(2022/01/24 youtube配信動画)
子どものyoutube依存やゲーム依存は悪影響?依存が心配な方、直したい方必見!
今回は… 「怒ってもゲームやYoutubeをやめない子どもに対してどうしたらいいの?」という質問について
子どもの心に起こっているメカニズムに注目して 解決法をお伝えします!
先生、Youtubeやゲームをずっとしている子供に対してどうしたらいいの?っていう質問が来てるんですけど、これ実際どうしたらいいんですかね?
まず、『なんでYoutubeやゲームをずっとやってるのがダメなのか』っていう理由とか、『そうじゃなくてどうなってほしい』のかみたいな目的を親御さん自身が明確にする。
大好きなお菓子を食べてるときに「やめて、それすぐやめて」って言われたら嫌じゃないですか(笑)私、お酒飲むの今すぐ止めてって言われたら嫌ですね。「なんで?」ってなるので、理由はすごく大事。
こっちからしたら1時間も2時間もYoutubeやゲームに貴重な時間を使うのはよくないっていうのははっきりしてるんだけど、子どもにとっては「なんでダメなの?」っていうのは大事なので、どうしてダメか、それじゃなくてどうなってほしいのかっていう部分を明確にしてから関わるっていうのがめちゃくちゃ大事ですね。
あとは、時間の使い方というところで、子どもが自分で時間を設定して選んでいくことで主体性が生まれると思うんですよ。
ちなみに、主体性って?
最近関わって見てたお子さんで思ったのは、親御さんの方が1日の流れの見通しがついているじゃないですか?だから、はい次、「ご飯食べて」「歯磨きして」「着替えて」「お風呂入って」みたいに、どんどん流れるように指示が出てくるんですけど、それすると子供は「言われたらやりゃいい」ってなってて、「お風呂に入って」と言われたらダラダラと入り、「歯を磨いて」と言われたらダラーっと歯を磨く、それ以外何も言われない時間はダラーっとしていていいっていう認識があるっぽく、あとはもうずっとYoutubeとかゲームという風になっていて、子どもは全然時間について考えてない。
「どうしたいか」を自分で決めてない。自分で決めてないものって、「1時間ね」って言われても時間見ちゃいないんですよ。1時間後が何時かも見ていない。「時間よ」って言われて、「あともうちょっとー」って言って、「時間だって言ってるでしょ」「あともうちょっとここクリアしたらー」ってなって、「時間だって言ってるだろ!!」ぐらいになって「はーい」って言ってやめて、「お風呂入んなさいって言ってるでしょ」「はーい」みたいな、、そのように過ごしているのでその子にとってはそれが心地よいというか、段階を経て、怒鳴ってきたら止めようみたいな風になってる。
それって一番つらいのは多分親御さんの方で、全部、「あーして」「こーして」って言ってあげなきゃできない。で、Youtubeとかゲームっていうのは作り手の作り方がめちゃくちゃうまいから、Youtubeなんか1個見ちゃったら面白いおすすめ動画がたくさん出てきて、1つクリックすると次も出てきてっていう負のループに入っちゃうし、ゲームも「途中でやめたくないな」って思わせるようにできてるんですよ。そこに大人も子供もはまるし、「1回で辞めたくないな、うちの母ちゃんが怒るのは3回目くらいで、このくらいやるとホントにやばいなー」って、それがくる辺りでやめた方がいいっていうのも子供の方もよくわかってる。
そうすると、親としては体力があってもあっても足りない。「なんでこう毎日どなんなきゃいけないんだ。怒鳴らないとやめないじゃないか」というのは、「怒鳴るまでやろう」となんとなく子供もわかっているという毎日の負のループが起こっているなって思う。
で、私がそのお子さんに関わった時にしたのは、その子がYoutube観てて、「みんなが朝ごはん食べてるんだから席につきなさい。」とお母さんが何度も言ってる。でもその子は席につかない。「もうちょっとー」っていいながら、もうみんなは席についてるんだけど、その子だけついてない、っていう状態だったときに、私が「どっちでもいいよ。どっちでもいいけど、みんながこうやって席についている中で、一人席についてなくてゲームをやっているっていうのはすごく感じが悪く見えてるよ。どっちでもいいんだけど、席についてくれたらみんなすごく助かるんだけど、どうする?」って聞いたら「つきます」って言ってついた。
その後に、「Youtube楽しいよね。でもずっとやってると目が悪くなっちゃうし、みんながせっかく集まってる中で一人だけ席につかないとみんなは寂しいな、って気持ちになるよ。時間決めてやれる?」って聞いたら「やれる」と。「じゃー、何時何分までにする?」って聞いたらその子が決めたんですよ。「11:30まで」「そっか、11:30までだね。素敵ー」って言って放っといたら、「11:30だよー」っていうだけで止めました。「あ、もう11:30か」って。
だから、どうしてそれが求められているのか、「協力を願いたい」って話をしたり、「大人になったら困ると思う」って話をして「どうする?」って聞いてその子が決める、最初は1日のスケジュールが立てられなくても、「XX分までYoutubeをやる」ということでもいいと思うんですよ。でもその幅をちょっとずつ増やしていくことで、自分は自分の時間を自分で決めてるんだ、っていう自己効力感っていったりするんですけど、「自分で決めてやっていることだから」っていう責任感が生まれてくる流れになるのかなと思います。
自分の行動に責任感が生まれてくる?
約束を守れなくても・・一緒に考えることが子どもの主体性を育てることにつながる
そうそう。で、よくそういう風にアドバイスをして、される質問が、「そうやって言って、1回や2回はやるんですよ。続きませんけど」っていう(笑)いいんですよ、続かないんですよ、大人だって守れないこといっぱいあるじゃないですか。で、続かなかったら、「続かなかったね」と。「11:30って言ったけどもう45分を過ぎたよ」と。「じゃー、次どうする?どうしたら11:30に止められると思う?もしくは11:30という設定がもともと無理だったのかどうだと思う?」を一緒に考える。「次どうする」を。
「2回やって続かなくて、3回目やってうちの子はダメでした」って決めちゃったら本当にダメになっちゃうので、そこは関わる側が粘り強く「じゃー、どうする?」「次はどうする?」ってやって、こっちとしてはいろんな作戦を繰り広げるんですけど、話して話して、それでも「こいつそろそろなめてるな」ってなったら「もうそんなにやらないなら、知らない!」って怒るのも1つの作戦だし、そういう中でどうしたらその子が時間っていうものを考えながら過ごしていけるのかということを考えながら粘り強くサポートする意識で関わるのが、Youtubeもゲームもいいんじゃないかなーと思いますね。
★まとめると・・・
1.色々な時間を子ども自身が選ぶ機会を作っていく。
2.機会を作ってそれが守れた時に「すごいじゃん」「できるじゃん」っていうステップを踏んでいく。
3.守れなかった時に「じゃ、どうしたら次は守れるだろう」とか「次は何時までにしたらその通りに進められそうなのか」っていうところを一緒に考えていく。
そうすることで、自分で時間をつかんでいるんだっていう感覚を子ども自身がつかむっていうのはすごい大事だと思います。
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