【タイプ別】学級崩壊~なれ合い型タイプを解説します!【一見楽しい】

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今回は、学級崩壊の4つのタイプ「反抗型」「非反抗型」「なれ合い型」「内部進行型」の中の

「なれ合い型」について解説します!


学級崩壊の4つのタイプ

みかん先生、学級崩壊のタイプについて教えてください。これまで2つ教えてもらいましたけど。

生徒T
生徒T
みかん先生
みかん先生

はい。学級崩壊には、先生方の中で一般的に言われているのが4つあります。反抗型、非反抗型、慣れ合い型、内部進行型。

みかん先生
みかん先生

この中で見た目としてわかりやすい3タイプについてお話しをさせていただいています。これまでの動画で反抗型、非反抗型についてお話ししてきました。今日はなれ合い型についてお話ししていきたいと思います。

なれ合い型の特徴

みかん先生
みかん先生

なれ合い型は言葉のそのままですね。先生と子どもたちが、お友達同士のような感じになっている。なので、見た目としては大変楽しそうに見えます。楽しそうに見える友達同士のやりとりみたいな感じですよね。

みかん先生
みかん先生

楽しそうに見えるんだけど、その授業でやらなきゃならないこととか、ビシッとしなきゃいけないこととか、掃除はちゃんとやらなきゃね、みたいなところが「もうなんだよ、やれよ」「やらないよ」で、やらないまま進んでる、みたいな感じです。見た目は一番平和。

見た目は平和だけど、やらなきゃいけないことができてない、できない。

生徒T
生徒T
みかん先生
みかん先生

先生がやろうって言っても、やらないで楽しく笑って、もう「しょうがないなー」って言いながら先生がやる、って終わっているのがなれ合い型だと思います。

みかん先生
みかん先生

先生のタイプで言うと、あんまりこだわりがなく、楽しければいい、っていう。子供のことが大好きで、もともとコミュニケーションが上手で、そんなに「こうしろ、ああしろ」もなく、「こうしなければいけない」もそんなにない、そういうタイプに多いかな。

みかん先生
みかん先生

だから、一番ある意味賑やか。クラスを見た時に「うわー」って子供たちがいろいろ喋ってて、先生その中で楽しく授業をやってるんですよ。でもあんまり誰も聞いてないなー、みたいな感じ。


一見わかんないですよね、実際。

生徒T
生徒T


みかん先生
みかん先生

一見楽しそうに見えます。

なんでわかるんですか?

生徒T
生徒T
みかん先生
みかん先生

やるべきことは進んでないから。授業、掃除。

みかん先生
みかん先生

あとは、起こっている結果としては反抗型に似てると思いますよ。境界が開いていって、「ざわざわざわ」「イエーイ」みたいな感じで、あんまり進んでない。だいたいすごい騒がしいから先生の指示はよく聞こえなかったりするんだけど、別にそれで「ちゃんとやらなきゃね」でもなくて、まったく「まあ、しょうがないなー」みたいな感じで。

なるほどね。それは先生からすると、結構問題だなって思う感じ?

生徒T
生徒T
みかん先生
みかん先生

このタイプの先生は、私が知ってる範囲ですよ。このタイプの先生は、先生自身もそんなに気にしてない。楽しく毎日を過ごせていたりします。

第三者から見ると?

生徒T
生徒T
みかん先生
みかん先生

これ、ちょっと問題なんじゃないって思う感じ。第三者を見る人によるの。

みかん先生とか校長先生とか教頭先生とか、そういった先生方から見ると、ちょっと問題かもねって思う感じですか?

生徒T
生徒T
みかん先生
みかん先生

そうですね。管理職の先生とかに、よく注意を受けているのを見てきました。「もうちょっと厳しく子どもたちに対して言わなきゃいけない場面もあるよ」とか、「ビシッと叱る」みたいなのがないんですよね。「諭す」みたいな感じで。「そうした方がいい」「もっと頑張ろう」みたいなのもない。「いいんじゃない? 自由で」。

親からの視点と問題点

なるほどね。そうやって親からすると、別に問題なさそうに見えるんですけど。

生徒T
生徒T
みかん先生
みかん先生

一見そうですね。親から見た時によく聞いていたのは「うちの子、全然宿題やんなくなったんですけど」「いつ宿題なんかやるの?」「大丈夫、大丈夫」みたいな感じだったり。だから、親として問題と思うとすると「うちの子、全然勉強してないけど」「全然宿題やってないし」。

やる気もない。

生徒T
生徒T
みかん先生
みかん先生

だってやれって言われないしね、やらされないしね。話も聞かなきゃいけないって言われないしね。例えば、これが大人になってからどっかの会社に就職して…っていう風に想像すると、まずいじゃないですか。何もやらないで「楽しく過ごしてよ」「○○君とおしゃべりしてさ、消しゴムがこんなに飛んだんだよ」って帰ってくるのって、だいぶまずそうじゃないですか。多分、クビになるか給料下がるかとか。

みかん先生
みかん先生

でも、学校では何かに対して頑張らせることの難しさって、それに対するペナルティもなければ、それに対する報酬もないわけですよね。

やって当然、みたいな。

生徒T
生徒T
みかん先生
みかん先生

やって当然だし、やらなくても本人たちに害がないっていうのかな。やって当然の世界はもう終わってると思ってますけど、やって当然だったのは私たちが子供の頃。

なるほど。

生徒T
生徒T
みかん先生
みかん先生

今は「やって当然、ここに座って頑張るか否かはあなた次第」みたいな感じです。でも、あんまりやる気を出しやすいシステムにはなってないんだけど、やらなくてもペナルティはないし、頑張っても別に報酬はないよ、みたいな世界。そこで人が頑張るかっていうと、そんなに頑張らないのが一般的かなって。いうところでのやる気を出させなきゃいけないとか やるように仕向けなきゃいけないみたいなところがすごい 難しいと思ってるんですよこれを明るく捉えて「いいんじゃない? 楽しく過ごせば」って言ったら、割と慣れ合い型に近づくんじゃないかな。

みかん先生
みかん先生

親御さんとしては「勉強しに行ってんだよね? うちの子は何もやらずに帰ってきてるみたいだけど、何やってんですか?」って思う親御さんは、心配になると思います。

なるほどね。親としてはどうしたらいいんでしょうか?

生徒T
生徒T
みかん先生
みかん先生

親御さんがそれを心配だと思うんだとしたら、それは心配だよと。勉強っていうのは階段状に積み重ねていくもので、それが抜けるっていうことは、次の学年になった時にすごく困ったり、大人になってからの大切な知識が身についていなかったりするわけだから。どんなにクラスが遊んでいても、自分としてどこまで行きたいかを考えて、何かできることはあるかっていう関わりがすごく大事かな。

みかん先生
みかん先生

クラスが楽しくあることは別にいいことで、先生が明るいこともとてもいいことだと思うんですよね。先生と仲良くなれることも。でも、それがもしお友達になってしまっているんだとしたら、勉強は自分で頑張るものなので「それはどうしたい?」っていうのを聞いていくのがいいかなと思います。

みかん先生
みかん先生

非反抗型にも反抗型にもいると思うんですけど、その環境の中で「わかった、勉強頑張る」って言って頑張れる子もいれば、環境を楽しむ子もいる。それは両方大事です。環境に適応して、楽しむことも大切だから、小学校とか中学校の勉強って、大人になってからやる気になればいくらでも取り戻せる話なので。

みかん先生
みかん先生

そこで遊んでいて損するのは自分だよと。いずれ高校受験もやってくるし、中学受験するならその勉強を自分でしなければいけないわけで、うちの子はそう言っても勉強しない、とか言われたら、その子が人生を楽しく生きるために、こちらとして何ができるか工夫できるところは何ですか?親御さんとして 勉強を その子自身がやる気になるための 何かできることは何ができるだろうみたいなところが 楽しみどころかな

みかん先生
みかん先生

環境のせいにするんじゃなくて、その環境の中で何ができるのか、自分としてどのように関われるのかっていうところを、一緒に話しながら考えていくのがいいと思いますね。

教師としての対応

ここはちょっと質問として正しいかどうかわかんないんですけど、先生としてはどうしたらいいんでしょうか?

生徒T
生徒T
みかん先生
みかん先生

先生が困ってなかったりするから、課題に持ってないかもなと思っちゃいます。困ってなければ、いいんじゃないかな。多分こういう動画も見ないと思いますよ。困ってないからね。

管理職から結構注意されるくらいはあるかもしれませんが。

生徒T
生徒T
みかん先生
みかん先生

そうですね。厳しくするポイントと、友達として仲良くするポイントと、先生としての関わり方の線引きがすごく難しいところなんですよね。

みかん先生
みかん先生

それには、やっぱり「どんな子に育ってほしいか」とか、「この時間をどう使ってほしいか」とか、「自分としてどんな先生でありたいか」「子どもたちがどんな将来を迎えたらいいのか」という軸がないと、やっぱり慣れ合い型が一番楽しいと思うんですよね。

みかん先生
みかん先生

もし自分が慣れ合い型だと思ったら、その時は先生の相談会に来ていただいて、クラスの状況をお話ししてもらうことが必要かもしれません。

みかん先生
みかん先生

お話しいただいた時に それはそのままでいいんですか?みたいな話になるのかな。この先生に頑張らせることっていうよりは システム自体考えていく話だと思うので。

みかん先生
みかん先生

なれ合い型って 今の 日本の学校システムから言って一番平和的解決法だと 思いますね。頑張らなきゃいけないではなく こうしなきゃいけないでもなく、この中 楽しく関わりながら楽にやるとしたらっていう。それはそうなるよねっていう 解決法だと思うんですよね 今思えばね 私自身学校の先生をしてる時は超イライラしてました。

なれ合い型の先生に対して、そんなこと言っていいんですか?

生徒T
生徒T
みかん先生
みかん先生

当時の話だから、今は思ってませんよ。当時は「遊んでんじゃねえよ」って思ってた。「プロとして」って思ってたんです。でも今は違います。昔は、私自身が頑張らなきゃいけないと思って、すごく頑張ってたから。

親としての対応

みかん先生
みかん先生

保護者の方からも「先生がもうちょっと厳しく言ってくれないと本当困るんですよね」みたいに言われていたし。でも、どんな環境でも勉強するかどうかは子ども次第なんですよ。反抗型であろうが非反抗型であろうが慣れ合い型であろうが。そこをどんな風に生きていってほしいかなやっぱり保護者さんと子供さんは話していくといい なって 思いますね。

みかん先生
みかん先生

今思えば、ちょっと羨ましかったんだと思いますよ。慣れ合い型の先生が遊んでるみたいで、「私も遊んでたいよ」って。「楽しく毎日過ごしたいのに」って思ってました。

ありがとうございます。最後は願望でしたね。

生徒T
生徒T
みかん先生
みかん先生

羨ましいんですよ。楽しそうなんだもん。何も言ってないのに、楽しそうにしてるんですもん。全部数字表だって適当なのに楽しそうなんだ もんなんだそれって思ってた。


Youtube「おしえてみかん先生!」

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この記事を書いた人:梶谷希美

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