に言ったように、キャリーをつけたりとかそういった商品もあるみたいなんですけど、重すぎるというところについてはどうですか?
ほとんどの自治体の小学校で荷物を置いて帰れる工夫をしている
重すぎるっていうクレームは本当にたくさんいただいて、すごいもめたの。何年前ぐらいかなあ。多分なんですけど、今はほとんどの自治体の小学校で置いていけるような工夫を始めたので、前ほど全部持って帰れじゃないはずです。
タブレット化も後押しに
タブレット化も進んでるから、教科書を置いてっていいからタブレット持って帰ってみたいなところもあったりするみたいだし、前ほど全部持って帰らなきゃいけない時代はそろそろ終わりを迎えてると思っています。
だから、キャリーはすごい良いと思いますよ。考えた子天才だと思う!いいですよ。私もキャリーのランドセルをコロコロしてみたかったなと思います!(笑)
いつから学校に勉強道具を置いて良くなったの?
ちょっとわかります。いいなと思いますね。学校に勉強道具を置いていって良い風潮ってどういうふうに生まれたんですか?
いや、簡単じゃなくってこれの流れ。ランドセルが重すぎる問題っていうのは結構前からクレームとしてはあったんですよ。
断固持って帰ってもらっていた時期
私が先生になった頃っていうのはそれに対して、それこそ今回のキャリーのランドセルの中でも大人から上がってたと思うんですけど、重いの持つのは筋トレなんだと、甘ったれたこと言ってんじゃない、みんな今までの大人だって背負って返ってきてたわけだから、背負わせるべきだ!みたいな、風潮もあったし、
あとは、勉強道具っていうのは持っててなんぼだろうと。国語のあれが知りたい!って思ったときに教科書は学校にあるだと、自主的な学びの幅が、広がらないじゃないかみたいな。
だからいつでも復習したいときに復習できたり、いつでも学びたいものがお手元にあるようにする必要性があるんじゃないかみたいな。
でクレームは一切。それでも持って帰ってくださいっていうのをやってた時期っていうのも、私の記憶では先生になってから数年間は、「持って帰ってください。「いえ、重いです。」「いえ、持ってください。」ってみたいなのがありました。
それがやっぱり時代の流れですかね。今時、教科書出なくてもインターネットで調べれば、この話出てくるし、大人もそんなにいろんな物を持ち歩くなくなってきてるじゃないですか。
スクショして、携帯の中に入れちゃえばいいじゃないかみたいな発想が、時代の流れでどんどん広がっていったときに、全部持ち運ばないければならないっていうのは、時代遅れなんじゃないかみたいな風潮も先生たちの中に生まれてきて、徐々にですよ、
徐々に、主要4教科以外は置いて帰れるように
徐々に一番最初に、折衷案みたいなふうにして出されたのは、国語、算数、理科、社会は持って帰らなきゃいけない。主要4教科ってやつね。
でも音楽とか図工とか、書写とか、家で復習しなきゃってならない教科は置いてっていいみたいになって。学年で保管する道徳の棚を作ろうみたいな棚作りをいっぱいしなきゃいけなくなって、置き勉用に使うとロッカーが足りないからって言って、夏休みに棚作ったの覚えてますね。置き勉用の棚をみんなで手作りしてトンカントンカンってしたのが、何年か前ですね。
先生も結構いろいろと裏でやってるんですね、、
自治体によって、置いて帰って良いという判断に
それで、書写とかは置いていけるようにしようってなったんだけど、それでも重いっすっていうのが何年か続いて、隣の学校OKにしたらしいよとか、前の学校はOKなんですけどとか、隣の自治体はいいって言われて置いてってるんですけどみたいな話が出てきて、
え、そうなん?みたいな。それじゃちょっと、こんなに頑張って持って帰れって言っててもなあって。それに、大体自分が小学校の時に、国語のあれを見返したいって思って家で国語の教科書を開いたことないし(笑)
言ってる事に無理があるかなってなったんでしょうね。徐々に徐々に、1、2年生はいいよってなって、じゃあ3年生もいいんじゃないみたいな。
で今はだいぶ置いてっていいっていう流れになったのは、本当に徐々に徐々にの、流れがあったなっていうふうに思います。そのくらい少しずつ、その壁がとっぱられてきているなっていう感じはしますね。
給食の残りを持って帰れるかにも大きな変化が!
なるほどね。置き勉の話で、勉強道具じゃなくて、給食の残りだったりとか、パンだったり牛乳とかだったり、そういうことを残している子がいたなっていうのはなんとなく今思い出したんですけど。
ありましたよね!ありました、私が子供の頃は、犬にパンをあげたくて、よく余ってるパンとかもらって、家に持って帰ったりもしてたていう時代もあったんですけど、あれですよ、O157がすごい流行ったときを確かきっかけに、超厳しくなったんです、その辺の衛生面。絶対に子供が給食終わってから、食べ物を持ってる状態を作ってはならないっていう、超厳しくなった!
いまは余った給食の持ち帰りは禁止されている
だから、一時期ですよ。O157流行った、本当にすぐ後ぐらいは、牛乳パックも全員分あるか枚数数えてた。全員出てるかどうか、残した牛乳、全然空いてなかったらいいんだけど、開けた牛乳は全部、中を捨てて洗って、給食室にお返しするっていうふうになってから、絶対に、持って帰ってはならないになったので、そういったことは今はないですね。
アレルギーの子どものために給食の配膳も厳しく管理している
厳しく、終わった後の給食ってのは全員が食缶に残したものも含め、全部返すっていうのを徹底しなければならないっていうふうになったし、給食関係はすごくシビアで、アナフィラキシーショックみたいに持ってるアレルギー持ってる子もいるから、
自分の給食人にあげるとか、これ嫌いだからこれ交換しようみたいなかなり厳しく駄目っていうふうになっていって、アレルギー持ってる子のおぼんは色を変えて、間違ってつがれることがないように、アレルギー張っていうのがあって、クラスにアレルギーを持ってる子がいると、今日はこの子はこれはおかわりはしませんとか、
おかわりをするときに何か混じっちゃったらいけないとかっていうのは厳しく、チェックするところに全部担任がチェックつけて、調理員さんと一緒に確認してチェックしました。
その子は一番最初に配膳するので、今大人2人が見てる目の前で配膳しました。机の下に持ってきましたとか。全然他の子と混ざることはありません、みたいなのもすごい厳しくやるくらいに、給食関係もかなりきめ細やかに見てるので、今は腐ったパンとかが出てくるとかない!あったら大問題。
給食は、先生によってきちんと管理されている
そうなんだ。昔はロッカーに入れっぱなしにして虫が湧くみたいなイメージあるんですけど。
ないです。起きたらもう大問題。給食の管理どうなってますか。ってどういう配膳の仕方をしてどういう片付けの仕方してますかっていう話になるから、ないですね。
私、子供の頃とかのパンとか勝手にストーブの上で焼いたり、牛乳あっためて飲んだりとかいろいろ遊んでましたけど、ないない。今は、本当にちゃんと先生方がちゃんと見て、ちゃんと管理してやってますっていうとこですかね。
そこまでやってんですね。
やってる。何かあったら大変っていうのもそうだし、O157からめっちゃめっちゃいろいろビシっとしたなっていう感じがありますね。
さんぽセルに批判や反論が!!
さっきのさんぽセルっていう商品なんですが、小学校5年生の子が開発して、その子が開発したときに大人から、ランドセルは頭を守るためにあるんだよだったりとか、両手が開かないじゃないかとそういうクレームというか意見がたくさん入ったんですけど、それに関してはみかん先生どう思いますか?
そうですね、守るためにあるっていうのは知らなかったんですけど、確かにランドセルすごい丈夫なので、後ろにひっくり返っても頭打たないんですよね。ていう意味で、逆によくひっくり返って遊んでることがいっぱいいたから。
楽しいんですよ。バーンってひっくり返っても頭を打たないし、クッションになるから、みたいな意味はあるのかもしれないけど、そもそもランドセルがなかったらそんなに簡単にひっくり返らないというか、
一生背負い続けるものだったらあれなんですけど、小学校時代にランドセルをしょってなかったら怪我が増えるかって言ったら、そうなのかな?じゃ他の国はどうなるんだっていうような気はするので、偶然しょってたときにひっくり返ったらよかったねくらいなものですよね。
新しいものが発明されたときに、言いたくなる人はいる
と思うのと、自分たちはランドセルしょわなきゃいけなかったしキャリーとかなかったし、重いものを持って帰れって言われていた世代がですよ。新しいものが発明されたときに、それはずるいんじゃないみたいなのって、
言いたくなっちゃうんじゃないかなっていうぐらい、そのぐらい新しい視点とか今の時代に合ったものが生まれたときに、言いたくなる人はいる。自分たちが我慢してきた世代だと、特に言いたくなっちゃうんだろうなと思って見てました。
ああ、なるほど。さっきもひっくり返るところだと、タブレット入れたらひっくり返って遊べなくなっちゃいますしね、割れちゃうから。
でも、ランドセルって頑丈で便利です!
でもランドセルってすごい頑丈!頑丈っていうか、中がクッションになってて、外側もクッションになってて、中のものが壊れづらいように落としても、投げても、大丈夫になってる。すごいうまくできてますよあれ。
だから、タブレット入れてても結構安全なんじゃないかな。ただ外付けのタブレットのを持って帰ってる子をいっぱい見るから、そもそも入れるようにはなってないのかもしれないけど、すごい便利だと思うんでランドセル自体は。
なるほどね。
ランドセルにキャリーは天才!!
キャリーは天才だと思った。走って帰りたいとか、じゃけんしながら帰りたいみたいな場合はちょっと邪魔になるときは、背負えるし引けるみたいなのはいいのかもしれないですね!
まとめると、
ランドセル文化がこの後、どのくらい続いていくかはわからないし、もうそんなにこだわらなくてもいいのかなとは思いつつ、長年小学生が使えやすいように開発されてきたものだから、そんなにこだわりないんだったらしょっててもいいのかなっていう気はします。
キャリーとか新たな発明を加えながら、子供たちがその場に応じて選択できたり、その場に応じて楽しく色が選べたりとかってするのは、いいんじゃないかなって思います。
けど、もしランドセルがどうしても嫌なお子さんとかがいらしたら、もうそんなにランドセルじゃなきゃいけないとか、ランドセルを持ってないからいじめられるとか、そういう時代ではないかなっていうふうには思うので。
キャリーの発明っていうのはおもしろいと思って、キャリーを引いてる小学生とか見たらちょっとテンション上がるなって思いながら、ニュースを眺めてましたね。
なので、どっちでもいいんじゃないかなって思います!
Youtube「おしえてみかん先生!」
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