学級崩壊の予兆って?普段の〇〇をみてるとすぐにわかります!(前編)

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学級崩壊はどこでも起こりえることです。学級崩壊が起こってしまったら、担任の先生一人では対応しようがないほどの辛い状況に陥ってしまいます。

「学級崩壊を起こさないための、気を付けるべきことを知りたい」
「新学期になって少し荒れてきた。教室をこれ以上荒れないように食い止めたい」
「自分の能力のなさのせいだ」と自分自身を責めてしまっている。

そんな気持ちの先生もいるのではないでしょうか?

学級崩壊を起こさないためには、学級崩壊の予兆や対応のポイントを知っているかどうか。も超重要です!知っているかどうかで、崩壊を防げる場合もあります。

今回は「学級崩壊の予兆」と「予兆に気づけるコツ」

についてお伝えします!

みかん先生って、撮影の合間に「この学級は崩れそうだな」とか「この学級はもしかしたら、崩れるかもしれないな」っていうことを、よくおっしゃってるじゃないですか。なんで「この学級は崩れそうだ」とか「この学級は崩壊しそうだ」っていうのが、分かるんですか?

生徒T
生徒T
みかん先生
みかん先生

生徒指導主任を長くやっていたので、学校中のクラスを見て回ることが多かったっていうところと、教師になって1年目、担任を持っていなくて、担任でなくいろんなクラスに入って、そのクラスが1年間、どういう軌跡を辿るのかっていうのを、6クラスくらい、並行だったかな、見る立場にいて

みかん先生
みかん先生

そこで、、私はラッキーだと思っているんですけど、どう学級が崩れていくのか、どう学級ってうまく回り出すのかを、教師になって1年目の時に、第三者的立場から観察する役割になったこと。

みかん先生
みかん先生

その後、自分が生徒指導主任っていう立場で、いろんなクラスを見守り続けたっていう経験から、ピンとくるところがあるんです。

ちなみに、生徒指導主任は何年くらい、やっていたんですか?

生徒T
生徒T
みかん先生
みかん先生

何年やっていたかな。全部で5〜6年はやっていたと思います、途中、違う主任になったり、いろいろしているんですけど、

学級崩壊を起こすクラスの子供たちのサイン

みかん先生
みかん先生

掃除の時間や休み時間に、いろいろなクラス、いろいろな学年のいろいろなクラスを回って「ん?」って思うと、その通りになっていく。っていうのを見て「ああ、そうか」って。

みかん先生
みかん先生

子供たちが発するサインがあるんですけど、そういうところに、やはり気づきやすくなっていたっていうことと、自分自身がクラスを持つ中で、要注意ポイントだったんです。そういう傾向が見えたら「ちょっと心配だな」と思うようなところが、いくつかあります。

是非、そのサインを、教えてもらえたら、嬉しいなと思っています。

生徒T
生徒T

学級崩壊の予兆に気づくための準備。4月にクラスで子どもたちと約束する。

みかん先生
みかん先生

そもそも私は、自分のクラスのマナーとか、礼儀、すごい厳しくしていたんです。それは、その変化に気づきやすくするために、していました。

みかん先生
みかん先生

っていうのは、例えば、体操服の上のシャツをズボンに入れるとか、上履きは踏まないとか、赤白帽子を被ったりするんです、小学生は。

みかん先生
みかん先生

赤白帽子の紐は、顎にするっていうのを、個人的にはどうでも良いんです「どっちだっていいじゃん」と思うんですけど、変化に気づくために、厳しく言っていたんです。

みかん先生
みかん先生

一番最初に徹底するんです。「やろうね」って。「身だしなみっていうところで、だらしなく見えたりするし、体育の時だと、ペロンとなっていると、逆上がりして、お腹バーンみたいなことになるから、ちゃんと入れましょうっていうことになっているので、守れますか」って、4月の最初に。それで「嫌でーす」っていう人はいないです。

みかん先生
みかん先生

それで「嫌でーす」っていう人はいないです。一番最初ですよ。

みかん先生
みかん先生

私たちだったら、入社1日目で「嫌でーす」みたいな「そんなのに、従ってられっっか、このやろう」みたいな、そこ、1日目からできたら、相当な大物で、最初っていないんです。

学級崩壊の予兆。子どもたちの心の乱れのサイン

みかん先生
みかん先生

だから、最初にそこを、きちんとするっていうことで、子供たちの心の乱れっていうのは、身の回りのものからどんどん現れてくるんですけど、身につけている物の、身につけ方とか。

1.コロナ禍での生活でのマスクのつけ方

みかん先生
みかん先生

例えば、今で言うと、マスクは、超分かりやすい。

みかん先生
みかん先生

イライラしている子とか「やってらんないよ」と思っている子は、マスクがダラーっとなったり、そもそもしていなかったり、

2.靴の状態

みかん先生
みかん先生

上履きを踏むとか、靴箱の靴がすごい状態で入っているとか、下履きが上履きの所に入り出すとか、1足落ちているとかっていうのって、やはり、自分自身に余裕がなかったり、心が乱れている状態の時って、身の回りの物も、ちゃんとできなくなるんです。

3.体操着の裾を出す

みかん先生
みかん先生

最初きれいに揃って、入っていた物とかが、散乱し始めたり、体操着の裾は分かりやすいです。反抗的な気持ちが生まれると、体操着の裾って出るんです。

4.注意したときの、顔の表情

みかん先生
みかん先生

だから「あれ、体操着、裾入れてください」と言って「うん?」っていう顔をした瞬間に、何かイライラを抱えているのだなと、気づくサインになるから、自分自身への。

普段の身だしなみをしておくことで、子供のサインに気づけるきっかけになる

みかん先生
みかん先生

そうしたら「どうした?」と、私は「うーん」にしていて「何かあった?何かイライラすることがある?いつもとちょっと違う、様子が違うのかなと思ったから、心配で訊いているよ」って「何かあったら、言うんだよ」っていうのを、絶対声を掛けるきっかけが、普段からちゃんとしていると、見えやすいじゃないですか。

みかん先生
みかん先生

皆最初から、体操着がダランと出ていたら、誰がイライラしているか、分からないんですけど、くだらないんです。体操着の裾なんて、どちらだって良いといえば、良いじゃないですか。

みかん先生
みかん先生

でも、くだらない「これはやってね」っていうことに対して「はーい。どっちでもいいし、入れておきます」みたいな状態から、何か不満だったり、何か自分で納得いかないとか「なんだ、この大人は。大人はうるせえな」と思い出すと、出るんです、ちゃんと裾が。

みかん先生
みかん先生

思いません? 私たちも。
自分がちょっとイライラしている時や、その組織に対して、会社に対して、疑問を感じているときは、ちょっとした部長の一言は、イラッとするんです。
「なんで、そんなこと、やらなきゃいけないんだよ」みたいな。

みかん先生
みかん先生

それが、目に見える形で、分かりやすいから、身だしなみっていう所に、私が「名札、ちゃんとつけよう」とかいうのを、普段徹底していたのは、そのサイン、ちょっとしたサインに気づけるから。

学級崩壊の予兆に気づくためにしていたこと

1.上履きや靴箱の状態をチェックする

みかん先生
みかん先生

本当にちょっとしたサインのときに、ちゃんと話が聞けるかとか、ちゃんと気づいて、声が掛けられるかって大きくて、これが、他のクラスを見ているときに、荒れていくと、上履きを踏んでいる子が、クラスに増えてくるんですけど、

みかん先生
みかん先生

そもそも上履きを履かずに、そのへんに、上履きとかが、散らかり出すんです。
そうなってくると「ああ、荒れているな。心が荒れているな」っていうサインが、上履きです。上履きとか、靴箱。

みかん先生
みかん先生

生徒指導主任の時は、靴箱はよく見に行っていました、靴箱の状態を、暇な時に。バーっと見て「ああ、◯年◯組、大丈夫かな。ちょっと様子を見に行ってみようかな」って思うと、休み時間とかに、人の持ち物を投げて、野球大会みたいなのを、やっていたりするんです。あまりよろしい遊びではないわけです。

2.試しに声をかけてみて、子どもたちの反応を確認する

みかん先生
みかん先生

「元気ならば、外で野球しておいで」っていう話で、人の持ち物とかを、教室で投げると、他の子に当たったりするわけじゃないですか。それを先生が見て見ぬ振りの場合もあるし、先生がいない場合もあるんですけど、そういう時に、試しに声を掛けてみるんです。

みかん先生
みかん先生

「やめな」って。「教室の中でやると危ないから、外に行ってやりな、外」って言ったときに「はーい」と返ってきたら、まだ大丈夫。大丈夫だと思う。

3.良くない反応だったら、少し圧をかけて注意する。

みかん先生
みかん先生

でも、それに対して「ああ?」って返ってきたら「うわっ、だいぶまずいな」って思うし、私はそういうときには、先生として関わっていたので「『ああ?』ってなんですか。『ああ?』って言った人、ちょっと来てもらえますか」とかと言うと、わりと怖い先生として有名だったから「いや、なんでもありませんでした」っていうふうになって「名札見せて、名前」とかって言って、別にそれで何をするわけでもないのだけれど、ちょっとビビらせるっていうのを。

一つはビビらせるんだ。

生徒T
生徒T

4.危ないことをしている場合は、外でやらせる

みかん先生
みかん先生

そう。「『ここでやるのは危ないから、外でやった方が良いんじゃないの』と私は言ったんですが、聞こえましたか」と言ったら「はい、分かりました。外に行きたいと思います」みたいなふうにして、外に行った時とかに、若い先生が担任しているクラスとかだったら「大丈夫?クラス、何か不安なこととか、心配なことがあったら、声を掛けてね」っていうふうに、話しかけたりしていた。

みかん先生
みかん先生

だから、子供たちの身だしなみの部分と、声を掛けた時の反応、反射的に返ってくる、その反応が「うるせえな」っていう感じだと「あ、何かクラスうまくいっていないな」っていう、一つの指標になったりしていました。

後編では、学級崩壊に特に気をつけたい時期・一番重要なポイントについてお伝えします!

学級崩壊にしないための関わりと予兆って?普段の〇〇をみてるとすぐにわかります!(後編)

学級崩壊について、親や保護者ができることについては下記の記事でお話していますので、子どものクラスが学級崩壊っぽい、心配な親御さんはぜひご覧ください。

関連記事:【学級崩壊】我が子のクラスで!どう向き合う?親ができること


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