今回は、
子供が携帯の課金を叱ってもやめなくて困っている。
というお悩みから
課金中毒の子供への向き合い方と対応方法について
前編・後編にわたってお答えします!
先生、質問が来ています!
「うちの子がスマホゲームにはまってしまって、請求額がとんでもない金額になっています。でも、何を言っても、止めさせられません。本当に困っています。どうしたら良いでしょうか」
増えてきている子供の課金中毒
実際、すごく困ると思うんですよね。どうしたら良いかとか「過去こういうふうなことがあったよ」とかって、ありますか。
今この問題すごい増えていますよね。あれ、制限かけられるの、皆さんご存じだと思うんですけど、課金できないようにできたりはするんですけど、子供たちってすごいので、制限をはずす方法もすぐ分かっちゃう所があるっていうのは、最近聞いています。だから、止められなくなっちゃう。
でも、これは止めないと駄目ですよ。ご両親のお金なわけじゃないですか。私も携帯のゲーム好きなんですよ。好きでやるんですけど、あれうまい。課金したくなるんですよ。「絶対課金なんかしないぞ」って始めるんですけど、ちょうど面白くなってきた所で「300円くらい払ったら、ここのステージ、進めます」みたいな、すっごい勧めてくる。
「300円か。300円くらいなら、いいんじゃないかな」みたいな。「ビール1杯くらいでしょう。いいんじゃないかな」みたいにすると、もうちょっと面白くなってきたくらいに、600円くらいのものを、勧めてくるんですよね。
さっき300円払っちゃっているから「600円だったら、まあ、いいんじゃないかな」みたいな「さっき払った300円も無駄にしたくないしな」って、芋づる式に、いつの間にやら何千円とか、いつの間にやら「9,000円くらいは、別にいっかな」くらいになるくらい、うまいですよね、あれ。
うまく出来ていて、本当にそこにハマったり、それを例えば友達と一緒にやっていたり、友達がどんどん強くなっていったら、自分もそっちに付いて行こうと思ったら、本当にあの誘惑の力は、半端ない。半端ないから、子供たちがはまる理由はとてもよく分かりますよ。
「よく分からないな」という方は、1回やってみるといいです。面白いゲーム、たくさんあるから。本当にうまく出来ている。だから、これをどうするかって言う話、それも勉強なんですよね、子供たちの。
使ったお金は、自分でなんとかするものだと学ばないとまずい
やっぱり、簡単にポチっといけちゃうので、お金を使っている感覚がない。いくら使ったかもよく分からないという状態で進んでいって、いつも間にやら、万単位でというふうになっていくのは、すごく仕組みとしては、そこにはまるようになっているから、よく分かる。
でもそういう仕組みって世の中に溢れていて、大人になってからでもよくよく引っかかるわけじゃないですか、人って。それの勉強なので、結局大人になったら、芋づる式になって、痛い目に必ず遭うんです。お金がないっていう。「あれ、払えない」とか、あったこと、ありませんか?皆さん。
僕はあります。
ありますよね。私もあるよ。「あれ?」みたいな「請求額、あれ?」みたいなことって「やばい、やばい」となるわけですよ。私一番それ、最初にやったの、すごい覚えている。高校生の時ですけど。
高校生。
高校生の時に。あれは電話のしすぎですけど、高校生の時に、すっごい親に怒られて、携帯電話を取り上げられて「ふざけんじゃねえよ」と親に思ったんですよ。で、その後、大学の時に痛い目に遭った時は、自分でバイトをしていたから、バイトをやってもやっても、そのせいで月末とかに、食事に困るようになったわけですよ。
請求書額がひどくて、お金無いからどうしよう。お握り1個で1日過ごしたら、あと3日みたいな、「バイト代が出るまでに、あと3日か」みたいな、お友達に「本当にお金が無いんだ」と言って、お弁当一口もらったりして。という痛い目に遭うと「ちょっと待て」という理性が働くわけですよね。
ポチっとする時に「いくらなんだ、私が稼いでいる額は」という所で調節をするようになっていくし、その歯止めが効かなくなっている時って、なにかしらのストレスがあったというので、何度か経験しながら学んでいくところだから、アドラー的に言えば、論理的結末とかって言ったりするんですけど、やっぱり自分のものじゃないお金を使ってしまったら、ある程度痛い目には遭わないと、相当これに慣れちゃったら、まずいですよ。
だって会社のお金に手を出したとか、万引きみたいなことになったら、大変なことになるわけだから、ちゃんと使ったお金っていうのは、自分でなんとかするものなのだっていうのは、学んだ方が良いと思う。
物理的に、「どうやっても止められない」ことはない。
「どうやっても止めないんです」のどうやってが、どこまでやったのかは、知らないんだけど、どうやっても止められいなはずはないと思う。止めちゃえばいいんだもん、携帯。簡単ですよ。「紛失しました」と言ったら、一瞬で止まります。「悪用されたら怖いので、この番号です。保護者です」と言ったら、一瞬で止まります。
「あれ、使えない。電話もできない。インターネットも通じない」ってなるじゃないですか、携帯って。
「やっぱり使っているお金は、大切なもので、大切なことに使っていきたいわけだけれども、その歯止めが効かないという状態でこのままあなたが行くと、良くないと思うし、お金って、降って湧いてくるわけじゃなくて、あなたのために、別にお金を使うのが嫌だって言っているわけじゃなくて、その使い方は危ない。絶対に将来困る。止めた方がいい。それを続けるんだったら、ストップです」と言って、
私だったら、どうするかな。学校の先生としては、親御さんに「こうしたら良いですと」みたいな関わりを、やっぱ、していたんですけど、私が親だったら、子供にとって、手順が分かりやすいと良いなと思います。
課金がやめられない子供への対応方法
①1度叱ったのに、2回目また課金してしまったときは「次は止めるよ。」
1回目バレました。1回目は「まあ、いいよ。良く分かんなかったんでしょう。次は許さんぞ。次もしこのようなことがあったら、止めさせていただきますが、よろしいですか?」と言う。
理由も話して「このまま行くと良くないから、癖になるから、こういうのは際限ないし、課金なんか。だから次やったら、絶対に許さない。止めるよ」と言って、
②そのあと、また課金が発生したときは、絶対に止める。
次やったら止めるんです。絶対止める。それで止めなかったら、怒られたら、課金できるっていう、怒られ得になるというのは、ありますよね。
「結局止めるって言っても止めないでしょう」ってなったら、嘘つきじゃないですか。脅しなだけで、結局止めないとなったら、それこそ舐められるんです。
アドラー心理学で、横の関係って言ったりするじゃないですか。「親と子供は上と下ではなく、縦関係ではなく、横の関係で付き合いましょう」これ、子供が課金、課金とやっていて「何言ってんの、やめてくれない。契約だから、お金はらわないといけないんだ。どうしたらいいんだろう、困っちゃっている」これ、子供が上で親が下です。縦関係です。
だって、横の関係って、友達とかの関係ですよね。自分のお財布取られて、勝手にどんどん使う友達に「でも、やめてくれないから、しょうがない、払い続ける」って、これは、もうヒモじゃないですか。縦関係なんです。横じゃない。
③横の関係で伝えて、考えさせる。
大人と子供が横の関係でというときには、「私は、育てる義務がある。でも、育てることに、お金を使うことを惜しまないし、あなたのことを大好きだけど、課金にずっと払い続ける義務はないですよ。だから、それをやるんだったら、携帯も止めるよ、正直携帯なくても、生きていけますからね」と言って「止めさせていただきます」で、止めます。
止めたら、困るじゃないですか。そしたら、止められちゃいましたよ。これで終わりじゃない。どうしたら、許してもらえて、どうしたらまた、携帯が使えるようになるかは、作戦なんだ。自分で考えなよ。
それで、自分で言ってくるわけ。それで言うと、自分で「次は、これこれ、これはしません。勝手に課金しません」月の中で約束があるなら「それを守ります」私だったらなんですけど「今までやって迷惑をかけて、それだけで止めますっていうのは、甘いんじゃないの?世間に出てから、それで許されるかな?
あまり許されないんじゃないかなと思うからなんですけど、もうちょっとしてもらってもいいんじゃないかな。使い込んだのが5万円だったら、5万円分、働いて返してくれて、全然いいんだけど」と言って
「皿洗いでも、なんでもいいし、将来働いて返せるようになったら、きっちり返しますのでというのでもいいよ。そうしたら、ちゃんと誓約書を書こうよ。そのくらいの覚悟を持って使うもんだよ、お金って。」
大切に、気持ちの良いことに使いたいし、自分で稼いだお金をどう使おうと自由だし、私もゲームの課金しているから、結局引っかかって、していることたくさんあるから。でもそれって、人のお金を取って使うものではないかなって。やっぱり思うんですよね。
だから、そのくらいの条件で「分かりました。皿洗いさせていただきます」ということだったら「いいね、ぜひ洗っていただきましょう」というので
④勉強の機会にしていくために、子どもを信じて一緒に考える姿勢で関わる。
「そうしたら、いいよ。また信じるよ。紛失届け解除して、また使えるようにするよ。いい勉強になったね。これは失敗は生かすものだから、また同じように『課金してしまいました』だと信頼を失うよ。頑張れ。
誘惑はすごいけれども、頑張れ」って言って「『うわ、課金しそうだぁ』という時に、相談して。しちゃったじゃなくて、相談してくれると、すごい助かるよ。誘惑に打ち勝つ方法を、一緒に考えて行こうよ」と言って
「自分、これ、頑張るんで、お願いします」と言ってきたことは、やって「はい、じゃあ、お返しします」を繰り返すが、学びじゃないかなと思うので、止めちゃう。止めちゃって、拗ねちゃって嫌われちゃうみたいなところは、そこを恐れていると教育って、やっていけないところがあるんじゃないかなと思う。
だし、自分にとって本当に必要なことを、真剣に言ってくれている相手を、そんなに人って、心から嫌いにならないんじゃないかなとは思う。
一番恐れたいのは、「なんとか誰かがしてくれるんだろう」と思ってしまうこと
一番恐れたいのは、お金の誘惑に対して「なんとか誰かがしてくれるんだろう」泥沼にはまって、どうしようもない、どうにでもなるんだけど、結局お金って。
でも、泥沼にはまって、もっと苦しんで、卑屈になってみたいなことが、将来親元を離れた後、起こる方が、その子にとってはあまりよくないんじゃないかなと思うから、これも良い勉強の機会にしたいし、できるんじゃないかなと思います。
後編に続きます!
Youtube「おしえてみかん先生!」
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