【先生への】「先生むかつく!」と言う子どもへの対処方法【反抗】
子どもの「ヘリクツ」にどう答える?教育者が語る、好奇心を育む返し方
子どもが発する一見「ヘリクツ」に聞こえる疑問や質問は、実は深い洞察や好奇心から生まれている可能性があります。教育現場で数々の質問を受けてきた先生が、子どもたちの鋭い問いかけにどのように向き合い、彼らの思考をさらに深める機会に変えてきたのか、具体的な事例とともに解説します。
1. 「どうして?」を潰さない対話術
のんちゃん先生、子どものヘリクツにイライラしてしまいます。のんちゃん先生はどうしていますか?っていう質問が来てます。
生徒T
のんちゃん先生
ヘリクツね。結構ありますよね。あるなと思いますね。
のんちゃん先生
なんかこの間質問で受けて面白かったんですけど、あのそれこそあの対談とか一緒にしている平本さんいらっしゃるじゃないですか。平本明夫さんに、「子ども頃ね、結構ね、ヘリクツいっぱい言う子どもでね、こんなこと言ってたんだけど、どう答える?」って言われて。
のんちゃん先生
あの算数の問題がありますと。時速何kmで自転車が走ったら何分後にこの場所に着きますか?みたいな速さの問題があったら、「いや、大体自転車っていうのは時速とかは変わるもので、そんな同じ時速で走り続ける自転車とかありえないし、大体初速も違えば止まる時のあの速さも違うのに、この問題は前提から間違っていて、こんなものを計算する意味はないと思います」って先生に言ってた。
のんちゃん先生
「はい、どう答える?」って言われた時に、「あ、そうなんだね。あきお君はそう思うんだね。で、それもその通りだと思う。だけれども、この問題を出してる人の知りたいところとすれば、自転車のその矛盾はもちろんある上で、この速さと速さっていうものが時速、時間、距離っていうものとどういう関係性になっているのか分かっていますかっていうのを確かめたくて、この問題があるんだよね」って。
のんちゃん先生
「で、そこの矛盾っていうのは、ご指摘の通りなんだけれども、ここに何も書かないと、あ、その仕組みが分かってないんだねっていう風に判断はされる。で、ここに矛盾はあるんだけど、こう書かれたらこういうことだよってことを書けば、その仕組みが分かってるんだなと判断されるっていうだけのもので。で、その上でここにその矛盾がある上で書くか書かないかっていうのは、あきお君が選んでいいと思うよ」で答えますって言ったら、「すごい〜」って言われた。「そう言われたら書くきゃなかったかも」って言われましたね。
のんちゃん先生
いやでもちょっとめんどくさい子どもですね。でも結構いるというか、ま、そう思うよねとか、そういうこと突っ込んで言いたくなるよねっていう年頃あると思うんですよね。
2. 算数・理科の「なんで?」への返し方
いくつかこんなん言われたらどうしますかみたいなのがあるんで、ちょっといくつか例出してもいいですか?
生徒T
のんちゃん先生
お願いします。
じゃあ1個目。食塩水の濃度ってなんで測らなきゃいけないですか?
生徒T
のんちゃん先生
食塩水の濃度。算数の問題。算数の問題。それもだから一緒ですよ。「そうね」って。食塩水の濃度を計算したという経験は、皆さんの年を終わって大人になってから一度たりとも私はない。ないのだけれど、ここで理解させたいことっていうのは、全体に対してこの入っているあの個体がこのくらいだった時に、濃度っていうのはこういう風に出すものだっていう理屈を教えたくって、ちょうどいい食塩水ってものが出てきてる。分かりやすいんじゃない、多分。で、これ計算をして、その仕組みっていうのは分かってねって問題だと思うよ、って答えますね。
もうなんかグの音も出ないですよね。じゃあ次。なぜ兄弟はいつも違うタイミングで家を出るんですか?
生徒T
のんちゃん先生
あ、これ兄弟のあれですよね。それこそ何分後に追いつく、この仕組みが分かっていますかっていう問題を出したいがために作っているので、兄弟が同じタイミングに出てしまったら、その問題が作れないわけなんだよねと。
のんちゃん先生
それがちょ設定として、秋夫君とノリオ君とかってするよりは、弟と兄とかの方がした方が、同じ家から出たことが説明しやすいしとか、その辺の事情でそのように作られているので、いつも違った時間に出るのは、こういう問題を作りたいという目的があるからだと思いますよ。
だから弟はいつも忘れ物するんですか?準備すればいいのにって思うんですけど。
生徒T
のんちゃん先生
あ、そうそうそう。だからこれさ、物語文書いてるわけじゃないんだよね。だから後から出るにはとか、後からお兄ちゃんが自転車で追いかけるためにはだよ。そのような設定にすると便利だったから、いつもそのようなシチュエーションがね、出てくるの大変。バリエーションが少なくてそう思うかもしれないんだけど、こういう問題を作りたいって今単元でこういう勉強してるからよく出てくるよって言いますかね。
アメAがいっぱいあって、アメBもいっぱいあって、アメCもいっぱいあって、これをクラス全員で分けるんですとみたいな問題で、なんで全員分用意しておかないんですか?
生徒T
のんちゃん先生
いや、だから、だからこれは割り切れないという余りが出る割り算の問題っていう時は、全員ぴったり用意しちゃったら余りが出ないじゃない。その数を設定しているという話で。余りが出ない単元に戻ってみましょう。全部ぴったりですから。見事にどうしてこんなにぴったりですかっていうくらいに全部ぴったりな問題が出てますから。その学びたいものの目的に応じて問題が出ているってことですよね。
りんご5個もらいました。2人で分けましたみたいな問題があった時に、めんどくさいから全部食っていいですか?っていう。
生徒T
のんちゃん先生
そうそう、そういうのね、よく言われる。言われる。「分けなくて良くないですか?」とか。めんどくさいので、僕食べませんとかっていうのはよくありますね。これはなんかヘリクツっていうか、本当にめんどくさいんだろうなって思うところで。「そうだね」って。めんどくさいから全部あげようって思ったら、分けなくてもいいかもしれないんだけれど、この問題には分けますって書いてあって、割り算の勉強なんだけど、どこがめんどくさい?って聞きながら一緒にやりますね。
誰からもらったんですか?
生徒T
のんちゃん先生
それ低学年でよくあるやつですね。りんご5つあります。3つ増えましたと。そしたら、「え、りんごくれる人誰だろう?誰からもらったのかな?おばあちゃんじゃない?いやいやいやいや、親戚とかだよ」みたいな。「お中元とかいうやつじゃない?」みたいな話になって、全然その授業が、先生がイライラし始めるみたいなのありますね。
のんちゃん先生
そう、低学年とか無邪気にね、「俺りんごじゃなくて梨がいい」とかつって、「いや、梨よりぶどうだろう」とかって言ったら、誰かが「俺昨日ぶどうもらった」とか。授業にならんし、みたいな時に関係ないこと喋らない。先生が怒ってるところをよくこう目にしたりするんですけど。
のんちゃん先生
私の時どうしてたかって言うと、「そうだね。問題をとこう。もう1回読みます」とかって言って、「りんごが」とかって。「いいですか?気になるかもしれないけど、誰からもらってもいいです。そしてこれはりんごです。では問題を解け」みたいな感じでやってた気がする。
のんちゃん先生
その否定もしなければ、ここに先生がちょこでも乗っちゃうと、「いや、やっぱり私も梨だよ」とかって言っちゃうともう結構盛り上がっちゃうんですよ、その話が。だって子どもは計算するよりそういう話の方が楽しいから。乗らないけど、「うるさい」とかって否定すると、なんか途端つまらない場になってしまうから。
のんちゃん先生
そう言ってたし、「ここに書いてあるのはりんごです。でもこれは問題をこう解けりゃいい話だから、頭の中でドラ焼きにしていても構いません。では始めます」みたいなのもしてたかなって思います。
でも先生、知らない人から物もらっちゃいけないってよく言うじゃないですか。
生徒T
のんちゃん先生
ね、そういうのもあるよね。でもこの算数の問題にはね、知らない人からとも書いてないから、きっと知らない人じゃなかったのかもしれないね。はい、では問題を解いてくださいみたいな感じ。
3. 国語・体育・図工の「なんで?」への返し方
他にもこんな面白い質問ありましたよみたいなところありますか?
生徒T
のんちゃん先生
例えば国語だとなんで漢字書けなきゃいけないんですかとか。このiPadとか携帯が全盛期の時代に、なんか漢字書くの嫌いな子いっぱいいて。漢字は書いて欲しいなっていうのはやっぱ言っていて。
のんちゃん先生
で、私は直接子どもから「なんで漢字書かなきゃいけないんですか?」みたいな言われたことはそんなにないんだけど、伝えていたのはそのまま伝えるのがいいかなって思うんですけど。
のんちゃん先生
「確かにみんながこれから大人になっていく未来っていうのは、私たち、私が育ってきたこの時代よりももっともっと書く機会っていうのは少なくなってくると思う。だってパソコン打ったら出てくるし、スマホ打ったら出てくる。ただ、日本人として生まれて、私、漢字書けることってすごいかっこいいことだなって思ってるんだよね」って。
のんちゃん先生
私、あの1年間イギリスに留学してたことがあるんですよ。海外も旅行行くの結構好きで。クレジットカード使うと、シグネチャーって言ってサイン書く時あるですよね。で、その時に漢字書くと、「ワンダフル」って言われるんですよ、海外の方に。あれ、海外の方が書こうとするとやっぱ難しい、漢字って。
のんちゃん先生
で、「ワンマップリーズ」とかって言って、あの田舎の方のインドとかに行った時に、なんかそれはシグネチャーじゃなかったけど、漢字書いてみたら、すごい「わあ、すごいね」って言われて。これ文化だから、やっぱり自分の国の言葉っていうのを自分の手で書けるっていうのは結構大事なことなんじゃないかなって思うし。
のんちゃん先生
あとすごく便利なところで言えば、これはタブレットでもできますっていう時代にもうなってるけど、漢字を例えば電波がないとか、電子機器が使えないみたいな時に、私、中国人の友達とは英語でお互いコミュニケーションが取れない時は、漢字でコミュニケーション取ったんですよ。漢字は大体意味が一緒だったから、中国と日本で。
のんちゃん先生
なんかそういう風に使うにも、漢字ってすごく素敵で、その意味を持っている文字っていうのって、世界的に見ても少ないんですよね。表音文字って、ひらがなとかカタカナみたいに「あ」つったら「あ」みたいな文字ってやっぱ多い。アルファベットもそうなんですけど。あれだけこう文字の中に意味が含まれているものっていうのはすごく珍しくて、それがもううんぜんとあるっていうのを、やっぱこれだけこう覚える文化の中に生まれたっていうのは、一つ特性だし、誇れることだし、幸せなことだなって私は思うから。
のんちゃん先生
「小学生で使うその習う漢字って、割とよく使う、よく出てくる漢字たちで、私は覚えといて損はないと思うよ」って。よく伝えていたのが、その新出漢字っていうのは、一生に一度で、何度も何度も5年生になっても中一になっても新出漢字とかって「森」とかって出てこないから。この一瞬なだけだから、初めましてっていう気分で、自分が覚えられる範囲で覚えていく努力をすることっていうのは、私はみんなの将来を豊かにするんじゃないかなと思う。
のんちゃん先生
が、知らん。ともうタブレットがあって、スマホがあって、パソコンがあって。なので、自分は漢字を覚える必要がありませんっていう人はどうぞご自由に。ただ、漢字テストの点数でこの成績をつけね、この成績は悪くなるけれども、ま、そういう時代も来ると思うし、別に否定はしないけれど、私は素敵なことだと思うと伝えていましたね、漢字については。
他にもなんかこんな質問あったよ、こんなヘリクツあったよみたいなのがありますか?図工とか体育とか。
生徒T
のんちゃん先生
ヘリクツっていうか、子どもたちにとってあんまり好きじゃない、めんどくさいものとかっていうので言えば、マットが嫌いな子は「マット嫌だ。やりたくない。なんでこんなのやらなきゃいけないんだよ」って言ってたし。鉄棒もそうだし。「なんでこんな箱みたいの飛ばなきゃいけないんだよ」言ってたし。「なんで運動会でダンスを踊んなきゃいけないんだよ」とかいうのはよく子どもたちは言ってましたね。
例えば跳び箱だったらどう返してました?
生徒T
のんちゃん先生
ああ、跳び箱の時に返してたのは、えっと、跳び箱で鍛えられる能力っていうのは、この腕の支持っていう、その自分の体を支えるっていう腕と、跳躍の感覚。こうぴって飛んだら前に進むって、こう手で送って前に進むっていうのって、例えば、えっと、飛び箱上手に飛べる子って、たたたって走ってって、体のステージあるじゃないですか。ステージにぴょンってそのまま飛び乗れるんですよ。でも、飛び箱苦手な子って、あれをよいしょよいしょって登る。あれもこう身体感覚なわけなんですよね。
のんちゃん先生
だからこの腕で体を運ぶ感覚とかっていうのって、例えば、みんなはやんないかもしれないけど、ちょっとボルダリングやってみようかなとか、あの山登りでちょっとこう高い崖のところを登ってみようかなみたいな、運動能力っていうのを身につけるなんか基礎的なものっていうのが、小学校の体育に入ってるんだと思うよと。
のんちゃん先生
だからその感覚っていうのを自分が伸ばせる範囲で伸ばしてみようって思う人は是非やってみて欲しいなっていう風に伝えた上で、どうしてもやりたくない人はやらなきゃいいと思っていて。大事なのは、やってる側がめちゃくちゃ楽しいものにすることで。
のんちゃん先生
私、跳び箱全員飛ばせるようにできるんですよ、3段までだったら。これもやり方があるんですけど、こうすると全員飛べるようになる。で、ネットで探してください。やり方出てくるんで。で、その通りやると本当に40人とかみんな飛べるようになります。
のんちゃん先生
で、何かを頑張って挑戦してできたっていう経験っていうのが、子どもたちの自信の糧になっていくののいいきっかけに、跳び箱とか逆立ちとかめっちゃなるんですよね。だからこういうところで大切だよと。自分の体がどう動くか、どんな風に動かしたら自分の体がどんな風にこう飛んだり跳ねたりするのかみたいな感覚を知っておくことって、怪我も防ぐし、いろんなことに将来、こう生涯的なスポーツとしてこう調節していく時に悪いことはないと思っている。
のんちゃん先生
ので、その基礎の子どもたちの体の感覚っていうのを鍛えると同時に、チャレンジしてできたっていう経験を作っていくってのが、体育は大事なとこだと思ってたので。鉄棒でいいとここういうとこだよ、跳び箱でいいとここういうとこだよっていうのを是非教える側の先生が伝えるようになっていくと、その上でやって楽しいを作り上げていくと、ま、みんなやってましたねとは思う。
何言っても返ってきますね。
生徒T
のんちゃん先生
図工で面白かったのは、絵画の嫌いな子とかは。面白いのは、「こうやって書けよ。今日は人物がこういろんな動きをしているのを書くから、こう棒立ちじゃなくて、こんな風に画面をこう画用紙いっぱいに使ってこんな風に書くよ」っていうの言って、「はい、始め」って言ったら、3秒からで終わりました。「人書きました」っていうなんか棒人間がこうやってやって、動きもつけましたみたいなのを3秒で提出する子とかっていうのはいましたね。
どうしたんすか?
生徒T
のんちゃん先生
「私が思い描いたものとはちょっと違ってごめんね」って。「終わったっていうのは分かるんだけど、図工の教科書と見比べて、あの、ここにはクレヨンで最初のこう輪郭を書いた後に、絵の具で塗って、背景と主人公とのこう遠近みたいなものを表現して成績をつけるっていうので、えっと、この図工の単元は全部で6時間っていう風に設定されているので、今日の2時間、そして来週の2時間、再来週の2時間で、私は計画を立てています。終わったは分かるんだけど、これからそうすると、6時間、ほぼ6時間暇な時間っていうのが続くことになっちゃうんだけど、それでもこれで終わりにする?」って。
のんちゃん先生
「やってみようと思った時に、もうちょっとこう色とか、もうちょっとこう背景とかで工夫できるところを新たなこう発見に繋がるかもしれないと思うんだけど、どうしても嫌だと。これは関心意欲態度C、技術C、工夫C、ここ図工のこの単元に関しては全部CCCで、全部の工作が好きでも何でも、全部のこう足を引っ張って、すごう真面目にやらなかった人みたいに見えちゃうけど、いいですか?」って言うと、大体「うっ」て言いながら戻った。
のんちゃん先生
そしたらそばに行って、「いいね、いいね」って。「今顔描いた?顔描くとしたら、ちょっとなんかこういう風に、例えばこうやって書いたらめっちゃ良くなると思うよ」とかって言って、「こういうこと」とかって言って、「いいね、いいね」って。「で、これでここら辺までこう埋めていくと、ま、Bくらいにはなるから」とかって言って、なんかこうやってやり始めると結構楽しくなって。
のんちゃん先生
ま、それでも3時間くらいで終わっちゃう子いるんですよ、6時間設定でも。3時間くらいで終わる子に関して、「うん、私はもっとここがもっと塗られていたら丁寧だなって思うよ」とか何かしらのコメントはしますけど、「いいです。これで完成です」って言われたら、「はい、分かりました」って受け取って、残りの時間は「できることを席について他の人の制作の邪魔にならないことでできることは何ですか?」って聞いて、帰ってきたもので問題なければそうやって過ごしていたみたいなことはあったかなと思います。
4. 「足曲げただけだもん」にどう対応したか
面白い。あとさっき話してたフリースクールの電車の話。
生徒T
のんちゃん先生
あ、電車に乗ってた時に。電車に乗ってた時に、一緒に送り迎えで私が送り迎えしているので、電車に一緒に乗っていた子が、電車の中の真ん中のとこで座ったんですよ。電車の、ま、割と混んでいる電車の真ん中で座ることって、ちょっと危険じゃないですか。ガッタンとかって言った時に、人が倒れてきたらどうも防ぎようがないとかね。
のんちゃん先生
なので、そこで「座らない方がいいよ」って。「人の邪魔にもなるし、真ん中だし、何かあったら避けられないし、だから座らない方がいいと思うよ」って言ったら、「座ってないもん。足曲げただけだもん」で返ってきたのは。
返した。
生徒T
のんちゃん先生
笑っちゃった。「ちょっと住民アンケート取ってもいい?これは座っていますか?足を曲げているだけですか?」って。住民アンケートをこう10秒動画くらいとって調査したいぐらいだわって言って。
うん。
生徒T
のんちゃん先生
「で、どうしたの?」って言ったら、「足が疲れたんだもん」って言うから。「だって、じゃあ足が疲れたんだったら、あそこの端っこのところが開いてるから、立ってあそこに酔っかかるっていう方が、みんなの迷惑にもあなたの危険にもならずに私はいいと思うけれども、協力お願いできますか?」って言ったら、「はーい」って言ってた。で、そこにこうやって次は酔っかかってましたね。笑っちゃった。それは面白かった。
5. ヘリクツを「理論遊び」として楽しむ
なんかでもさっきから聞いてると、すごくうまく返せてるなっていう風にすごい思うんですけど、これ返すコツってあるんですか?
生徒T
のんちゃん先生
返すコツは、あんまりヘリクツだと思ってないです。ヘリクツって屁のような理屈じゃないですか。言うたら、その理屈でもないのにこねくり回してとか、相手の揚げ足を取って屁のように返してくるものみたいな扱いじゃないですか。私、子どもたちのそういうコメントって、ヘリクツっていうよりは、なんか心地よい突っ込みみたいなものだったり、こちらのこう当たり前と思っている幅を広げてくれるヒントだったりするなと。
のんちゃん先生
大事なのは、それを言った子どもがどんな気持ちで言ったんだろう。その低学年の「え、俺はぶどう昨日食べたよ。いや、梨が午後の方がいいよ」みたいなやつは、めんどくせえとか、なんでこんな問題やんなきゃいけないんだよとかじゃなく、楽しくなっちゃって言ってるわけですよね。そういうものに対して「うるさい」っていうよりは、「うん、そう思うね」って。頭の中で梨にしてもいいよ。では問題を解き始めてください。みたいな感じの、別に否定もしない。一緒に楽しみながら、ただそれを広げすぎると本当に収集つかなくなっちゃうので、その辺のメリハリはつける。
のんちゃん先生
ものに対して、ちょっと面白がってこう理屈で返してくる場合もあるんですよ。平本あきお君とかもそうだし、あのあれですよね。「どうして兄弟はいつも違うタイミングで出てるんですか?」みたいなのって、ちょっとこっちの腕を試してきてるみたいなとこってあるなって。で、その場合は冷静に返すっていうのが大事かな。余計なことは言わない。「うるさい」とかって言うと、やっぱ上から行くと反発か、孤離れるっていうのを産むなと思うので。
のんちゃん先生
「そうですね」って。「私が思うに、これには目的があるので、このような問題の仕組みになっているんだと思います。なので、この先もこの単元の間は、たくさん兄弟は別々に出発すると私は思いますが、どうですか?」とかって言うと、「そうですね」って取りかかる感じ。だからこう真面目に、真面目にっていうか、本当にその理屈に対して理屈で私も返したらどう返してくるかなを楽しむっていうところが、こう理論遊びみたいな感じかな、あるかなと思います。
のんちゃん先生
大してめんどくせえ、やりたくない。図工とか、「足を曲げてるだけです」とかそうなんですけどっていうので帰ってきた場合は、その気持ちに寄り添いつつ、「どこが苦手って思ったの?」とか、「どうして今の発言が出た?」とかっていうのを聞くと、「疲れたんだもん」とかが出てきた時に、そっちに寄り添うっていう。なんでそれが出てきたのかなっていう背景に関心を向けつつ、返ってきた言葉を楽しむ。ヘリクツだと思わずに楽しむっていうのが大事なんじゃないかなと思います。
のんちゃん先生の話を聞いてると、すごくこう背景を説明すごく上手にしてるなと思っていて。
生徒T
のんちゃん先生
その辺りどうですか?なんかそのヘリクツと言われるものが帰ってきた時に、自分の頭の中でこう働くのは、「そうだよね」って。そもそもなんでこれってやらなきゃいけないんだっけとか、なんでこの問題っていつもこうなってるんだっけっていうのは、背景っていうか、その目的があるわけですよね。で、その目的を改めて考え直すいい機会をもらってるなって思うんですよ。
のんちゃん先生
例えば、ここで「座らない方がいいよ」って。「足曲げてるだけだ。足曲げてて何が悪いの?」とかって帰ってくると、「何が悪いんだっけ?」って考えるんですよね。でも、やっぱりここで足を曲げているだけであっても、やっぱ危険だなと思った時はそれを伝える。だから改めてその背景を説明するのがうまいというより、背景を一生懸命考えるかな。
のんちゃん先生
で、その上でわかんない時は私もわかんないって言います。
あ、そうなんですね。
生徒T
のんちゃん先生
そうそうそうそうそう。やっぱ先生としてこうそういう学習面を伝えているとか、親としてこうなんか話してる時に、「なんでそうなってるの?」とか。さっきちょっとあった、「え、12345って上からこう下から上がっていくのと、上から戻っていくのと、どうして読み方が変わるんですか?」とかいうやつとか。「4とか1234567891011121314151617181920」みたいな。「なんで変わるんですか?」みたいな。知らないから。
のんちゃん先生
知らないことを言われた時に、自分が知らないことを指摘されたような感じがして「うるさい」って返すと、これいい疑問だから。どうしてですかって何かのその気づいたことに対して「どうして」って生まれるのはすごくいいことなのに、「うるさい」って言うと、余計なことは言わないみたいなこう思考になっちゃうともったいないので。
のんちゃん先生
なんかそういう時は、「ええ、そんなの全然思ったことなかったけど本当だね。是非調べてみて教えてね」って返すと、調べてみてくれた子が教えてくれる。それはもうみんなで深まってすごくいい話なので、わかんないことは「ええ、知らない、わかんない」ってそのまま言います。わかんないって私言うことすごく多いです、子どもの前で。
そうなんすね。
生徒T
のんちゃん先生
だってわかんないんだもん。なので、是非わかんないことはわかんない。「や、私考えたこともなかった。よく気がついたね」って。で、是非調べて教えてって言うと、子どもたちが調べて教えてくれるんじゃないかなとも思いますね。
あの、是非みか先生を困らせるヘリクツをコメント欄に書いて欲しくて。それがみか先生どう答えるんだろうみたいな、すごい楽しみだなと個人的に思ってるので、是非コメント欄にみか先生を困らせるヘリクツを書いてください。
生徒T
のんちゃん先生
是非楽しみたいと思います。分かりません連発になるかもしれない。調べてください。ご自身が困った子どものヘリクツでも全然構わないので、よろしくお願いします。
まとめると、子どものヘリクツは。
生徒T
のんちゃん先生
やらせているものの目的を考えるいい機会になるので、ヘリクツと思わず、楽しくどう返せるか、どう自分。そうですね。自分なりにどう解釈してどう返せるのかっていうのを楽しむいい材料にしたらいいんじゃないかなと思います。
ありがとうございます。
生徒T
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