「◯◯先生じゃなきゃヤダ!」~世渡り上手の子どもに振り回される先生
【授業準備】先生の努力の裏にあるトラウマ体験とは【プレッシャー】
のんちゃんみたいにはできないです。そう言った声もよくいただきます。今回はのんちゃん先生がなぜ授業準備に情熱を注ぐのか、過去の辛い経験と、人前に立つことへの強い責任感が、いかにして彼女を努力家へと変貌させたのか、その壮絶な道のりを詳細に語ります。
努力の源泉は「恐怖」:人前に立つことへの強烈な責任感
のんちゃん先生って、算数の割り算の準備だけでも30冊本を読んだりとか、すごく授業準備を頑張ってきていると思うんですけれども、なんでそんなに頑張れたんですか?
生徒T
努力の原動力は「恐怖」
のんちゃん先生
なんかいろんな人にこう言っていただけるんですけど、「なんかすごいですね」とか「努力家ですよね」とか「根性ありますよね」とか言っていただけるんですけど、私にとっては根性とかじゃなくてですね、恐怖だったんですよ。
のんちゃん先生
人前に立って話すっていうことが恐怖。異常な恐怖を持っていて。だから、こう子どもたちの前に立って授業している時につまらなそうな子が1人2人いると、「もう、私のせいだ」って。「私のせいでこの子たちの時間を無駄にしているんだ」っていう恐怖感がものすごくて。それに駆り立てられるように、追い立てられるように準備をしていました。
だから、楽しいからとか、子どもたちが喜ぶからとかではなくて。
生徒T
のんちゃん先生
まあ、喜んでくれたら嬉しいんですけど。でも、元々「なんでそんなにやってたの?」って言われたら、怖かったからですね。
過去の経験:いじめと合唱部の挫折
のんちゃん先生
なんか、こういうのって過去の自分のいろんな経験とか体験とかが絡んでくるものだと思うんですけど、私も明確にあって。その理由っていうのが、元々は前に立って色々するの好きな子だったんですよ、小学校の頃は。
のんちゃん先生
なんですけど、ちょっと目立ったら、中一の時にすごいクラス女子全員から無視されるっていういじめにあったんですよね。「目立ってんじゃないよ」っていう感じで。なんかロッカー荒らされたりとかっていうのがあって。その時にちょっと学校に行けなくなったりとかしているんですけど。
のんちゃん先生
もう目立たなく生きていこうと思って。発表とかもしなければ、こうひっそりとクラスの端っこの方で、「なんか楽しそうな人たちいいな」って思いながら過ごしてた時期ってのがあるんですけど。
のんちゃん先生
けど、高校の時に合唱部に入って、今も歌好きで続けてますけど、合唱部に入って、最高学年最後の時に学生指揮者に選ばれるんですよ。学生指揮者って、前に立って式を振りながら、「もっとアルトは音程低めで」とか、「ここもちょっと大きくしていこう」みたいな指導を、指示をしていくような役割なんですけど。
めちゃくちゃかっこいいじゃないですか。
生徒T
のんちゃん先生
そう、その学生指揮者にね、なって、前に立たざるを得なくなったわけなんだけど、無邪気に始めたわけなんですよね、その学生指揮者を。
のんちゃん先生
その時にお付き合いしていた彼氏が5つ上で、すごい合唱について、もうめっちゃこう、大学生で大学指揮者も大学でやっていて、今でもなんか合唱会でいくつも団体持って指揮をしているような方で。だから、もうその道の専門家ですよね、が彼氏で。
のんちゃん先生
こう前に立ってなんかこうやるたびに、「もっとこう、なんか分かんないことを分かったように話すな」とか、「そうじゃない、そこじゃない」とか、「時間配分がおかしい」とか、「あそこで注意するのは男性の方じゃなくてアルトだ」とかなんかそういうので、毎回毎回怒られて。
のんちゃん先生
自分が指揮をしている時に、後ろに結構、OBだから指導者として見に来てて。で、ケチを毎回つけられた。そう、毎回怒られるわけですよ、大好きな人に。
のんちゃん先生
だから、あの必死で、授業も受けずに、高校の時の授業を下に楽譜を忍ばせて、とにかくどうしたらいいんだろうって研究に研究を続けて前に立つわけなんだけど、やっぱり怒られる。「あなたがみんなの時間を無駄にしている」「あなたの言い方が悪いからこんなになった」って毎回毎回言われながら、どんどんどんどん自信を失っていったんですよね、人前に立つ。
のんちゃん先生
で、結果ですよ。結果、結構強い合唱部っていうか、割と成績残してる合唱部だったんだけど、関東大会っていうのに行きたかったわけなんだけど、私の代は、金賞が関東大会に行けるんですよ。もう銀の1番上っていう結果で行けなかった、関東大会に。
のんちゃん先生
「お前のせいだ」ってめっちゃ言われたから、その彼氏に。だから、なんか私が前に立つと迷惑をかけるというか、なんか本当にちゃんとそのことについて理解して話さないと、なんかみんなをがっかりさせるとか、嫌われるとか、人に迷惑をかけるとかいう、こう恐怖を持ったんですよね。
のんちゃん先生
その前に立つということへの責任感とか恐怖っていうのは、すごい強烈に持って。で、それが先生になっちゃったもんだから。
教師としての「恐怖」と努力
のんちゃん先生
なっちゃったんです。しかも、自分が前に立って伝えることはすごくつまらなそうで。「これも私、子どもたちにこのつまらないことを強いるんだ。しかも、この私が話すとつまらないのに」っていうすごい思い込みを持っていて。「相当頑張らないと私のクラスの子はかわいそう」だってなった瞬間から思ってた。
のんちゃん先生
「教師になった瞬間から、なんてかわいそうなんだろう。私のクラスの子はこんなに分かりづらい話し方をする人なのに」と思って。だから、必死で準備をしたわけですよね。だって、そもそもが立ったらすごく迷惑をかける人が前に立っちゃうわけだから、大変だと思って。じゃあ、なんで先生になったんだろうって本当思うんですけど。
本当そう思います。
生徒T
のんちゃん先生
もうなっちゃったら頑張んないとと思って必死でしたね。必死で授業するんですよ。
のんちゃん先生
で、やっぱり授業をする時に前に立つと、つまんなそうにしている人たちが目についてしょうがないわけです。「私のせいだ」「努力が足りないからだ」っていう言葉が呪いのように降ってくるから、「あの子が楽しい顔するためにはもっとやんなきゃ」ってもっと。じゃあ、算数が苦手な子が楽しくなるためには、みたいなのをまた検索したり読んだりして、どうしたらみんなが笑顔になる授業ができるんだろうっていうのを必死でやってたんです。
のんちゃん先生
だから、なんか素晴らしく努力ができる人間というよりは、もう怖くてしょうがなかったんですよ。子どもたちの時間を私のせいで台無しにすることがあっては怖い、みたいなのがすごくあって。
のんちゃん先生
だから、今だあるけど、その授業をやるんだけど、全然何言ってるかわかんなくなっちゃって、自分がね。わかんなくなっちゃって、すごいどんよりした空気が流れるみたいな夢を見て目が覚めるとかは今もありますね。
のんちゃん先生
その恐怖でやってたから、「素晴らしいね」って言われたら素晴らしいのかもしんないけど、なんか私の場合はワクワクもあったけど、元々はすごい怖くて頑張ってたかな。
のんちゃん先生
今だいろんなところで講義とかさせていただいたりしますけど、前の日、頭が真っ白になる夢を見て目が覚めたり。結局今ズームとかそのオンラインでやってることも多いけど、ギャラリービューとかで見て、誰がつまんないって思ってるだろうって頭の端々で気になるわけですよね。
のんちゃん先生
こうやり切った後に浮かんでくるのは反省点ばっかりで。結構「やり切った」って思えることが、とても私は少なくて。やっぱりその関東大会に行けなかった日の恐怖って、未だなんかこう痛みを持って蘇ってくるところで。
のんちゃん先生
なので、そうなんですよ。できてないところにばっか目が行くんですよね。だから、講義とか終わった後に、自分の中で100点満点中何点っていうのをつけるんですけど、60点より上に行くことはほぼないです。大体30点から60点の間を行ったり来たりしてて。
のんちゃん先生
60点取れたら、「まあでも、あれができなかった」「これができなかった」「もっとあれを調べればよかった」「もっとあの過去動画とか、過去の他の人が何て言ってるかとかまで調べたら、もうちょっと深みが出たのに」みたいな方で。とか、「あの時間が5分押した」とか、「あそこで言葉が詰まった」とか、なんかそっちの方が気になっちゃって、気になっちゃって。なかなかこう「私頑張れた」「できた」みたいな風に行けないっていう、自分のこの特性っていうのかな、過去からのこう持っている追い立てられるものみたいなところで頑張ってきちゃった感があるんです。
のんちゃん先生
「すごいね」って言って頂けるんだけど、でもこの恐怖から頑張れたことってものすごい多いと思うし。だからこそ、今話し方とかの方の講座とか持たせていただけるけど、それこそもう恐怖ですよ、本当に。なので、努力できる素晴らしい人なわけじゃないです。だいぶぐーたらもしてるんですけど、前に立って話すとか、こう授業をするとかっていうことに対して言うと、恐怖心が勝つんです。それで必死でやるみたいなところがあります。
なので、先生方でみかん先生の話を聞いて、「あ、自分はそこまで頑張れないんだ」っていう思う方いらっしゃると思うんですけど、違うんです。みかん先生は恐怖に追い立てられてたんです。
生徒T
のんちゃん先生
本当そうです。今もそうです。「のんちゃんも緊張とかしないんでしょう」とか「楽々だね」とかって言っていただけるんですけど、まあこの顔だしね、楽々そうに見えてんのかもしんないんですけど、全然です。今もなんか膝がガクガクブルブルしながら戦っているところっていうのが結構あります。
のんちゃん先生
なので、その先生方が、「自分はこんなに準備できてないや」っていう風に自分を責めないでいただきたいなっていうところは1つあるなと思いつつ。のんちゃん先生、ここまでこんなに努力されてきたところはあるので、それを少しでも参考にだったりとか、そっから何か得るものがあったら嬉しいなっていう風に思ってます。
のんちゃん先生
ああ、そうですね。こんなにやる必要ないと思います。苦しかったし、今も苦しいところがあるので。ただ、なんかここまで言っていただけて、「それは変態的にやっていったよ」って言っていただけて気づいたようなもんで。自分にとっては、やらないといられない、やらないと辛かっただけの話なんだけど。それがこう、これだけ時間をかけてやってきたことっていうのが誰かの役に立てるんだったら、苦しみがいもあったってようなものなので。お役に立てる動画とか、なんか作れたらいいなって本当思います。
努力によって身についた特技と相談窓口
のんちゃん先生
あとは相談会とかね、もう実際にこう色々経験されてきてるので、聞いていただけたらなっていう風にも思ってます。
のんちゃん先生
あ、そうそう。これ、ここまでやり切ってきて身につけた特技は、指導書を見ると5分間でバーって、あの、どうやって流したらいいかが浮かぶようになった。これ、すごい特技になったと思うんですよね。自分はあんまわかんないや。指導で目的の赤字のところと流れでて見たら、面白くするならこうっていうのが、大体5分間でバーってどの教科も領域も浮かぶようになったっていうのが、多分この努力によって、追い立てられる努力によって身につけた得意技なんだと思うので。なんかどっかで使いたいなと思っています。全然どこで使うか思いつかないから。
それこそ指導の仕方だったりとか、授業の仕方とかあり迷った時は、みかん先生に相談できたらいいなとは思うんですけど、どうしたら相談できますか?
生徒T
のんちゃん先生
ぜひLINEに登録していただけると、実際に話せるチャンスあったらぜひ聞いていただけたら、参考になったら嬉しいです。あとはHOPEの相談会とかでもぜひ聞いていただけたらという風に思うので、よろしくお願いします。お願いします。
一覧に戻る